悟空たち地球の戦士がベビーを倒してから100年が経ち、戦士たちの戦いを知る者は、パンを残すだけとなっていた。100歳をこえても元気なパンは弱気な孫・悟空Jr.と暮らしていた。悟空にうりふたつのJr.だが、性格はまるで違って弱気なイジメられっ子。パンはかつての悟空のように勇敢になって欲しいと願うが、Jr.はやり返したらコテンパンにされるだけと、イジメられても黙って帰ってくるだけ。それでも本当の勇気の意味を教えようとしたパンは、突然発作を起こして床に倒れてしまう。病院に運ばれたものの、弱りきっているパン。不安になり、泣きながらパンの回復を祈っていたJr.は、ふと壁の写真を見上げる。そこには若かりし日のパンと、ドラゴンボールが写っていた…。
『ドラゴンボールGT』の41話と42話の間に、TVスペシャルとして放映された番外編。悟空の戦いから100年が過ぎた世界の物語で、戦士たちが築いた平和が遙か未来まで続き、子孫にまで受け継がれている様子が描かれている。TVシリーズ本編からつながる描写も多く、この物語に触れた上で最終回を見れば、感激もまたひとしおだ。
ドラゴンボールGT 悟空外伝! 勇気の証しは四星球
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