「逆賊-民の英雄ホン・ギルドン-」第29-最終回あらすじと見どころ：王への反撃～民の英雄！予告動画

香州牧の民に恐れをなした王は精神的に不安定になり、常軌を逸した行動を取る…謀反成否の鍵の握るのは民の英雄ホン・ギルドン！さあ、感動の最終回の結末は？ユン・ギュンサンの初主演作、BS-TBSで放送中の韓国ドラマ「逆賊-民の英雄ホン・ギルドン-」9月5日(水)放送の第27話と第28話のあらすじと見どころをご紹介、番組公式サイトに予告動画が公開されている。

※7日（金）からは熱血刑事（クォン・サンウ）と推理マニアの主婦（チェ・ガンヒ）がタッグを組み難事件に挑む謎解きラブコメディ「推理の女王」を放送する。

※あらすじを読んでからドラマを視聴しても楽しめるように配慮していますが、気になる方は「見どころ」を先に読んで、「あらすじ」はドラマ視聴後の確認用にご利用ください。

【「逆賊」を2倍楽しむ】では、インタビュー映像、時代背景、実在の人物（ホン・ギルドン、燕山君）などドラマ視聴に役立つ情報をまとめているので視聴の参考にどうぞ。

■キャスト⇒相関図（番組公式サイト）
ホン・ギルドン役：ユン・ギュンサン
ガリョン役：チェ・スビン
燕山君役：キム・ジソク
チャン・ノクス（コンファ）役：イ・ハニ
父アモゲ役：キム・サンジュン
兄ギリョン(パク・ハソン)役：シム・ヒソプ
妹オリニ(サンファ)役：イ・スミン
オム・ジャチ役：キム・ビョンオク
ソプリ役：パク・チュンギュ
ヨンゲ役：イ・ジュニョク
イルチョン役：ホ・ジョンド
セゴル役：キム・ドユン
クッセ役：イ・ホチョル
オプサン役：イ・ミョンフン

■第29話「王への反撃」
香州牧の民に恐れをなし燕山君は命からがら逃げだした。保護された興青(フンチョン）たちの中にオンナンもいてオリニ（サンファ）は友との再会を果たし、彼女たちも怪我人の手当てを手伝う。巷ではホン僉知が香州牧の民と一緒に官軍を追っ払ったという噂で持ち切りとなる。

ジョンハクとパク氏は戦いに敗れた責任を問われ、奴婢の身分に落とされてしまう。燕山君は再び兵力を集めて香州牧を攻撃しろとパク・ウォンジョン（平城君）に命じるが、重臣らは香州牧のことが全国に知れ渡ることを恐れていた。

そんな中、香州牧では薬草集めをするオンナンが、寂れた小屋のなかで瀕死のある男を発見する。一方、ギルドンはガリョンの意識が戻ったことに気づき、涙を流しながら彼女を抱き締める。仲間たちもガリョンの生還を涙を流して喜ぶ。民たちの前でギルドンは燕山君を王座から引きずり下ろすという決意宣言する。ガリョンはまるで民の王のようになったギルドンがまぶしくもあり不安にもなる。

燕山君は精神的に不安定になり、常軌を逸した行動を取る。ソン・ドファンはパク・ウォンジョンと手を組んで打開策を講じる。ウォンジョンはギルドンと会談し朝鮮からの逃亡を勧めるが、ギルドンはすでに王の逃亡も官軍の撤退も知れ渡っており、全国的に蜂起の機運が高まっていると答える。さらに、民は、国の退廃は暴君だけの責任ではなく、暴君に同調した重臣たちにも責任があると考えていると告げ、助かる道は自分たちの手で王を替えることだと言い渡す。

燕山君の壊れっぷりにさすがのソン・ドファンも王を替えるしかないと考え、それにはギルドンの力が必要などウォンジョンに知恵を授ける。重臣らも、民に殺されることを恐れて謀反の道を選ぶ。最後の宴の時、宮殿に残ったのはキム内官（尚膳）とノクス、ウォラメと数人だけ。

民心という名分を得た重臣らは、反乱軍を率いて王宮に乗り込み、玉璽(王の印鑑)の返還を求める。

美女（興青）に見惚れたり、子供のようにじゃれ合ったりと満身創痍ながらもなんとも楽しそうなギルドンの仲間たち。死の淵から甦ったガリョンとギルドンとのラブラブな再会シーン。

