田中裕子が西太后に!「蒼穹の昴」第6-10話あらすじと見どころ:皇帝のお気に入り~結婚祝い

2019年05月16日10時55分ドラマ
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博報堂DYメディアパートナーズ/浅田次郎・講談社

光緒帝(張博)は、側室・珍妃を寵愛し、足しげく通うようになる!浅田次郎原作、大悪女の一として名高い西太后を田中裕子が演じた日中合作の不朽の名作、BS日テレで放送の「蒼穹の昴」明日5月17日(金)第6話~第10話のあらすじと見どころを紹介、予告動画はYoutubeにて公開されている。

【「蒼穹の昴」を2倍楽しむ】では、ドラマの詳しいあらすじと見どころ、ドラマ視聴に役立つ豆知識などをまとめて紹介していくので視聴に合わせてチェックをどうぞ。

■第6話「皇帝のお気に入り」
西太后の威光で隆裕皇后として宮中で暮らす事になった喜子だったが、光緒帝(張博)は、側室・珍妃を寵愛し、足しげく通うようになる。正室・隆裕の愚痴にうんざりの西太后(田中裕子)は、厳しく叱責するが、夫婦仲は冷める一方だった。その原因は、2人の妃のうちの珍妃が光緒帝の心を射止めた事にあった。西太后の手前もあって、皇后に一層憤懣が募る結果となってしまう。賢く情愛を以って皇帝に接する珍妃の下に光緒帝が通うのも自然の成り行きで、皇后を立てるように諭す西太后も珍妃の魅力と心根の良さを認めざるを得ない。
何かを気に入るというのは温かく素晴らしい事だが、それが宮中にあっては複雑な関係の要因になってしまう。西太后のお気に入りである隆裕皇后に光緒帝のお気に入りである珍妃、皇后の最たる側近宦官の李蓮英に新たなお気に入りとして目に止まる春児、光緒帝が家臣として気に入った文秀…「気に入る者」と「気に入られた者」の思惑や立場が絡み合う人間模様をしっかり把握するところがポイントだろう。
※この回の詳しいあらすじは6話詳細で。


蒼穹の■第7話「噂」
清国に駐在する日本人記者の岡圭之助は、清朝の内政についての噂を耳にする。光緒帝時代に編纂された北洋艦隊のための軍事費の一部が、西太后の別荘として使われている頤和園の建設に流用されているという内容である。文秀(周一囲)は、国の内情を憂いつつ、謎の女性ミセス・チャン(殷桃)に惹かれていく。一方宮中の春児は、体調不良で集中できないことから西太后の言いつけを聞き逃してしまった上司の宦官が叱責されている際、つい罰の肩代わりを申し出る。
宮中外にもスポットが当たり、清国に駐在する外国人たちも登場する。これまでの宮中だけの人間関係と違って、対外的に清朝がどういう状況にあるのかという歴史的な視点が必要となってくる。世界情勢が急速に拡大する中にあって、いつまでも中華帝国を誇ってはいられない現状にあって宮中はどう反応するのかというのが今後の清国の斜陽の引き金となってしまう。そうした歴史の転換期こその波乱が人の運命にどう関わってくるのかがキーポイントとなる。外国人たちの会話から清国の置かれた状況を把握しておくと良いだろう。
文秀と春児は宮中での要職の一歩を踏み出したばかりだが、役人と宦官という立場の別から周囲の人間関係もそれぞれが異なっている。一般では敵同士ともされる立場に2人がいるという事を念頭に置くことが大切になってくる。
※この回の詳しいあらすじは7話詳細で。


蒼穹の■第8話「龍玉の歌」
出過ぎた態度で西太后(田中裕子)を怒らせた春児(余少群)は棒打ち50回の刑罰を受けていた。だが、春児が歌う歌を聞き、刑は中止となる。「春が来て春が去り、雲が来て雲が去る…」その歌は、以前ミセス・チャン(寿安)が安徳海から聞いて西太后の耳に入れた龍玉に関する歌と同じであった。改めて詩の内容を確認しようと覚書を見た西太后は、歌の行頭の文字を並べると「春雲来たりて龍玉を得る」の文になる事に気づく。そんな折、春児のもとに安徳海が危篤との知らせが入る。
これまでにも度々登場して春児の運命と深い関わりがあるとする龍玉が、いよいよ春児の運命に影響を与えてくる。何故安徳海が春児を見出したのか、そして西太后は春児と龍玉の関連をどう察知するのかが話の山場となる。
また、死に瀕した安徳海に対して春児は何をするのかも見せ場である。それは宦官というものがどういう立場にあってどんな考えやしきたりがあるのかという部分がドラマの基本となる場面である。
※この回の詳しいあらすじは8話詳細で。


蒼穹の■第9話「恋ごころ」
ともに惹かれ合う文秀(周一囲)とミセス・チャン(殷桃)。その最中、文秀の師・楊喜楨の娘との縁談が持ち上がる。その素性から一緒にはなれないふたりの想いは揺れ動く。そんな頃、光緒帝は実父の醇親王が病に倒れているところを西太后に遠慮して面会に行く事が出来ずにいた。その事実を光緒帝付きの宦官から聞かされた春児は何とかならないものかと思いを巡らす。
文秀を取り巻く恋模様だけでなく久々に光緒帝とその周辺人物も関係してくる。光緒帝の実父であり西太后にとっては義弟である醇親王、先々代皇帝の弟である恭親王といった人物関係も把握しておくと話が分かりやすくなる。春児と文秀、それぞれが宮中での信望が厚くなるにつれて、2人の立場上の問題も微妙なものになってくる様子も今後に関わってくる。
※この回の詳しいあらすじは9話詳細で。


蒼穹の■第10話「結婚祝い」
京劇「四郎探母」を西太后の前で上演させる事に成功した春児だったが、それを見て親子の情に思いを馳せた西太后は光緒帝の実父である醇親王の見舞いに行く事を決意した。光緒帝を伴った見舞いで皇帝はようやく病床の実父と対面する事が叶い、直々に遺言を渡される。 優れた官僚である文秀(周一囲)に恩を売っておきたい西太后(田中裕子)は、結婚祝いとして至宝「夜の真珠」を贈る。皇帝派の文秀(周一囲)はその策略をどう乗り越えるのか・・・
前回の最後で春児が京劇役者と一致したという「四郎探母」という演目が、光緒帝が実父への見舞いを実現させるキーポイントとなる。人の心を読んだ春児の取り計らいで、西太后やその周辺での春児の地位は確固たるものとなっていく。しかし春児が宦官として出世すればする程、官僚である文秀との壁が徐々に明確になる。文秀の結婚によってそれぞれの立場がどう変化するのかに注目したい。
※この回の詳しいあらすじは8話詳細で。


■キャスト
西太后役:田中裕子
李春雲(春児)役:余少群
梁文秀役:周一囲
光緒帝役:張博
ミセス・チャン役:殷桃
岡圭之介役:小澤征悦
伊藤博文役:平田満
柴五郎役:田中隆三

BS日テレ「蒼穹の昴」番組公式サイト
 2019.05.10スタート 月~金10:00-11:00
Youtube「蒼穹の昴」予告動画
 ※2019年5月10日~2019年6月13日(予定)放送!

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