Netflix「恋慕」第13話あらすじと見どころ:パク・ウンビンとロウンの束の間の幸せを壊す王の死

2021年11月23日08時00分ドラマ
Netflixシリーズ『恋慕』独占配信中!

フィ(パク・ウンビン)が女人だったと知ったジウン(ロウン/SF9)!野望を実現すべくサンホン君ハン・ギジェ(ユン・ジェムン)が動き出す…韓国時代劇「恋慕」第13話が11月22日(月)韓国KBSで放送、Netflixを通じて独占配信開始された。毎週月・火曜1話ずつ更新される。

「恋慕」は、王位継承者だった双子の兄の死により、男装して王となる運命を背負った女性が、自分の正体、そして秘めた恋心を誰にも明かせないまま、波乱の人生を歩んでいくフュージョン時代劇。
【「恋慕」を2倍楽しむ】では、ドラマの見どころや各話の詳しいあらすじ、豆知識など紹介している。



■第13話
捕らえた内禁衛将ユンと向き合うソクチョは、女装したフィがタミに似ていたというが、双子だからと納得する。そこに目撃情報の知らせが入り、ソクチョは兵士を連れて黄鶴山付近の森へ向かう。

一方、直接言及することなく、自分の秘密をジウンに明かしたフィ。どう対応すればいいのか戸惑いながらも、気づいてやれなかった自分自身を恨んでいると、フィに謝る。人を欺いて世子フィとして生きてきた事情を打ち明けようとするフィに、今は体を休めることが大切、詳しい説明はいらないというジウンは、フィさえいれば何も望まないと、優しく抱き締める。

その頃、フィの護衛武士カウンは王の首元に刀を突き付け、内禁衛将に尾行させて自分を守らせていた理由を聞くが、「人を殺めることですべて解決すると思ったのか」と王に問い返され言葉に詰まる。実はカウンは10年前に無実の罪で処刑されたカン翊善(イクソン)の息子だった。王はカウンの刀に付けた札から、彼の正体に気づいていた。その札は、当時の師であり友だったカン翊善と、新たな世を築くと約束した証に分かち合ったものだった。その約束を守れなかったが、必ずそんな世を築き上げてみせると、亡き友の息子カウンに誓う王。そこに尚膳が湯薬を持参する。湯薬を飲み干した王は、隠れているカウンに、彼の父の墓の場所を教えてやる。カウンが部屋を出た直後、王が亡くなる。尚膳が運んだ湯薬は毒入りだった。
※王の死の確認:息を確かめるために御医が王の鼻の下に綿をあてがうのは、実際に行われた確認法。また、王宮殿の屋根に上って、王の服を大きく振って王の死を知らせるのは「上位復=サンウィボク」という儀式。
※尚膳(サンソン):王の側近。尚膳がなぜ王に毒を盛ったのかは9話参照。


黄鶴山。ジウンの胸に抱かれて一晩を過ごしたフィは、自分と一緒にいると、生涯身を隠す人生を送ることになるというが、「望んでいた暮らしと大差ない」と、こともなげに答えるジウン。そして安全な場所での、穏やかな人生計画を話す。一方、囚われた内禁衛将ユンは身を隠していたヒョンに助けられ、ヒョンは黄鶴山付近へ、ユンは隠れ家の北城山へフィを捜しに行く。

フィとジウンは市場に出て、フィは再び男装する。この方が落ち着くといいながらも、どこか寂しそうなフィだが、安全な場所に着けば、毎日綺麗な服を買ってあげるというジウンの言葉に一瞬表情が明るくなる。だが、幸せなひと時な長くは続かなかった。ジウンが、フィが見惚れていた簪(かんざし)を買いに行った隙にフィが拉致されてしまう。外祖父サンホン君ハン・ギジェから、父王が逝去したと聞き驚くフィ。一方、北城山に着いたユンを待っていたのは、ひと足先に到着してキム尚宮たちを捕らえたソクチョの部下たちだった。いなくなったフィを必死で捜すジウンは、王が死んだという噂を耳にし、王宮に向かう。

王宮では、王の毒殺が公然とささやかれていた。王妃の父チャンチョン君は、民の動揺を鎮めるためにも世子の指名を急ぐよう大妃に迫る。そこにサンホン君がフィを伴って現れ、フィは祭壇の前で涙を流す。

