浅田次郎原作:日中合作ドラマ「蒼穹の昴」第21-最終回あらすじと見どころ:裏切り~永遠の昴

2019年06月06日12時03分ドラマ
(C)アジア・コンテンツ・センター、北京華録百納影視、
博報堂DYメディアパートナーズ/浅田次郎・講談社

袁世凱という切り札を巡って改革派と守旧派の動きが活発化!日本への接触が加わりいよいよ政治的な対立が頂点に!浅田次郎原作、西太后を田中裕子が演じた日中合作の不朽の名作、BS日テレで放送の「蒼穹の昴」明日6月7日(金)第21話~第25話(最終回)のあらすじと見どころを紹介、予告動画はYoutubeにて公開されている。

【「蒼穹の昴」を2倍楽しむ】では、ドラマの詳しいあらすじと見どころ、ドラマ視聴に役立つ豆知識などをまとめて紹介していくので視聴に合わせてチェックをどうぞ。

■第21話「裏切り」
西太后軟禁のための頤和園包囲に向けて協力を得るためだったが、一向に手応えが無い様子にとうとう文秀自らが動き出した。一旦は、文秀(周一囲)の説得に応じた袁世凱は守旧派の栄禄に、軟禁する計画を暴露。情報に接した西太后(田中裕子)は、皇帝の廃位・幽閉を決意。栄禄が袁世凱と接したことで不安に思ったミセス・チャンは、文秀と会って譚と袁の会見の内容を教えるように求めた。栄禄と袁の密会を知った文秀は、すぐさま袁が寝返ったことを察し、光緒帝に顛末を伝えるのだった。
袁世凱という切り札を巡って改革派と守旧派の動きが活発化し、それに日本への接触が加わりいよいよ政治的な対立が頂点に達する。後の歴史的事件への経緯が描かれる部分でもある重要な回だ。維新改革を象徴する人物である伊藤博文の登場は両陣営にどんな影響を及ぼすのか、その動きにも注目したい。
ドラマ「蒼穹の昴」は2月日(日)よる11時から放送。予告動画は番組公式サイトの「あらすじ」で視聴出来る。※この回の詳しいあらすじは21話詳細で。


蒼穹の■第22話「中秋節の宴」
袁世凱の裏切りを察して光緒帝に告げた文秀に、光緒帝は文秀や康有為らに逃げるように伝える。文秀は最後の手段として、中秋節の宴での西太后暗殺を進言する。親への忠義から激しく反発する光緒帝だったが、それよりも大きな義があるとして文秀は必死で光緒帝を説得し、わずかな兵を集めて計画の遂行に奔走する。中秋節の日、光緒帝と皇妃たちは頤和園へ向かい、西太后を囲む中秋節の宴に出席。その頃文秀はわずかな兵で西太后の月見の宴席周辺の警護と称して取り囲み、皇帝からの指示を待っていた。
中秋節の宴席では、西太后が光緒帝と久々に語らう場面が出てくる。改革の為に西太后排斥を部下に訴えられても、最後まで残る母子の情に葛藤する光緒帝の演技が冴える。双方に心中に抱えるものがありながらも、それを出さずに続けられる会話の緊迫感とすれ違う思いの切なさ、物語もいよいよ佳境へ入る。※この回の詳しいあらすじは22話詳細で。

蒼穹の■第23話「流血の政変」
暗殺の首謀者・梁文秀(周一囲)の逮捕が命ぜられることに。しかし文秀は潔く、刑を受けると言い張るのだが・・・。政変の後、頤和園で隠居していた西太后が再び紫禁城に戻ることとなり、それを迎える宮中は慌しくなる。一方、政変の夜に西太后の使いを終えて何も知らずに自室で休んでいた春児のもとに、西太后付きの女官の晴雪が事の次第を泣きながら知らせに来た。
物語も緊迫した回へと向かう。光緒帝、春児、ミセス・チャンという西太后が心をかける人全てが、西太后の憎しみの標的である文秀の命乞いをする事について西太后がどう応対するのかが一連の山場となる。久々に京劇の装いの春児だが緊迫感に満ちた西太后とのやりとりは、優しいだけではない春児の力強さが垣間見える。※この回の詳しいあらすじは23話詳細で。

蒼穹の■第24話「命乞い」
記者の岡(小澤征悦)は、文秀(周一囲)を助けようと無理やり外に連れ出す。春児(余少群)は文秀のため西太后(田中裕子)に決死の命乞いをするが、頼する春児の裏切りに怒った西太后は状元である文秀の命と宦官ごときの春児の命がつりあうはずかないと叱咤する。春児は鳩と釈迦の逸話を引き合いに出し、命に差は無いと訴えて文秀の命乞いをやめなかった。激高する西太后だったが、春児を牢に入れるよう命じるに止まった。
物語も緊迫した回へと向かう。光緒帝、春児、ミセス・チャンという西太后が心をかける人全てが、西太后の憎しみの標的である文秀の命乞いをする事について西太后がどう応対するのかが一連の山場となる。久々に京劇の装いの春児だが緊迫感に満ちた西太后とのやりとりは、優しいだけではない春児の力強さが垣間見える。※この回の詳しいあらすじは24話詳細で。

蒼穹の■第25話(最終回)「永遠の昴」
宮廷の中で巻き起こる守旧派と改革派の激烈な争い。清国の存亡と人々の命運を賭けた壮絶な物語の終結が迫っていた。夢にうなされた梁文秀は皇帝や清朝の行く末に心を悩ませるが、妹の玲玲に問いかけることで国民たちには皇帝がいなくても国が続いていく事に気づかされる。そして清朝を興すことでなく、新しい時代で民を助けていくという新しい志に気づく。日本人記者・岡圭之助によって、行き続けて新しい時代を作り出すことこそが使命だと励ましの言葉を受け、日本への亡命を決意する。
いよいよクライマックスを迎えるが、一番の山場は何といっても文秀の逃亡劇。どんな過程を経て日本へ向かうのか、そこへはどんな人々の助力が尽くされているのか。現実の場面と心象の場面が交錯するので、それを見極めて西太后や春児、文秀らの心の動きを見守りたい。※この回の詳しいあらすじは25話詳細で。

■キャスト
西太后役:田中裕子
李春雲(春児)役:余少群
梁文秀役:周一囲
光緒帝役:張博
ミセス・チャン役:殷桃
岡圭之介役:小澤征悦
伊藤博文役:平田満
柴五郎役:田中隆三

BS日テレ「蒼穹の昴」番組公式サイト
 2019.05.10スタート 月~金10:00-11:00
Youtube「蒼穹の昴」予告動画
 ※2019年5月10日~2019年6月13日(予定)放送!

ドラマをもっと楽しむためのコーナー 【「蒼穹の昴」を2倍楽しむ】