韓国ドラマ「カンテク~運命の愛~」第21-最終回あらすじと見どころ:ウンボ、自らの正体を明かす!テレビ東京

2021年04月21日09時10分ドラマ
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テレビ東京で地上波初放送の「カンテク~運命の愛~」(全22話)明日4月22日(木)と4月23日(金)の第21話、第22話(最終回)の詳しいあらすじと見どころを紹介、本作はDVDも発売中で、GYAO!でも先行無料配信中だ。

「カンテク~運命の愛」(原題:揀択~女人たちの戦争~)は、双子の姉を殺した犯人を見つけるために王妃になろうとするヒロインと、予知夢を通してその女性を見る王との愛、そして必ず王妃にならなければならない者たちの戦いが描かれる宮廷サバイバルロマンス。

【「カンテク~運命の愛」を2倍楽しむ】には、“揀択(カンテク)”についての詳しい解説や、時代背景、韓国での評判等まとめて紹介している。
※テレビ東京ではオリジナル全16話を22話に編集して放送するために、以下のあらすじや見どころが前後することもあります。また、詳しいあらすじを知りたくない方は、見どころを参考に、あらすじは視聴後の確認用にどうぞ。

■第21話(15話/16話版)
王に謁見したクォン・イクスは、カン・イスの無実の罪はチョ・フンギョンの裏工作によるもので、一連の事件の黒幕はフンギョンだと証言し、王の家族への気遣いに感謝する。王妃を輩出したチョ家は私兵を持っており、大君イ・ジェファとも面識があることを思い出した王は、大君とフンギョンの結託を懸念する。

一方、宮殿を出ようとしたウンボは、ソンイの策略で醤庫に閉じ込められてしまう。そんな中、ウンボがいなくなったという知らせを受けた王は、ウンボを捜し出そうと即座に内禁衛を動員するが、なかなか見つからず不安に駆られる。ウンボは甕(かめ)を割った欠片を自分の喉元にあて脱出に成功する。そして、ついに大君イ・ジェファは王を殺して政変を起こそうと宮殿に急襲をかける。大君による政変だと気づいた王が兵を待機させ迎え撃ったため、作戦は失敗に終わり反乱軍は大半の戦力を失う。逃げる大君は途中でウンボを見つけ、王をおびき出そうとウンボとワルを本拠地に連れ去る。本拠地の場所を知るホン・ギホは大君に斬られ絶命。

本拠地。ヨンジの前に引き出されたウンボは、王への想いだけは信じていたのに…と、謀反に加担したヨンジを非難し、ヨンジの王への恋心を「王妃になりたい欲心」と言い切る。そんなウンボに、小刀を突き付けるヨンジだが、王をおびき寄せるまでは手を出すなとフンギョンに止められる。その頃大君は、王を呼び出すための手紙を届けさせ、ウンボに、自分の味方につけば王とワルの命を保証すると迫る。そこまでして王位と権力が欲しいのかというウンボに、欲しいモノすべてを持つ王が嫌いだ。必ず王になってウンボを手に入れると。ウンボは絶対に大君のモノにならないといい捨て、大君はそれならウンボの命を奪うと冷たく言い放つ。

宮殿。ソンイ付きの女官が口を滑らせたことがきっけで、ソンイが女官を使ってウンボを監禁したことを自白。だが、ウンボの居場所を特定できる証拠は見つからない。ハン武官が、ウンボが残した手紙を王に届ける。手紙には、王へのあふれる愛が綴られていた。

「ウンボ監禁→ウンボ捜索に王が内禁衛を動員するはず…」これはヨンジのアイデア。嫉妬に狂ったヨンジが恐ろしい。大君が、「ウンボを決して傷つけてはいけない」とヨンジに念押しする。そのためにヨンジもソンイもウンボに手出しできないが、「王を呼び出すため」という大君による理由付けは、どうも怪しい。ウンボへの消せない横恋慕が見え見え。脱出したウンボを助けるために剣を抜いたワル。ウンボを守って大君の剣に倒れたようだが…。それにしても恋に狂った大君の目が怖い。演じたのは主役のキム・ミンギュ同様に時代劇初挑戦のト・サンウ。モデルとしてデビューし、2011年に放送されたドラマ「美男〈イケメン〉ラーメン店」で、チョン・イル演じるチャ・チスの友人のドゥヒョン役で俳優デビューを果たした。「大丈夫、愛だ」でコン・ヒョジンの恋人役を演じ、「いとしのクム・サウォル」「コンビニのセッピョル」にも出演している。