孫のチェヒョン大君を世子にするつもりだったチャンチョン君は、国葬中の王宮に廃世子を連れてきたサンホン君とフィの処罰を大妃に願い出るが、父の死に駆けつけたフィを罰することは出来ないと大妃。そこに、サンホン君が入室し、チャンチョン君に退室を促す。サンホン君は、謀反を働いたものを処罰し、速やかに王を決めねばならないと大妃にいう。そしてチャンチョン君が私兵を育てている証拠を見せ、彼が捲堂の件で王と溝が出来たために王を毒殺したと吹き込む。
※捲堂(クォンダン):儒生たちによる示威行動。

フィは、涙ぐんでいる異母弟チェヒョン大君を見つけ、慰める。一方、サンホン君の登場で一気に旗色が悪くなったチャンチョン君はウォンサン君を呼んで、相談しようとするが、ウォンサン君は、捲堂を焚きつけた覚えはないと、裏切る。彼の狙いが世子の座だったと気づくチャンチョン君だが、時すでに遅し。サンホン君からチャンチョン君が王を毒殺したと聞いた大妃は、王妃とチャンチョン君の逮捕を命じ、チェヒョン大君までが捕らわれる。

外祖父サンホン君は、フィが王位につかなければ、フィを逃がした内禁衛、キム尚宮たち全員を処刑し、ジウンは奴婢の身分に落とす、と脅す。東宮殿に連行されるフィをヒョンが助けようとするが、サンホン君が現れ、ヒョンの兄ウォンサン君が世子の座を狙ったと告げる。牢に繋がれたチェヒョン大君に会ったフィは、大君もまた、彼の母である王妃と外祖父チャンチョン君の欲心のために、こんな日が来るのではないかと怖れていたと知り、辛いのが自分だけでなかったと気づく。そして大君を決して死なせないと約束する。そしてサンホン君に、チェヒョン大君の命とフィの味方たちに手を出さないでくれたら、王になって外祖父の操り人形になると約束する。サンホン君はこの条件を飲む。

神武門画像:ソウルナビより 「神武門」一方、父ソクチョからフィが王になると聞いたジウンは、フィの元に駆けつけるが、すでに王になる決心をしたフィは、ジウンに涙で謝る。まだ今なら間に合うというジウンに、私に近づいてはいけない、決して…とフィ。
※神武門(シンムムン):景福宮(キョンボックン)の一番北にある門。門が造られた年数は不明だが、1475年(第7代王・世祖の代)に命名されている。

■見どころ
男の世子に恋慕することで悩んでいたが、フィが女だと知って驚くジウンを、ロウンが目を丸くして可愛い演じる。一方、勇ましい世子からか弱い女性としてジウンにもたれかかるパク・ウンビンの演技のふり幅の広さに驚かされる。追われる身であっても愛する2人にとっては幸せなひと時だ。

一方、一石二鳥どころでない、邪魔者総清算の恐ろしい「王の毒殺」計画を立てたサンホン君。「欲望を満たすのに理由などいらない」というセリフや、「王になる」と約束したフィの傷口を強く握るサンホン君。フィの喪服に沁みる血がまるで約束の印のようで、サンホン君を演じたユン・ジェムンの演技が怖すぎる。

※Netflixシリーズ『恋慕』独占配信中

■キャスト
世子イ・フィ役:パク・ウンビン/チェ・ミョンビン
チョン・ジウン役:キム・ロウン(SF9)/コ・ウリム
イ・ヒョン役:ナム・ユンス
シン・ソウン役:ペ・ユンギョン
キム・ガオン役:チェ・ビョンチャン
ほか

■スタッフ
演出:ソン・ヒョンウク「僕が見つけたシンデレラ~Beauty Inside~」「また!? オ・ヘヨン ~僕が愛した未来(ジカン)~」
脚本:ハン・ヒジョン「とにかくアツく掃除しろ! ~恋した彼は潔癖王子!?~」

Netflix
 2021年10月11日スタート 月・火
Youtube予告動画

kandoratop【作品詳細】【「恋慕」を2倍楽しむ】