政の妃選びに波乱!NHKBSP「コウラン伝 始皇帝の母」第33話予告と第32話ネタバレ:今も占う亀卜

2021年05月29日09時00分ドラマ
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中国ドラマ「コウラン伝 始皇帝の母(原題:皓镧传)」(全34話)秦王として即位した政の正室選びが始まった!各国から集められた姫たちの中で、政が気に入る女性は一体誰か?5月30日(日)夜9時からNHKBSプレミアムにて放送の第33話あらすじと第32話ネタバレあらすじ、豆知識(今も占う亀卜)を紹介、番組公式サイトでは紹介ムービーが視聴できる。



「コウラン伝 始皇帝の母」は、中国、春秋戦国時代、趙の名家で育った聡明で美しい娘、李皓鑭(りこうらん)が、時代に翻弄されながら、秦の始皇帝の母となるまでの波乱に満ちた人生を描く愛と闘いの物語。
【「コウラン伝」を2倍楽しむ】では時代背景や人物紹介、各話の詳しいあらすじと見どころなどまとめて紹介している。

5月23日放送の第32話ではついに子楚が崩御し、3年間という短い王位に幕を閉じた。そんな子楚がいまわの際で語ったのは、呂不韋(りょふい)への信頼と皓ランへの深い愛情だった。最期は皓ランに冷たく当たった子楚だったが、それも自分を忘れないようにする為。悲しい仕打ちを受ける皓ランを想うと胸が痛む回となった。一方で皓ランへの思いを隠さない呂不韋は「より長く生きる自分の勝ち」と攻撃すれば子楚は「同じ墓に入る余の勝ち」と応戦し強烈な独占欲を見せた。今や大国になった秦の王とその宰相は最後まで皓ランを巡るバトルを繰り広げた。

そして5月30日放送の第33話では、即位した政の正室選びが始まる。しぶとく生き残る華陽太后が王妃選びに介入、もちろん夏大太后も参戦予定!果たしてわがまま政が選ぶ王妃は一体誰なのか?さらに呂不韋は皓ランに何度目かの接近を試みる。残すところあと2話となったコウラン伝を最後まで見届けたい。



■前回:第32話ネタバレあらすじ
死期が近いと悟った子楚は呂不韋を寝室に呼び寄せた。呂不韋は秦に来てから身を粉にして働いたが、その分失ったものもあったと語り、子楚が自分から皓ランを奪ったことをなじった。しかし子楚はそんな呂不韋に秦国と政を頼むと告げ、そして政と大臣に入るよう命じた。しかし皓ランは外で待たされ子楚になかなか会えずにいた。

次の日になっても皓ランは子楚に会うことは叶わず、王齕(おうこつ)将軍が止めようとすると刀を抜いて寝所に入れるよう迫った。その時、「父上!」という政の叫び声が聞こえ、皓ランが中に入ってみると子楚は既に亡くなっていた。こうして紀元前247年、秦王贏子楚は崩御した。しかし子楚が亡くなっても皓ランは涙を流さなかった。

皓ランが子楚と思いでに浸っていると、宦者令(かんじゃれい)がやって来て、子楚の遺言だと言って遺品を全て差し出すように言われてしまう。怒った皓ランは子楚との思い出の品を全て燃やそうとした。その頃、皓ランについて悪い噂が広まっていたので、政は冷酷なことは止めるよう皓ランを止めたが、皓ランは遺品を全て燃やしてしまった。皓ランがその場を離れると、政は家臣たちに宮中で皓ランを悪く言う者がいれば殺すように命じるのだった。

そして、ついに政が即位した。太后となった皓ランは、白仲を呼び出し、80叩きの刑に処した。それが終わると、白仲はこれまでの悪行を謝罪した。そして皓ランは白仲に政の武術を教える任に就かせた。それから5年後、政は呂不韋の管理下にあった。呂不韋中心の政治体制に不満を抱く政はその恨みを皓ランにぶつけた。そこで皓ランは政に王として何がしたいのかを質問した。すると政は戦争により六国を統一すると告げた。すると皓ランは、戦だけでは民心を掴むことができない。そして、王は人に懇願しないと言って、政は王としてまだ早すぎると告げた。

