NHKBSP「コウラン伝 始皇帝の母」皓ラン夫婦に新展開!第16話予告と第15話ネタバレ:白起の兵法

2021年01月30日09時00分ドラマ
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中国ドラマ「コウラン伝 始皇帝の母(原題:皓镧传)」(全34話)皓ランと嬴異人(えいいじん)がついに夫婦に!愛を育む2人の影で呂不韋(りょふい)は蛟王子への恨みを募らせる1月31日(日)夜9時からNHKBSプレミアムにて放送の第16話あらすじと第15話ネタバレあらすじ、豆知識(白起の兵法)を紹介、番組公式サイトでは紹介ムービーが視聴できる。

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「コウラン伝 始皇帝の母」は、中国、春秋戦国時代、趙の名家で育った聡明で美しい娘、李皓鑭(りこうらん)が、時代に翻弄されながら、秦の始皇帝の母となるまでの波乱に満ちた人生を描く愛と闘いの物語。
【「コウラン伝」を2倍楽しむ】では時代背景や人物紹介、各話の詳しいあらすじと見どころなどまとめて紹介している。

1月24日放送の第15話では、生きて戻ってきた呂不韋のバックハグに皓ランが歓喜するも、異人と結婚したことに呂不韋が激怒。命がけで異人を秦に還す手はずを整えたにも関らず、皓ランとの愛を貫こうとする呂不韋の熱い思いが伝わる回となった。そんな熱烈呂不韋に対し、具合が悪い皓ランを思って温石療法をさりげなく施したり、彼女の幸せを願い身を引くスマートな異人の優しさに視聴者の支持が集まった。

1月31日放送の第16話では、ついに皓ランが異人と本当の夫婦になる。異人と共に生きることを決意した皓ランだったが、一方で皓ランを失った悲しみに暮れる呂不韋は、事の発端をつくった蛟王子への恨みを募らせていく。そんな蛟王子は趙王への不満を抱え、ついに王に刃を向けるのだが・・・。第15話でド派手に血を吐いた趙王が、今度は息子に命を狙われる!?それぞれの思いが複雑に絡み合う第16話もお見逃しなく!

■前回:第15話ネタバレあらすじ
白霊児(はくれいじ)は呂不韋の前で宣候(せんこう)夫人の袖の中に虫を入れて、夫人が大声を出して驚くのを面白がっていた。慌てる宣候夫人から虫を取り除いた呂不韋は、夫人を助けることを約束し、夫人はその証として翡翠のお守りを渡した。呂不韋はお転婆な白霊児を押さえつけた。白霊児は呂不韋に好意を持っていて、「父、白起から私を従わせる男が白家の婿になると言われた。」と言って呂不韋に求婚したが、呂不韋は気にも留めずその場を後にした。

司徒月が呂不韋暗殺に蛟王子が関与している確証を掴むが、皓ランから様子を見る様に言われてしまう。その頃、趙軍は秦軍に包囲され、40日間籠城することを強いられた。それを受け、丞相が趙王に兵糧を送るよう懇願していると、長平の戦いで逃げ帰った200余りの兵が邯鄲に戻り、趙王に大敗の報告をした。彼らによると、趙の将軍は既に戦死し、敵方の白起将軍から残った者は投降するよう言われ多くの兵が秦に下った。しかし、白起は趙の兵士たちを殺害し、残った少年兵を邯鄲に返したのだった。45万の兵を一度に失ったショックで趙王は吐血しその場に倒れ込んでしまった。

呂不韋は趙が混乱の最中に帰還した。そして異人と皓ランの婚姻を知ると激怒し、皓ランを連れて国外へ逃げようとする。異人も皓ランに助け船を出したまでと言い、秦の王孫である自分といるより呂不韋と逃げる様に皓ランに告げた。

大勢の兵を失った趙国内は悲しみの喪に服し、秦への恨みを募らせていた。蛟王子と雅王女は、異人を処刑し、秦への恨みを取り除くべきだと趙王へ進言した。しかし、皓ランから異人を助けて欲しいとお願いされた羽王子は、もし秦が異人が殺されたことを知ったら一気に邯鄲を攻撃し、趙国は滅びてしまうと告げた。しかし趙王は楚国に雅を嫁がせ、楚と力を合わせ秦に対抗することを考えていた。

