NHK特集 二・二六事件 消された真実
昭和51年(1976)から平成元年(1989)まで13年間にわたって放送。「実験性」と「スクープ性」を基本方針に、NHKの総力を挙げて制作された大型番組です。第1回「氷雪の春」から最終回の「カリブの海の大リーグ志願者たち」まで、1378本を放送しました。さまざまなジャンルを扱いましたが、ここでは、特に現代史を扱った番組を集めてみました。二・二六事件から50年後の1987年、事件の定説を揺るがす新たな資料が発見されました。作家・澤地久枝とともに、二・二六事件の闇に葬られた真相に迫ります。昭和11年(1936年)に陸軍の青年将校たちが引き起こした二・二六事件。事件から50年が過ぎた1987年、NHKのスタッフは、事件の定説を根底から揺るがす新たな資料と巡り会いました。それは二・二六事件の軍法会議で主席検察官を務めた匂坂春平の残した膨大な調査資料でした。番組では作家・澤地久枝とともに、この資料を綿密に調査・分析し、二・二六事件の闇に葬られた真相に迫ります。
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