「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」知っておくべき高句麗と貴族勢力(五部):桂婁部、絶奴部、順奴部、灌奴部、消奴部

[10月05日11時40分]  【ドラマ】

「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」知っておくべき高句麗と貴族勢力(五部):桂婁部、絶奴部、順奴部、灌奴部、消奴部

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KBSが「剣と花」以来、8年ぶりに高句麗を舞台にした本格時代劇「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」が、10月31日(日)からNHKBSプレミアムにて日本初放送!放送に先駆けてドラマの舞台となった高句麗時代を紹介、Youtubeにて日本語字幕なしの予告動画が視聴できる。



「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」は、三国時代の高句麗(コグリョ)を舞台に、国を守るために戦う王女と純朴な青年の真実の愛の物語。
【「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」を2倍楽しむ】では、ドラマの見どころやキャストの魅力、放送にあわせて各話のあらすじと見どころ、豆知識など紹介していく。

※朝鮮半島初の王朝と三国時代については、【韓流コラム:古朝鮮~三国時代(高句麗、百済、新羅)編】で解説している。

■チュモンが建てた高句麗(B.C.37年~A.D.668年)
卵から生まれた朱蒙(チュモン)が建国したという高句麗の“建国神話”がある。高句麗がどのような経緯で建国されたのかはよくわかっていないが、朝鮮半島に現存する最古の歴史書『三国史記』によると、天帝の子・解慕漱(ヘモス)を父に持つ高朱蒙(コ・チュモン)が扶余の金蛙王(クムワワン)の養子となった後、B.C.37年、王権争いから逃れるために卒本(ソッポン)に逃れて高句麗を建国し、東明聖王(トンミョンチョンワン、または東明王)(在位B.C.37~B.C.19)として即位したとされている。
※高句麗の建国をドラマにしたのが「朱蒙」だ。

■三国(高句麗、百済、新羅)の中でイチ抜けした高句麗
小国(部族国家)が乱立する古朝鮮の中、いち早く抜け出したのが高句麗だ。中国大陸に隣接する北方は、近隣の扶余、後燕、北魏など大陸からの脅威を受けたが、大陸の進んだ文化や技術、仏教を受け入れ、4世紀後半には国家体制を整えた。
地図【拡大する】中国東北部と朝鮮半島の北部を700年余りにわたって支配した。
東明聖王亡き後に即位した長男・琉璃王(ユリワンまたは瑠璃王)の息子の大武神王(テブシンワン)が扶余王を討ち、高句麗を発展させた。その後、第9代・故国川王(コグッチョンワン)の時代に反乱が起きるが、内政の改革を断行する。その後も後継争いや、百済遠征に失敗して逆に侵攻を受けるが、第19代・広開土王(クァンゲトワン)の時代には、南方の百済、伽耶を圧倒し、北では東扶余を制圧し遼東半島や満州那部といった中国大陸まで領土を広げた。第20代王・長寿王(チャンスワン)の時代には百済に進出し、親子二代で高句麗の全盛期を築いた。
※高句麗の全盛期をドラマにした作品には「太王四神記」「広開土王」などがある。

■高句麗五部が貴族勢力として存在
紀元前1世紀頃、鴨緑江の支流佟佳江(とうかこう)流域にあった消奴部(ソノブまたは涓奴部)、絶奴部(チョルロ/チョルノブ)、順奴部(スンノブ)、灌奴部(クァンノブ)、桂婁部(ケルブ)を中心に小国を連合して高句麗が形成され、高句麗五部と呼ばれたこの5つの部族が貴族勢力として力を持った。初期は消奴部、後期は桂婁部から王が立てられ、王妃は絶奴部から立てられた。各部が自治権を持ち、独自の外交を行っていたため、王は部族の代表程度の力しかなかったが、桂婁部出身の第6代・太祖大王(テジョテワン)が5つの部族をまとめ古代国家体制を整え、諸加会議(チェカフェウィ)と呼ばれる政治会議で政策について論議された。また、この代表を古鄒加(コチュカ)と呼ぶ。
「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」でも、桂婁部の王、絶奴部の王妃という設定で、5つの部族が貴族勢力として登場する。

■高句麗の衰退
第23代・安原王(アンウォンワン)が病死した後、1年近く王権争いが起き、外戚2000余人が殺害され第24代・陽原王(ヤンウォンワン)が王位に就いた。だが、その後も反乱が起き王権は失墜。最高官位の大対盧(テデロ)が政治の実権を掌握し始める。
第26代・嬰陽王(ヨニャンワン)の時代には、中国を統一した隋(581年-618年)による侵攻が4度も行われたが、乙支文徳(ウルチムンドク)将軍らの働きで凌ぐ。これにより隋は疲弊し滅亡するが、さらに強力な唐(618~907)が高句麗に侵攻してくる。
系図【拡大する】第27代・栄留王(ヨンニュワン)は唐に従属して高句麗を安定させようとするが、武将の淵蓋蘇文(ヨンゲソムン)がこれに反対し、栄留王を暗殺して宝蔵王(ポジャンワン)を第28代王に就け、淵蓋蘇文は独裁色を強めていく。そんな中、唐と結んだ新羅に攻め込まれ、高句麗は百済と結んで対抗するが、淵蓋蘇文の死後、高句麗は弱体化し、唐・新羅連合に滅ぼされた。
「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」は、王権が弱まった第25代・平原王(ピョンウォンワン)と第26代・嬰陽王(ヨンヤンワン)の時代を背景にしている。
※歴代王については【高句麗王朝系図】で確認できる。


年表【拡大する】■同じ時代を描いた作品は?
「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」と同じ、三国時代の終盤を舞台にしたドラマには、2021年10月24日までNHKBSプレミアムで放送の「花郎(ファラン) 希望の勇者たち」をはじめ、「善徳女王」「薯童謠-ソドンヨ-」など多い。
「剣と花」は、「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」の後に続く時代設定だ。
※三国時代を舞台にしたドラマは【ドラマの年表:三国時代】で確認できる。


■キャストメインキャスト紹介
ピョンガン/ヨム・ガジン[カジン]:キム・ソヒョン(声:合田絵利)
オン・ダル[タル]:ナ・イヌ(声:三木眞一郎)
コ・ゴン[コン]:イ・ジフン(声:河西健吾)
へ・モヨン:チェ・ユファ(声:甲斐田裕子)
オン・ヒョプ:カン・ハヌル<特別出演>(声:阪口周平)
ほか

NHK「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」番組サイト
 2021年10月31日 日曜21:00~22:00 日本初放送
Youtube予告動画(日本語字幕なし)

kandoratop【作品詳細】【「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」を2倍楽しむ】


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