【最終回ネタバレ】「竜の道」悲しいラストに涙・・・双子の復讐に終止符が打たれる第8話ネタバレあらすじ
「お前を裁くのは法じゃない!」ピンチを迎えた竜一(玉木宏)と竜二(高橋一生)が形勢逆転、源平(遠藤憲一)を徹底的に追い込み復讐を成し遂げた!「竜の道 二つの顔の復讐者」(カンテレ・フジテレビ系、火曜夜9時)9月15日に放送した第8話の最終話のネタバレあらすじを紹介、全話FODで配信中だ。
9月15日に放送された第8話で「竜の道 二つの顔の復讐者」は最終回を迎え、視聴率は7.6%でフィニッシュした。視聴率は、初回から9.1%、6.9%、7.2%、6.9%、5.9%、7.1%、5.4%(ビデオリサーチ社調べ、関東地区)だった。なお、ドラマを制作するカンテレで放送された関西地区は初回から10.8%と2ケタ発信。その後は9.9%、9.4%、9.0%、8.4%、10.2%、7.9%と推移し、最終回は9.7%(ビデオリサーチ社調べ、関西地区)だった。
最終回は放送開始からTwitterで「竜の道」がトレンド入りするほど双子の復讐劇の結末に注目が集まった。特に玉木宏と高橋一生の壮絶な兄弟喧嘩では、激しい殴り合いにも関らず、ボロボロな姿から発する両者の色気に「ボッコボコにされてもイケメンはイケメン」「ボロボロの姿でも色気を感じさせる!」と殴られてもイケメンな兄弟にファンが歓喜した。そして最後、双子が源平から会社も家族も全て奪うという当初の目的を果たした場面では「よくやった!スカッとした!」「言い返してやったぞ!あのセリフ!」と双子に多くの賛辞が贈られた。
双子の復讐が遂げられたところで終わればハッピーエンドだったが、最後に用意されていたのはあまりに悲しい結末だった。復讐を企てる中で自ら復讐される側に回ってしまった竜一。「因果応報」とも言える復讐が連鎖する流れに、視聴者も納得のラストだったのではないだろうか。
コロナ禍の中で当初予定していた話数を変更しての放送となり、描き切れない部分もあったと思うが、回を追うごとにハラハラさせる場面が盛り込まれ、見ごたえ抜群のサスペンスドラマとなった「竜の道」。初共演ながらピッタリ息のあった双子を見せた玉木宏と高橋一生の功績は大きかったのではないだろうか。復讐の為にもがき、苦しみ、失敗を重ねながら源平に辿り着いた竜一と竜二。復讐する側もされる側も完璧な人間などおらず、そんな生臭い人間同士のぶつかり合いをじっくり味合わせてくれたドラマとなった。
■前回:最終話(第8話) ネタバレあらすじ
竜一の前に記者の沖和紀(落合モトキ)が現れ、”斎藤一成”と”和田猛”が実は”矢端竜一”なのではないかと核心に迫ってくる。その場はシラを切った竜一だが、心の中は穏やかでいられるはずもなく、沖が確たる証拠をつかんでいるのか調べ始める。一方、竜二は新たな計画を進行している様子で、竜一に源平の殺人教唆をしているデータは諦めるよう説得する。「二見を殺せばデータをやる」と曽根村(西郷輝彦)から拳銃を渡されていた竜一は、二見(小市慢太郎)に危害が及ぶことを危惧し、金を渡し逃がしてしまう。
竜二はまゆみ(松本まりか)との結婚を源平に承諾させ、キリシマ急便の跡継ぎとしての立場を確立する。美佐(松本穂香)が竜一の存在に気づき始めていることを知った竜二は、竜一は火事で死に、和田と竜一は別人であると嘘をつく。しかし、美佐のもとに沖が訪ねてきたことで竜一の身に危険が迫っていることを察知した美佐は心配を募らせる。その頃、沖の弱点を手に入れた竜一だったが、逆に沖から自分が”矢端竜一”である決定的な証拠を突きつけられる。
