視聴率25.2%でも「相棒13」衝撃ラストにドラマファン残念?!最終回見逃した方のためにあらすじと関連動画

2015年03月19日21時40分ドラマ

3代目相棒を務めた成宮寛貴の卒業回となったテレビ朝日「相棒Sezson13」最終回(第19話)は、平均視聴率は20.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、最高視聴率は25.2%を叩きだし有終の美を飾ったが、なんと甲斐享(成宮寛貴)逮捕で幕という視聴者が騒然となった!そんな話題の最終回を見逃した方のために詳しいあらすじを紹介!テレ朝動画では関連動画が公開されている。

視聴率的には、2年ぶりの20%越えを果たし、大成功となった「相棒13」の最終回だったが、社会をにぎわした事件の犯罪者に制裁を加える目的で襲うなどした人物が、実は甲斐だったと分かり、逮捕。相棒を組んでいた右京は管理責任を問われ無期限の停職処分になるという後味の悪い結末。享の爽やかなキャラクターはラブラインもありで人気だっただけに、最終回終了直後はツイッターや相棒の公式Facebookにも残念がるファンの書き込みが後を絶たなかった。

最初の相棒役を務めた寺脇は退職、2代目及川は異動という形で特命係を去った。2012年の「相棒11」から登場して3年、成宮がまさかの逮捕という形で相棒を卒業するとは? 既報の「○○妻」最終回もヒロインが死亡するという結末となったが、どうも最近は後味の悪い終わり方をするのが流行の傾向にあるのだろうか?

もっとも今シーズンの公式発表で「今回の『相棒』には“変化”がある」と伝えられていた。また、卒業発表後に行われた会見で、成宮の卒業について水谷は「今回、一つだけ言っておけるのは、僕がもし杉下右京でなかったとしたら泣いただろうなと思いましたね。でも、杉下右京は泣くわけにはいかないので泣いていないですけど…まぁそんな感じですかね(笑)」と話していたが、こんな結末になることをだれが予想しただろうか。
では、ネットを騒がせた最終回を見逃した方のために詳しくあらすじをご紹介。

■最終回「ダークナイト」おさらい
2年ほど前から、法の裁きを逃れてきた悪党たちが制裁を加えられる連続暴行事件が起きていた。制裁を加えているのは“ダークナイト”とネット上でもてはやされる犯人。ダークナイトは暴行はしても致命傷は与えないのが特徴。ところが、単なる暴行事件ではなく都議会議員が過剰な暴力によって殺害される事件が発生。
目撃者の証言から、捜査一課は犯罪者でダークナイトの犯行と断定。だが、享は過去のダークナイトの犯行を真似た模倣犯と決めつけた。享をたしなめながらも右京もまたこれまでのダークナイトの事件と今回の事件の質の変化に違和感を覚えた。

これまでターゲットに寛大だった世間の目が、ターゲットを殺害したことで厳しくなり、警察では総力を挙げてダークナイト逮捕に動き出した。享は、今回の事件は、喧嘩をしたことのない模倣犯が、加減がわからずターゲットを死に至らしめたのだと考察し、享主導でダークナイトを自称する男・種村を逮捕。一件落着となったが、享はあくまでも模倣犯を主張し、彼が模倣犯だと証明するといつになく強気。

マスコミが都議会議員を殺害した犯人として種村逮捕を報道し、世間が彼をダークナイトと認めてしまったことで享は焦った。
そんな享の“変化”にイチ早く気付いた右京は、さりげなく享と距離を取り、単独行動。

そんな折、種村が移送中に脱走。脱走途中でなんの迷いもなく経路を進んで逃げ切ったことで右京は、種村が何者かに手引きされて脱走したと推察。右京の読み通り、種村は拘置所内でダークナイトのシンパを名乗る人物からの手紙で迷うことなく逃げ延びたのだった。
だが、脱走した種村は暴行され種村負傷。それでも種村は本物だと言い張り、自分を暴行したのは模倣犯だと言い張り、右京は「本物のダークナイトを逮捕しない限り、彼が模倣犯だと証明できない」と享に告げた。

その頃、右京は単独調査で、3年前に死んだ享の親友・梶の妹の痛ましい事件から享がダークナイトだと疑った。
その事件とは、梶の妹が突然通り魔に襲われ、体中三十数か所めった刺しにされ殺害された一件。通り魔犯は、犯行当時脱法ドラッグをやっており心神喪失状態で無罪放免。これに怒った梶が犯人に襲い掛かろうと飛び出したが、享が制止。そして、治療を受けて釈放された通り魔犯を親友に代わって享が暴行を加えた。世間はこれを天誅だと喝采し、ダークナイトと呼んだ。そして、その後も法で裁けない悪党をダークナイトが成敗した。

右京はごく少数の人間しか知らない種村の逃走を、恋人の見舞いで知らないはずだった享が知っていたことで、種村を襲ったのは梶で本物のダークナイトは享だと気づいた。享は罪を自供し、逮捕、懲戒解雇が確実になった。管理責任を問われ右京にも無期限の停職という重い処分が下った。

息子・享が警察を辞めてくれることを望んでいた次長の甲斐峯秋は、「人材の墓場」と揶揄されている右京の下についたことで、享が刑事を辞めることを期待していたが、こんな結果になるとはと、自分の読みの甘さを寂しく笑った。
日本を発つ右京を享が初めて父に便宜を図ってもらって空港まで見送った。「愛想が付きましたか…」と心細げの享に右京は、「二人はまだ途中じゃないですか。待っています」と答えた。


享を怒鳴りつけた右京の憤り、拘置所の中での父・峰秋のビンタが悲しかった。果たして「season14」や劇場版の続編が製作されるのか? そしてもし次回作があれば次の“相棒”は誰なのか? 「相棒13」は終わったが、まだまだ相棒の話題は尽きそうもない。

刑事の右京には当分会えそうもないが、4月に公開される浅田次郎原作の映画『王妃の館』で、天才小説家・北白川右京として登場する。映画の予告動画が公開されているので、その変貌ぶりをチェックしてみよう。
映画『王妃の館』公式サイト

テレ朝「相棒season13」番組公式サイト
テレ朝動画「相棒-劇場版Ⅲ」予告動画

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