【最終回ネタバレ】「伝説のインターン コ・ヘラ」ラ・ミラン&オム・ジウォン、勇気と連帯で迎えた温かな結末

2023年09月16日10時00分ドラマ
ⓒ2016MBC

TVINGオリジナルシリーズ「伝説のインターン コ・ヘラ ~Cold Blooded Intern~」(잔혹한 인턴)の最終回はラ・ミランとオム・ジウォンの強い連帯を描きながら幕を下ろした。二人の物語は、ただのドラマの枠を超えて、働く親たちへの応援歌のように響いた。ここでは、気になる最終回あらすじと視聴者の反応など紹介する(ネタバレあり)。



「伝説のインターン コ・ヘラ~Cold Blooded Intern~」は、元ワーカーホリックの女性がインターンとして7年ぶりに復職し、ジャングルのような現代社会で奮闘しながら、自身の人生を取り戻す熾烈な生存記を描いたサイダーオフィスドラマ。➡【全話あらすじ】

予想外の大逆転と真実の告白


TVINGで9月15日先行配信された最終話(11〜12話)では、コ・ヘラ(ラ・ミラン)とチェ・ジウォン(オム・ジウォン)がこれまで隠してきた「取引」の真実を役員会議でついに明かす。密かな駆け引きと葛藤を繰り返してきた二人が勇気を振り絞り告白する瞬間は、大きな転機となり、マーケットハウスという組織に新しい変化をもたらした。

登場人物たちの成長と選択


ヘラは念願の正社員へと昇格し、かつてMDとして華やかに活躍していた実力を再び発揮する。新商品の発表会で高評価を得た姿は、彼女の第二のキャリアの始まりを象徴するものだった。
一方のジウォンは、長年のワーカーホリック体質を脱却し、プライベートの時間を楽しむ“新しい人生の形”を手にする。
ソ・ジェソプ課長(キム・インクォン)は、復職直前の妻に代わり、男性社員として初めて育児休暇を取得するという画期的な一歩を踏み出した。これまで徹底的に個人主義を貫いていたパク・スンジュ(パク・ギョンリ)も、カン・インウク(ソ・ジフ)との社内恋愛を始め、変化を受け入れる姿を見せた。

また、人事チームは育児休暇制度をより現実的に活用できる仕組みを模索。さらに、休暇を取らない社員に対する公平性も議論されるようになった。これはまさしく、ヘラとジウォンが行動で示した勇気が連鎖し、組織全体を動かすポジティブな効果を生んだ証だった。

視聴者が共感した理由


「伝説のインターン コ・ヘラ」は単なる職場ドラマではなく、現代社会で働く人々が抱えるリアルな悩みをすくい上げ、多くの共感を集めた。その中心で物語を引っ張ったのがラ・ミランだ。親しみやすいキャラクターと説得力ある演技で、まるで本当に身近にいそうな“コ・ヘラ”を体現した。視聴者は自然に彼女の立場に感情移入し、物語の笑いや涙を共に体感することができた。特に、恥じらいを捨てたコメディ演技は彼女の真骨頂であり、過剰すぎない絶妙な表現がドラマ全体のテンポを心地よくした。

オム・ジウォンもまた、会社勤めの経験がないとは思えないほど、完璧なキャリアウーマン像を体現。過去から現在へと変わりゆく“ジウォン”を自然に描けたのは、彼女がキャラクターの心情変化に必然性を与えたからだ。そのリアルな演技が、物語への没入感を一層高めた。

また、イ・ジョンヒョク、キム・ウォネ、キム・インクォン、キム・ヘファ、イ・チェウン、パク・ギョンリ、ソ・ジフ、キム・ミンソといった俳優陣の演技も、それぞれが立場に合った存在感を放ち、作品の厚みを増した。アンサンブルの力が、ドラマ全体を完成度の高いものへと引き上げた。

制作陣のメッセージ


制作側は「ドラマの中では少し誇張して描かれた部分もあるが、現実に仕事と家庭を両立させるのはとても難しい。その現実があるからこそ、多くの方に共感していただき、楽しんでいただけたのだと思う。視聴者が仕事で疲れたり落ち込んだときに、このドラマを取り出して勇気を得てもらえたらうれしい」と語っている。

ハッピーエンドの余韻


「伝説のインターン コ・ヘラ」は、ワーキングママやワーキングダディを中心に、働くすべての人に勇気を与える作品となった。最後は固く閉じたハッピーエンドで幕を閉じ、視聴者の心に温かな余韻を残した。

本作は、TVINGで2023年8月11日~9月15日に配信、tvNでは8月21日~9月25日まで放送され、初回視聴率全国2.4%、首都圏2.6%でスタートし、最終回は全国・首都圏共に3.6%で幕を閉じた。

YouTube[잔혹한 인턴]ティーザー予告

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