一方、あれほど忌み嫌っていた奴婢の身分の落とされたパク氏の錯乱ぶり、自業自得とはいえ、終盤の呆けた燕山君の姿は憐れでもあり痛々しくある。燕山君が心安らぐ場所としてノクスのチマ（スカート）の中に逃げ込むシーンは観ていて辛いものがある。

さて、矢文の主は京畿道の民から信頼されている平城君ことパク・ウォンジョン！ついに表舞台に出て来た実在の人物だ。詳細は【韓ドラコラム】参照。

民のために国を替えたいというギルドンたちに対して、重臣たちは保身と、うまくいけば功臣になれるという邪心からのクーデータ。最後に城門を開けたのは誰か？

※豆知識：玉璽とは印章のこと。詳しくは■朝鮮王朝豆知識「◆玉璽」で。

■第30話（最終話）「民の英雄」
パク・ウォンジョンは兵士を引き連れて燕山君の前に現れ、玉璽を渡せと迫る。ノクスは取り乱した燕山君を優しくなだめ、死を覚悟して別れの挨拶をする。政変は成功し晋城大君が王位に就くことに。ギルドンはノクスを逃がしてやろうとするが、彼女は王の女という自分の選んだ道を歩む。最後まで燕山君を支えたキム・ジャウォンも首を吊って死のうとするが、ギルドンに止められる。

燕山君は廃君イ･ユンとして民衆の非難の声を浴びながら流刑地へと送られ、その後、流刑地で病死する。

一方、ジョンハクは自分が城門を開けたと、かつての師ソン・ドファンに名乗り出るが、師は王の前で廃妃の手紙を読んだ母を持つジョンハクは功臣にはなれないと諭す。

すべてを終えたギルドンとホン家の仲間たちは香州牧に戻り、燕山君が廃位されたと報告。ギルドンはガリョンから朗報を聞いて、愛しい妻を抱きしめる。

オンナンが助けたのはモリだった。モリに食料を届けるオンナンを連れ戻しに来たオリニ。そこに守貴単の兵が裏切り者の車人としてオリニを殺害しようとする。モリが助けてくれ傷を負ったオンナンが送り届ける。立ち去ろうとするモリをガリョンが引き留め、ギルドンたちが仲間として温かく迎える。

一方、香州牧を発ったギルドンらは、懐かしいアジトに戻る。王の後ろで権力を握るソン・フドファンを成敗すべく動き出す。モリたちは守貴単に捕らわれている民たちの救出をし、ギルドンとギリョンはパク・ウォンジョンに会ってソン・ドファンと手を切らなければ、チュンウォン君の二の舞を演じると釘をさす。自分の後ろで真の権力者として権勢をふるおうとしているドファンが目障りだったウォンジョンは、綱常罪人たちを守貴単という怪組織で勝手に罰した罪で捕え、『行録』を焼き払う。

ギルドンは「見ている」と告げて立ち去るが、ウォンジョンはギルドンもまた足かせになると考え、部下に尾行を命じる。

そんな中、ジョンハクは母と共に両班の家で奴婢として仕えていた。病を患った老奴婢は役に立たないとパク氏は生きたまた捨てられる。これを恨むジョンハクは…。
流刑地に送られたソン・ドファンはかつての栄光が再び戻ってくることを夢見る。

ギルドンたちはある村で農民として暮らしていた。モリもすっかり仲間として打ち解け平穏に暮しているが、腐敗した役人の噂が耳に入ると放っておけず、10人になったホン僉知たちは制裁を加えに出かけるのだった。

燕山君に最後の引導を渡すのは平城君（パク・ウォンジョン）。「朴元宗の乱」とも呼ばれるこの政変については「宮廷女官チャングムの誓い」序盤や「王と妃」最終回など多くの作品で詳しく描かれる。燕山君とノクスやキム内官との別れのシーンが切なく、ギルドンに別れを告げた後のノクスの歌がうら悲しい。

次代の王になる晋城大君とは11代国王・中宗のこと。詳しくは第11代・中宗は担ぎ上げられた弱腰の王？で解説。

最後までギルドンとガリョンの仲睦じい姿とじっと見ることができないモリのガリョンへの想いに注目。さあ、ラストは最高に素敵な10人のホン僉知たちの勇姿をしっかり目に焼き付けて！
★最終回まで視聴された方はこちらのチェックもお忘れなく
最終回考①：ドラマの悪人たちと実在人物の末路は？キャスト紹介も
最終回考②：ドラマが伝えたかったこと、ドラマのその後は？

◇BS-TBS「逆賊」番組公式サイト
　2018.07.24スタート　17：00-17：54
◇公式サイト

【ドラマ詳細】【「逆賊」を2倍楽しむ】