「カンテク」大君イ・ジェファは、農夫から王になった江華島の王子?朝鮮王朝第25代王・哲宗

[04月11日08時00分]  【ドラマ】

「カンテク」大君イ・ジェファは、農夫から王になった江華島の王子?朝鮮王朝第25代王・哲宗

(C) 2019-20 TV Chosun

韓国時代劇「カンテク~運命の愛~」は時代設定も王様も架空だが、前回、キム・ミンギュ扮する王が朝鮮王朝第24代王・憲宗をモデルとしていると紹介したが、今回は、ト・サンウ扮する大君イ・ジェファが歴史上のだれにインスピレーションを得てキャラクター設定されたのか、検証したい!作品公式サイトで予告動画が視聴できる。
※13話/22話版、11話/16話版までのネタバレあり。

「カンテク~運命の愛」は、双子の姉を殺した犯人を見つけるために王妃になろうとするヒロインと、予知夢を通してその女性を見る王との愛、そして必ず王妃にならなければならない者たちの戦いが描かれる宮廷サバイバルロマンス。【「カンテク」を2倍楽しむ】では、お妃選びの選考審査の“揀択”の解説や、韓国での評判、チン・セヨン×キム・ミンギュのインタビュー、各話の詳しいあらすじや見どころなどまとめて紹介している。



■ト・サンウが演じた大君イ・ジェファは哲宗?
本作は朝鮮王朝末期の19世紀、第24代王・憲宗の治世をドラマの舞台と考えられる。
※参照:
 【時代背景】⇒「カンテク」時代背景考
 【第24代王・憲宗考】⇒キム・ミンギュ王とパク・ボゴム世子の関係は?

【憲宗考】でも紹介したが、19世紀に在位していた王は3名。
【朝鮮王朝系図】【ドラマの年表:朝鮮王朝篇】参照。
・24代王 憲宗(ホンジョン)在位:1834年~1849年
・25代王 哲宗(チョルジョ)在位:1849年~1863年
・26代王 高宗(コジョン)在位:1863年~1897年

「カンテク」の大君イ・ジェファは、「市井育ち」「田舎者(方言が強い)」と評されているが、朝鮮王朝27人の歴代王の中でもこの2つにぴったりはまるのは25代王・哲宗しかいない。そこで、まずは実在の哲宗が歴史書にどう記されているのか、ざっくり紹介しよう。詳しく知りたい方は、それぞれ青太文字をクリックすると詳細ページに遷移するので参考にされたい。
※ちなみに、高宗は朝鮮王朝最後の王で、大韓帝国初代王。27代王 純宗は正確には大韓帝国第2代王。

■朝鮮王朝第25代王・哲宗(生年1831~没年1863)
哲宗は第22代王・正祖の異母弟・恩彦君の孫。本名は昪(ビョン、변)。父は全渓君で、曾祖父は荘献世子(チャンホンセジャ=思悼世子)。荘献世子の死後、正祖がお世継ぎ(世孫)となると、世子を死へと追いやった勢力は報復を恐れ、別の王子を推戴しようとし、それが発覚して世継ぎになる資格のある3人の異母弟たちは、自決や済州島へ流刑となる。流刑地で一人は病死し、生き残った恩彦君は江華島へ配流地を移される。流刑地で育った哲宗は王子とは名ばかりで田畑を耕していた。ところが1849年、第24代王・憲宗が後継ぎを残さず逝去すると、安東金氏は政権維持のために、操り人形にできる政治的な経験の全くない哲宗を王位に就けた。そうして、安東金氏一派はその後も、政治を思うがままにし、支配層たちによる搾取は続き、生活苦や虐待に耐えきれなくなった民は、各地で民乱を起こし、「東学」という振興宗教が広まる。そうした混乱の中、哲宗は在位14年間(在位1849-1863)、操り人形となり、33歳でこの世を去った。

▼哲宗の家族
哲宗の祖父・恩彦君には3人の息子がいたが、長男はまた別の濡れ衣で流刑された後に自殺、次男は養子になって離籍、残った三男が哲宗の父・全渓君(チョンゲグン)。1801年、天主教(カトリック)を弾圧する「辛酉迫害」の時、恩彦君は、妻や家族がカトリック教徒だという罪で賜薬(毒殺刑)となる。
哲宗には1人の妻と4人の側室がいた。妻である哲仁王后・金氏との間に1人の息子が生まれたが夭折。そのほかに4人の側室と宮女の間に4人の息子が生まれているが、なぜか全員が夭折。6人の娘たちも永恵翁主以外は全員夭折し、残った永恵翁主も14歳で早世している。
※ちなみに、哲宗の妻、哲仁王后・金氏は、ドラマ「哲仁王后」でシン・ヘソンが演じた王妃キム・ソヨン。

カンテク■ドラマの大君イ・ジェファ(哲宗)
イ・ジェファを演じたのはト・サンウ。モデルとしてデビューし、2011年放送の「美男〈イケメン〉ラーメン店」で、チョン・イル演じるチャ・チスの友人のドゥヒョン役で俳優デビューを果たした。「大丈夫、愛だ」でコン・ヒョジンの恋人役を演じ、「いとしのクム・サウォル」「コンビニのセッピョル」にも出演。時代劇は本作が始めて。

そんな彼が演じたイ・ジェファについては、「市井育ち」「田舎者(方言が強い)」として描かれているが、ほかにも「逆賊」と言われたり、5話/22話版では、イ・ジェファがウンボに「米びつ」「父からの虐待」など出自を打ち明けており、実在の哲宗に重なる部分が実に多い。曾祖父の荘献世子=思悼世子(サドセジャ)は、「イ・サン」第1話でも描かれたように21代・英祖に「米びつ」に閉じ込められて餓死している。父からの「虐待」についても、濡れ衣を着せられてばかりで「逆賊」扱いされた家門で、唯一生き残った父の心が壊れてジェファを虐待するというのもあり得ない話ではない。
だが、歴史上の哲宗とジェファが大きく違うのは、哲宗が操り人形としてあれよあれよという間に王座に就いたのに対して、「カンテク」のイ・ジェファは、ペク・チャヨンと共に謀反を起こす。もちろん、王の想い人ウンボに横恋慕ももフィクション。果たしてイ・ジェファは謀反に成功して王になれるのか?ドラマ後半で確認しよう。
※「哲仁王后」以外にも、哲宗の治世を背景にしたドラマには、チャン・ヒョク主演「客主」や、パク・シフ主演「風と雲と雨」などがある。そのほかの作品については【ドラマの年表:朝鮮王朝】で確認できる。

「カンテク」は、2021年3月25日(木)~4月23日(金)までテレビ東京で地上波初放送、GYAO!でもWEB先行無料配信中だ。

■キャスト
カン・ウンボ役:チン・セヨン
イ・ギョン役:キム・ミンギュ
イ・ジェファ役:ト・サンウ
チョ・ヨンジ役:イ・ヨルム
ワル役:イ・シオン
キム・ソンイ役:イ・ファギョム

■DVD-BOX ⇒DVD・OST・関連書籍・公式グッズなど一覧表示
全2BOX、各18700円(税込)/17000円(税抜)
DVD-BOX1、DVD-BOX2 発売中
特典映像:インタビュー、メイキング
封入特典:ブックレット封入特典:ブックレット
発売元:「カンテク~運命の愛~」日本版製作委員会
販売元:TCエンタテインメント

公式HP
テレビ東京「カンテク」番組公式サイト
 2021.03.25スタート 月~金08:15-09:11 地上波初放送

kandoratop【作品詳細】【「カンテク~運命の愛」を2倍楽しむ】



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