NHKBSP「コウラン伝 始皇帝の母」呂不韋の愛が再燃!第23話予告と第22話ネタバレ:喪中のルール

2021年03月20日09時00分ドラマ
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中国ドラマ「コウラン伝 始皇帝の母(原題:皓镧传)」(全34話)やっと再会できた子楚と皓ランだが、側室問題で2人の関係悪化!さらに呂不韋が皓ランへの思いを再燃させる3月21日(日)夜9時からNHKBSプレミアムにて放送の第23話あらすじと第22話ネタバレあらすじ、豆知識(喪中のルール)を紹介、番組公式サイトでは紹介ムービーが視聴できる。



「コウラン伝 始皇帝の母」は、中国、春秋戦国時代、趙の名家で育った聡明で美しい娘、李皓鑭(りこうらん)が、時代に翻弄されながら、秦の始皇帝の母となるまでの波乱に満ちた人生を描く愛と闘いの物語。
【「コウラン伝」を2倍楽しむ】では時代背景や人物紹介、各話の詳しいあらすじと見どころなどまとめて紹介している。

3月14日放送の第22話では、ついに皓ランと政が秦に到着!やっと子楚と再会できるかと思いきや、華陽夫人の邪魔が入りなかなか宮殿に入れず秦でも嫌がらせを受ける皓ラン。しかし「8年も待ったんだから、こんな嫌がらせはへっちゃら」と逆境に強い流石の貫禄を見せた。また、その息子・政は、自分の命を狙う虞平に、死んだと思わせておきながらその背後を狙うという子供とは思えない勇敢な行動をとり、後の始皇帝となる片鱗を垣間見せた。そして、やっと子楚と再会できた皓ラン親子。秦で妻を娶り、皓ランのことは忘れてしまったのかと思わせた子楚だったがやはり皓ランへの愛は変わらない様子にホッと胸をなでおろす回となった。

しかし3月21日放送の第23話では子楚が側室問題で皓ランの機嫌を損ねてしまう。いろいろ策を練る子楚だが、皓ランと呂不韋が2人で会っている現場を目撃!白霊児(はくれいじ)や宣候夫人からの猛アタックを受けても、ずっと皓ランへの思いを秘めていた呂不韋にまさかのターンが訪れるのか?皓ランを巡りまたもや呂不韋と子楚で恋の火花が散る第23話もお見逃しなく!

■前回:第22話ネタバレあらすじ
趙で暮らす皓ランと政。ある日、趙王が皓ランたちを秦に返すことを決めたという知らせを受けた。一緒に秦に連れて行って欲しいと言う公孫将軍と、殷小春(いんしょうしゅん)と共に、秦へ向かう皓ランたち。しかし、旅の途中で虞平が追いかけて来て、王命で皓ランたちの護衛を任されたと告げた。

皓ランに息子を殺された恨みを持つ虞平が護衛になり、不安に思う小春は、食事に毒が盛られていないか毎回針を使って調べていた。そしてある日、その不安は的中する。虞平は公孫将軍を殺し、政を連れ去ってしまったのだ。虞平が無理やり政の頭を川に押し込んで殺そうとしているところを目撃した小春は、虞平に首を絞められてしまう。間一髪で、気絶したと見せかけた政が持っていた匕首で虞平を背後から刺し殺し、小春を助けるのだった。

その頃、秦では王が崩御したので、安国君は亡くなった父を思い、食べ物ものどを通らないくらい泣き続けていた。一方、華陽夫人は病気を理由に喪を守らず、官僚たちの不満を煽っていた。

そんな中、皓ランたちが秦の都、咸陽に到着した。しかし、城の中には入れず、外にある迎賓館に通された。華陽夫人から遣わされた女官から、宮中の作法を教えると告げられた皓ランは、趙を小国と罵られたことに対し、「秦が大国になったのも小国から優秀な人材を招いたからで、趙のことも愚弄することはできない」と反論した。頭の切れる皓ランの話を聞いた華陽夫人は、ますます皓ランを警戒するのだった。