■第22話(最終回)(話/16話版)
大君イ・ジェファから三角山の開かつ地に1人で来いとの手紙を受け取った王。彼らの本拠地を知るホン・ギホまで殺害され、手がかりは全くない。そこで、危険だと止める都巫女の言葉を無視し、再び予知夢を見て大君の居場所の手がかりを得ようとする。

そんな中、ワルと共に大君に捕まっていたウンボは、侍女のフリをして脱出を試みる。その頃、予知夢を通して根拠地の場所を突き止めた王は、ハン武官らに急襲を指示しチョ家を捕らえることに成功する。だが、そこにはウンボの姿はない。夜まで逃げ延びたウンボだったが、とうとう大君に捕まってしまう。本拠地が制圧されたことを知った大君は、ウンボを連れて王を呼び出した三角山の開かつ地へ。

大君との一騎打ちで王は大君を抑え、大君の野望は潰える。駆け付けたハン武官たちに取り押さえられた大君は、隙をついてハン武官の剣で自害する。

謀反を起こしたチョ・フンギョンには賜薬を与えられて死刑、ヨンジは追放、大妃も宮殿を去り、ソンイも側室の爵位はく奪、キム・マンチャンらキム家も流刑に処され、謀反にかかわった者すべてが処罰されるが、気力が落ちた王が倒れる。自分を助けるためにまた予知夢を見たと知ったウンボは、都巫女に王を助けてほしいと縋る。都巫女は、王とウンボが縁で結ばれていると認めながらも、一緒にいるとどちらかが危険な目に遭うと、ウンボに王の前から去るよう告げる。意識の戻らない王に最後の挨拶をしたウンボは一人宮殿を後にする。

1年後、健康を取り戻した王に臣下や大王大妃は新王妃を望むが、ウンボを忘れられない王はいまだにウンボを捜し続けていていた。芙蓉客主に戻ったワルもウンボの行方を探すが見つからない。その頃、母と赤ん坊と身を隠すウンボは、寺に日参して王の健康祈願をしひっそりと暮らしていた。そんなある日、母の薬を求め薬局に出向いたウンボを妓生が見かけ、ワルがついにウンボを見つける。都巫女の言葉に怯えるウンボは王に知らせないでほしいと頼むが、ウンボの赤ん坊を見たワルは王に報告。王はすぐにウンボを迎えに行き、1年ぶりにウンボと再会し、我が子を胸に抱く。まだ名前がないという息子に、美しいという意味を持つ炎(タム)と名付ける。

醤庫でも本拠地でも逃げ出したウンボだが、結局捕まってしまう。また、王と大君の一騎打ち。史劇アクションを見慣れているファンには少々迫力は足りないかもしれないが、そこは初めての史劇と大目に見よう。ラストやっと見つけた愛しいウンボだが、いまだ大王大妃の許しも得ていない。ドラマに描かれないものの、ウンボが宮殿に戻ってからまたひと悶着ありそうだが、王子が誕生しているとなれば、臣下や大王大妃の心も動き、ウンボは無事王妃の座に就きそうだが…。ちなみに筆者は、本作の主人公カップルを朝鮮第24代王・憲宗と側室・慶嬪にインスピレーションを得たと考えているが、残念ながら実在の王には息子は生まれず、本来王になれるはずのなかった江華島で農夫をしていた貧しい王子が王位を継ぐ。それがドラマで自害した大君ジェファのモデル。これについては【「カンテク~運命の愛」を2倍楽しむ】の「(2)時代背景、実在人物、豆知識など」の第24代王・憲宗と25代王・哲宗で詳しく説明してい。

■キャスト
カン・ウンボ役:チン・セヨン
イ・ギョン役:キム・ミンギュ
イ・ジェファ役:ト・サンウ
チョ・ヨンジ役:イ・ヨルム
ワル役:イ・シオン
キム・ソンイ役:イ・ファギョム

テレビ東京「カンテク」番組公式サイト
 2021.03.25スタート 月~金08:15-09:11 地上波初放送
Youtube「カンテク」予告動画

kandoratop【作品詳細】【「カンテク~運命の愛」を2倍楽しむ】