趙王は異人の死刑を命じ、異人は執行場所まで連れてこられた。その頃、皓ランと呂不韋は趙国を離れようとしていた。しかし、呂不韋が自分の生存を知らせようと思えばできたのに、文もよこさなかったことに怒った皓ランは呂不韋に別れを告げた。呂不韋も自分が生きていることを朝廷に知られたくなかったと事情を説明したが、説得も虚しく皓ランは異人を助けるために執行場所へ向かってしまった。

異人のもとに駆け付けた皓ランは、彼に罪はないと説得したが、民衆の怒りは収まらず皓ランも処刑するよう求めた。呂不韋は急いで趙王に会いに行き、処刑を止めるように申し出た。死んだはずの呂不韋があらわれ驚く趙王。呂不韋は秦の太子、安国君の王府を持ち帰り、秦との和議に成功したと証明してみせた。さらに羽王子が秦の王孫である異人は、後々秦との交渉に利用できる人材だと主張したことで、処刑は中断されることになった。

呂不韋は異人を救ったが、皓ランに裏切られたことには腹を立てていた。そんな呂不韋に、殷小春(いんしょうしゅん)は皓ランが呂不韋を追って死のうとしていたと告白し、常に心の中に呂不韋がいたと明かした。しかし、皓ランが自分の命を守るため、異人との結婚に選択の余地はなかったと告げ、逆に秦で無事であることを知らせなかった呂不韋を責めた。呂不韋は自分と皓ランの縁が尽きたと思い、皓ランへの愛を胸に秘めておくことにした。

■豆知識:白起の兵法
第15話にもでてきた「長平の戦い」は紀元前260年に約65万の兵を率いる秦と約45万の兵を率いる趙が長平(現在の山西省)で激突した戦い。そして勝利した秦を率いていたのが白起将軍だ。この戦いで多くの兵を失った趙は、これが原因で国力が一気に衰えたと言われている。

初めから劣勢だった趙国の将軍、廉頗は秦との直接対決を避け、籠城をすることで秦の戦力を奪う持久戦に持ち込んだ。2年の歳月が流れ秦に焦りと疲労が見え始めた。そこで秦は多くの間者を趙に送り、「秦が趙括将軍が出てくることを恐れている」という偽情報を流した。その噂を聞いた趙王はさっそく廉頗を下げて趙括を送り込んだが、実は趙括の兵法は勉強しただけのもので実戦には弱かった。

趙括をおびき出し、作戦に成功した秦だが、今度は密かに白起将軍を送り込んだ。まず白起は囮の部隊で趙軍をおびき寄せ、主力部隊で趙軍を迎え討ち、さらに待機させていた2万5千の兵で趙軍の退路を断った。指揮系統が断たれた趙軍は大混乱となり、なんとか長平城に逃げ込んだものの、籠城を余儀なくされ、その間に趙括は戦死、多くの兵士が秦に下った。趙の兵士をそのまま国に帰せば禍根が残ると恐れた白起は、少年兵240名ほどを除く捕虜20万人を生き埋めに処した。ドラマでも敵国趙にもその名を轟かせていた兵法に長けた白起だが、長平の戦いの後、この功績を妬まれ自害に追い込まれている。長きに渡る戦に終止符を打った名将白起だが、その最期はなんともあっけなく終わったのだった。

■第16話あらすじ
自らの意志で異人の側に残ることを選択した皓ランは、異人と真の夫婦となる。呂不韋は、皓ランを失った悲しみと、蛟王子への憎しみを募らせていた。国王である父に不満を抱く蛟王子は、高猛将軍に謀反への協力を求める。

蛟王子と結託している雅王女は、異人を呼び出す。異変を感じた皓ランが、厲王妃を訪ねると、そこに雅王女が現れ・・・。やがて蛟王子が兵士を率いて王の宮殿へ向かい、国王に刃を向ける!

原題:皓镧传
制作:2019年 中国

■キャスト相関図(NHK)
李皓鑭(リ・こうらん)役:ウー・ジンイエン [声:中村千絵]
呂不韋(りょふい)役:ニエ・ユエン[声:東地宏樹]
嬴異人(えいいじん)役:マオ・ズージュン [声:平川大輔]
雅(が)役:ハイ・リン [声:松井茜]
厲(れい)役:ニン・ジン [声:深見梨加]
趙 丹(ちょうたん)役:ワン・ジーフェイ [声:内田直哉]
韓 瓊華(かんけいか)役:ジャン・ナン [声:甲斐田裕子]

紹介ムービーとインタビュー映像
NHK「コウラン伝 始皇帝の母」番組公式サイト
 2020.09.27スタート 毎・日21:00~22:00 BSプレミアム
  ※再放送 翌週13:00~ 
Youtube予告動画

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