華陽夫人の邪魔により、皓ランを宮殿に連れてこれない子楚は呂不韋に相談する。すると、呂不韋は咸陽城で歌い手に妻子を捨てた恩知らずな王の歌を歌わせ、子楚を風刺し民心を動かすのだった。咸陽では子楚が妻子を捨てた太子という噂が流れ、それを聞きつけた安国君は、子楚に皓ラン親子を宮殿に迎えるよう促すのだった。

ある日、政に発疹が出た。小春は政のアレルギーである芹を食べさせたことで女官を責めたが、女官は政が伝染病にかかっていると言って隔離することを告げた。感染患者を収容しているところへ送られそうになる皓ランたちだが、そこへ安国君からの許可をもらった子楚が登場し、難を逃れた。皓ランは子楚に自分たちを陥れようとした女官のことを告げ、子楚はすぐに女官を処刑した。

子楚と8年振りの再会をする皓ランを見て、自分の役目を終えたと思った小春は皓ランに別れを告げた。かねてから自由に生きたいと願う小春の気持ちを知っていた皓ランは、小春を止めることはできなかった。そして、子楚は皓ランを連れて華陽夫人のもとを訪れ、皓ランを王妃にすると告げた。2人が去った後、女官を殺された悔しさが募った華陽夫人は隠れて様子を伺っていた檀奴に怒りをぶつけるのだった。

その頃、雅王女は皓ランたちが秦に到着したことをしり、喪中であるにも関わらず憂さ晴らしに酒を飲んでいた。そこへ子傒がやって来て、雅から酒を取り上げた。さらに、雅の正体が趙の王女であることを告げるのだった。


■喪中のルール
古来中国では、親が死ぬと3年の喪に服すというきまりがあった。儒教の教えは親孝行を徳とするので、葬儀は手厚く執り行われていた。しかし春秋戦国時代に入ると、そこまで長い間、喪に服すことが難しくなり、次第に1年ほどに短縮されるようになっていったと言われている。なのでドラマの中で、秦王の死後1年も経過していないのに、華陽夫人が喪に服さなくても良いという命令を下したことは、周囲の人々にとっては驚きの発言だったに違いない。

儒教において、葬儀は親への孝行心が試されるため、喪主は白い服を着て、声がかれるまで嘆き悲しみ、目が腫れるほど泣きはらすということが良しとされていた。喪主は小屋を立て、食事も満足に取らず、菰と呼ばれるマコモを編んだむしろに包まって就寝。禁酒はもちろん、男女の営みも禁止されており、厳しい禁欲生活をしなくてはいけなかった。第22話で安国君が「父上~!」ととにかく泣きわめいていたのは、ただ悲しくて父の死を嘆いていたのではなく、そこには儒教による親孝行の教えがあったのだろう。

■第23話あらすじ
秦で子傒夫人に納まっている雅王女は、子傒に指摘され、正体は趙の王女だと認め、さらに子楚を愛していると告げる。その頃、皓ランと別れた小春は白起将軍の息子・白仲が父親同様、戦で趙の民を苦しめていることを知り激怒する。一方、子楚が側室として絲蘿を迎えたことで皓ランの機嫌を損ねてしまう。そんな中、呂不韋と皓ランが再会。思わず皓ランを抱きしめる呂不韋だが、その現場を子楚が目撃してしまい・・・。

原題:皓镧传
制作:2019年 中国

■キャスト相関図(NHK)
李皓鑭(リ・こうらん)役:ウー・ジンイエン [声:中村千絵]
呂不韋(りょふい)役:ニエ・ユエン[声:東地宏樹]
嬴異人(えいいじん)役:マオ・ズージュン [声:平川大輔]
雅(が)役:ハイ・リン [声:松井茜]


紹介ムービーとインタビュー映像
NHK「コウラン伝 始皇帝の母」番組公式サイト
 2020.09.27スタート 毎・日21:00~22:00 BSプレミアム
  ※再放送 翌週13:00~ 
Youtube予告動画
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