皓ランは自分の誕生日を政と殷小春(いんしょうしゅん)と共に過ごした。嫪毐(ろうあい)は姉である瓊華(けいか)が好きだった牡丹の花を皓ランに贈った。そして呂不韋も皓ランへの贈り物を持ってきたが会えずにいた。そこで贈り物である蜀錦を家臣に託したが、嫪毐によって燃やされてしまった。一方、華陽太后に呼び出された呂不韋は、政の正室選びを進めるよう言われる。華陽太后は蜀と漢が楚と同盟を組むことを恐れていた。そこで呂不韋は楚国の姫と政を結婚させることを思いつくのだった。

韓出身の夏大太后は、同じ韓出身の弄玉(ろうぎょく)を政の正室候補にしたいと考えていた。皓ランに、本当に秦の王妃になりたいのかと聞かれた弄玉は、弱国である韓が生き延びるためには秦の後ろ盾が必要だと語った。一方、呂不韋は政の王妃に楚の王女を勧めてきた。楚国が秦国と同盟を結べば強力体制になると考えた呂不韋だったが、皓ランは今の秦は強国なのでどの国も立てつくことはできないだろうと語った。それでは誰と結婚しても同じだと呂不韋に言われたので、皓ランは6国の姫たちを集めて王妃選びをすることにした。

ある晩、皓ランが寝所に来ると、そこには呂不韋が待ち構えていた。そして嫌がる皓ランを抱き寄せ、皓ランは自分の物だと迫ってきた。皓ランは、今の呂不韋の立場ならどんな美女でも手に入るのに、なぜ自分なのかと言って呂不韋を寝所から追い出した。

■今も占う亀卜
古今東西、人々は選択に迷ったら様々な方法で占ってきた。これまで自分の道は自分で決めてきた皓ランも、第32話では政の妃候補を亀の甲羅で占っている。この占いは、亀卜(きぼく)と言い、亀の甲羅に熱を加え、生じたヒビの形状を見て吉凶や方角を占うもの。そしてこの占いは奈良時代に日本にも伝来。宮中で行われていた卜占は、それまで二ホンジカの肩甲骨を使ったものだったが、伝来後は亀の甲羅で占う亀卜に代わっていった。

驚くことに亀卜は現在の日本でも宮中行事や各地の神社で行われている。2019年、天皇の代替わりに伴う11月の皇室行事「大嘗祭(だいじょうさい)」で神々に備える米を作る「斉田(さいでん)」が栃木県と京都府に設けられたが、これは亀卜による決定だったという。どんなヒビの入り方でその方角が決まったのか謎だが、宮内庁は詳細を明かしていないのでその実態はベールに包まれたままだ。

■第33話あらすじ
政の王妃選びが始まり、皓ランは、政自身に王妃を選ばせるため各国から王女たちを集める。燕の王女は、政は残忍だという噂におびえて逃げ出してしまうが、それを聞いた政は、面白がって自ら探しに行く。

一方、燕の王女の付き添いの娘、驪歌(りか)は捜しに来たのが政だと知らず、逃亡を隠すために自分が王女だと名乗ってしまう。政は驪歌を連れて帰り、噂通りか確かめろと言ってそのまま側に置くことにするのだった。

原題:皓镧传
制作:2019年 中国

■キャスト相関図(NHK)
李皓鑭(リ・こうらん)役:ウー・ジンイエン [声:中村千絵]
呂不韋(りょふい)役:ニエ・ユエン[声:東地宏樹]
嬴子楚(えい・しそ)役:マオ・ズージュン [声:平川大輔]
華陽(かよう)役:タン・ジュオ [声:小松由佳]
嬴政(えい・せい)役:トン・モンシー[声:清水優譲]

紹介ムービーとインタビュー映像
NHK「コウラン伝 始皇帝の母」番組公式サイト
 2020.09.27スタート 毎・日21:00~22:00 BSプレミアム
  ※再放送 翌週13:00~ 
Youtube予告動画

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