大臣の口添えもあり、キリシマ急便とエニウェイズの契約が内定した。新たな計画を話したいと竜二から連絡が入るが、竜一のもに沖から兄弟をネタにした記事が送られてくる。美佐を巻き込むことは避けたい竜一は、ある決意を固め沖と会うことに。その夜、美佐の前に現われた竜一は正体を明かさぬまま、「強うなれ。強うならにゃいけん。」と幼い頃よく美佐に言い聞かせた言葉を残しその場を後にするのだった。竜一が危険を冒そうとしていることを察知した美佐。それを知った竜二はUDコーポレーショへ向かうが竜一の姿はそこにはなく・・・。
次の日、竜一は竜二に沖を殺害したことを告白する。場合によっては曽根村も殺しデータを奪おうとする竜一と、それを止めようとする竜二は激しく殴り合う。そして「邪魔するならお前も殺す」と竜一は竜二に銃口を向ける。その場を後にした竜一は曽根村のもとを訪ねる。そこで沖が曽根村の息子だという衝撃事実を聞かされる。曽根村は「けじめはつけてもらう」と刀を竜一に向けると、そこに曽根村の部下たちが乗り込み竜一は窮地に立たされる。一方、意識を取り戻した竜二は助けにきた美佐にこれまでの経緯を告白し、嘘をついて悪かったと謝罪する。
遠山凛子(奈緒)らが追跡アプリを頼りに竜一の居場所を探す中、竜二はエニウェイズを訪問し、キリシマ急便と進めている提携契約を白紙に戻し吸収合併して欲しいと提案する。一方、それを受けキリシマ急便の役員たちは騒然とする。竜二はあくまで国交省の立場でキリシマ急便の危険な経営を許すわけにはいかないと主張。キリシマ急便を潰すこともできると脅し、役員から合併の同意を取り付ける。
美佐が曽根村から竜一の居場所を聞き出している中、凛子が瀕死の竜一を発見する。自宅で意識を取り戻した竜一は源平を呼び出し、復讐のために生きてきたことやこれまでの源平への恨みをぶつける。すると源平は沖から買い取った記事をちらつかせ、復讐を諦めなければこの記事を世間に公表すると脅してきて、またしても竜一は苦しい立場に立たされる。
凛子から連絡を受けた美佐は、竜二と共に竜一に会いにいく。竜一は復讐計画の全てを美佐に告白する。打つ手がなくなったと復讐を諦めようとする竜一に、竜二が自分の計画を実行しようと持ち掛ける。二人は源平に会いに行き、竜二はエニウェイズがキリシマ急便を吸収合併する事実を突きつけ、さらに竜一は源平が不正行為を語り、犯罪を自供する映像を録画していた!しかもその映像は凛子らの手によりネットに拡散されていた。一気に追い込まれ怒り狂う源平に「あんたはいつも法で裁かれない。でも自分の言葉で破滅する」と竜一が言い放つ。そして竜二は「大事なお客さんの荷物、キリシマ急便さんの分までエニウェイズがしっかりはこびますけぇ」と昔源平が両親に放った言葉をそのまま返すのだった。
復讐を成し遂げた二人は美佐のもとへ戻り、最後に三人で夕飯を食べようと約束を交わす。竜一は凛子と砂川(今野浩喜)にUDコーポレーションを譲り、竜二は国交省を辞め、まゆみに別れを告げた。まゆみも「愛は自分の中にあればいい」と別れを受け入れる。これで全てが終わったと思われたが、美佐と竜二のもとへ向かう途中、竜一は自分に恨みを持つ大野木の息子、健斗(二宮慶多)に刺されてしまう。意識が遠のく中、電話で美佐と他愛もない会話を交わす竜一。そして三人で楽しく鍋をつつく夢を見ながら息を引き取るのだった・・・。
「竜の道 二つの顔の復讐者」カンテレ・フジテレビ系毎週火曜夜9時から放送。出演:玉木宏 高橋一生 松本穂香 細田善彦 奈緒 今野浩喜 落合モトキ 西郷輝彦 松本まりか 小市慢太郎 遠藤憲一ほか/原作:白川道『竜の道』(幻冬舎)/脚本:篠崎絵里子 守口悠介/公式Twitter公式アカウントは「@ryunomichi_ktv」、予告動画は番組公式サイトで公開している。
◇「竜の道 二つの顔の復讐者」番組公式サイト
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