NHK総合「ヘチ 王座への道」第20話あらすじ:民を守るために、やるべきことは?李麟佐(イ・インジャ)の正体
原因不明の疫病騒動の裏に何者かによる陰謀が潜んでいるとにらむイ・グム(チョン・イル)は…「ヘチ 王座への道」NHK総合で(日曜よる11時)翌週6月27日(日)放送予定の第20話<黒の患乱2>のネタバレなしあらすじと見どころを紹介、番組公式サイトには予告動画と、チョン・イルのコメント動画が公開されている。NHK+にて1週間見逃し配信。
※7月7日には「ヘチ 王座への道」オリジナルサウンドトラック(OST)がリリースされる⇒収録曲など紹介。
また、チョン・イル主演新作時代劇「ポッサム-運命を盗む」(原題)が、KNTVにて9月より日本初放送される。詳しくはコチラ。
【「ヘチ」を2倍楽しむ】では、各話の詳しいあらすじと見どころ、時代背景や実在の人物の紹介、豆知識などまとめて紹介しているので視聴の参考にどうぞ。
「ヘチ 王座への道」は、民のための政治を行い名君と伝わる朝鮮王朝第21代王・英祖(ヨンジョ)の青年時代を仮想の人物として描いた作品。当時の舞台背景を詳しく知りたい方は【エピソード0】をチェックしておこう。
■キャスト
延礽君・李昑/朝鮮21代王英祖役:チョン・イル
ヨジ役:Ara(コ・アラ)
パク・ムンス役:クォン・ユル
ごろつきの頭タルムン役:パク・フン
老論はミン・ジノン役:イ・ギョンヨン
イ・タン/密豊君役:チョン・ムンソン
他
■第20話「黒の患乱2」ネタバレ⇒20話詳細あらすじ
自分たちの存在がイ・グムの政の邪魔になると都を去ったパク・ムンスは、清州で、ウィ・ビョンジュが軍営武器庫の鍵を管理する軍官と接触したと知る。そしてその軍官が豪遊している現場を目撃したムンスは…。
都では、王が活人署の薬に附子の毒を入れさせたという噂などが広まり、王への不信感は民の中で膨らむ一方。そこで国王、英祖(ヨンジョ)ことイ・グムは、謎の病に苦しむ大勢の民がいる場所へ自ら出向き、病を治す手立てを必ず見つけると約束する。
イ・グムは今回の病の症状が、少し前に地方で発生した病と同じだと知り、そのときに効果があった薬を使うよう命じる。イ・グムはこの騒動の裏には何者かによる陰謀が潜んでいるとにらむ。
一方、謀反をたくらむイ・インジャは、イ・グムに不満を持つ少論(ソロン)派の一部の重臣たちと接触する。反乱軍が数千に及び、慶州、全羅、平安道まで同時挙兵する計画だったと、パク・ムンスから詳しい状況を聞くイ・グムは…。
感染が広がる中、イ・グムが無謀な行動をとる。それに対してミン・ジノンが苦言を呈したときのイ・グムの言葉がこれだ。
「今は、誰がやるか、ではなく王と重臣が民を守るために動くこと。だから共に我々の仕事をしよう」
未だ先が見えないコロナ禍の今にぴったり当てはまる言葉だ。そして代案も出さずに、イ・グム排除ばかりに目を向けて文句を言う重臣たちも、どこかで見た気がするのは筆者だけだろうか。
今回一番の見どころは、謎の病に苦しむ大勢の民がいる場所(活人署)での民に向けたイ・グムの言動。大判のハンカチご用意の上、ご視聴を!
イ・グムの的確な対応と分析に、ミン・ジノンとチョ・テグも感服。今回は、イ・グムとパク・ムンス、ミン・ジノンとチョ・テグ。2世代の男の友情も、今回最大の見どころ。
さて、本作中盤では出番の少なかったAra扮するアロ。最終回に向けて露出も増えてくる。今回は、表情一つでイ・グムの悩みを見抜くヨジにも注目。ヨジがイ・グムを守るような事態にならないように願うばかりだが…。Araは、NHKBSプレミアムにて2021年6月現在放送中の「花郎(ファラン)」でもヒロインを務めている。
謀反の首謀者である、イ・インジャは、第21代王・英祖と老論派を排除しようと「戊申の乱」を起こした実在の人物、李麟佐(生年不詳~1728年没)。チャン・グンソク主演「テバク~運命の瞬間(とき)~」でチョン・グァンリョルが怪演で徹底的な悪役を演じたあの人物だ。ドラマでは、この乱をきっかけでイ・グムが党派にとらわれない人材の登用に踏み切ったが、実際の英祖もまた党派に偏らない“蕩平策”を強化し、王権の強化ができて政局は安定したのだ。実在した李麟佐と演じたコ・ジュウォンについては李麟佐の乱(戊申の乱)の首謀者、李麟佐(イ・インジャ)とは?で詳しく紹介している。
この回の詳しいあらすじと見どころは、20話詳細で。ここでは、多くのドラマのロケ地となっている「清州」についても詳しく解説している。
◇NHK「ヘチ 王座への道」番組サイト
2021.02.14スタート 毎・日23:00-24:00 NHK総合
2019.11.10-2020.05.03 毎・日21:00~22:00 NSプレミアム
◇作品公式サイト
【作品詳細】【「ヘチ」を2倍楽しむ】