ジュノの心からの告白「赤い袖先」第15-16話あらすじ:遂にサンの愛を受け入れたドクイム

2022年06月05日08時00分ドラマ
©2021MBC

ジュノ(2PM)×イ・セヨン主演の韓国時代劇「赤い袖先(原題)」(全17話)がKNTVにて日本初放送!2022年6月4日(土)の第15−16話のあらすじと見どころを紹介、予告動画はKNTV番組公式サイトで視聴できる。

※8冠を受賞した「2021 MBC演技大賞」で最優秀演技賞を受賞したジュノは、5月7日に発表された「第58回百想芸術大賞」で男性最優秀演技賞、および一般投票によるTikTok人気賞を受賞した。

詳しいあらすじを知りたくない方は、見どころと※豆知識をご覧になって、あらすじは確認用にどうぞ。また、次の金曜日に再放送するので、見逃した方はチェックをお忘れなく!



「赤い袖先」は1700年代の朝鮮を舞台に、自分が選択した人生を守ろうとする女官ソン・ドクイムと、愛より国を優先する帝王世孫イ・サンの切ない宮中ロマンスを描く。
【「赤い袖先」を2倍楽しむ】では時代背景や見どころ、韓国での評判、キャストの魅力などまとめて紹介している。

■キャスト主要人物紹介
イ・サン役:ジュノ(子役:イ・ジュウォン)
ソン・ドクイム役:イ・セヨン(子役:イ・ソラ)
ホン・ドンロ役:カン・フン(子役:チェ・ジョンフ)
英祖役:イ・ドクファ
提調尚宮チョ氏役:パク・チヨン
ソ尚宮役:チャン・ヘジン

akaisode©2021MBC■第15話あらすじと豆知識
ドンロ(カン・フン)が起こした宮女誘拐事件の直後にドクイム(イ・セヨン)に口づけをしたサン。二度と姿が見えないように宮廷から出ていくよう命じられたドクイム。翌朝、親友にも告げず去っていった彼女の部屋を訪れると先王から贈られた暎嬪(ヨンビン)李氏が著した『女範』だけが置かれ、本の間には破られた書物が挟まれていた。それは幼少期にサンの危機を救った禁書のページだった。

1年後、サンの妹チョンヨン公主の屋敷に仕えながら平凡に暮らしていたドクイムは街中で偶然ドンロと再会する。狩りに出かけたサンはチョンヨン公主の屋敷で一泊するが屋敷内でドクイムと鉢合わせ。「王の女として承恩を受けながら側室になれない宮女は一生部屋の中で窮屈な暮らしをする事になる、それを恐れているのだろう」と皮肉を言って立ち去るサンに涙するドクイム。
※承恩(スンウン):王の寵愛を受ける(肉体関係を持つ)事。承恩を受けた女官は承恩尚宮となり、更に深い寵愛や懐妊を経て正式な側室となる。

その後、王宮からの命令で宮女として呼び戻されたドクイムはドンロに会いにいき、ウォンビン ホン氏の死が兄であるドンロのせいだと言ったことを謝る。ひとしきりドクイムをからかったドンロは、もし自分が死んだらそれはドクイムのせいだとまるで死を覚悟したような言葉で王宮に戻るドクイムを送る。ドクイムを戻したのは恵慶宮(ヘギョングン)だった。新たにサンの側室となったファビン ユン(和嬪 尹)氏の身の回りの世話をする事になったドクイム。一方、ドクイムへの気持ちを断ち切る為にファビン ユン氏を誠心誠意愛すると決めたサンだが宮女達の中にドクイムがいるのを見て驚く。
※ファビン ユン(和嬪 尹)氏:(1765年生〜1824年没)。正祖の2番目の側室。生涯子宝に恵まれず想像妊娠したという説がある。詳しくはサンを愛した王妃と側室たち

ファビン ユン氏はサンのただならぬ視線を怪しんでサンのもとにドクイムを遣わす。入浴を終え、「他の男と愛し合う事も許されず、好きでもない王のそばで一生を過ごす事が最適な罰になる」と皮肉を続けるサンに冷たい表情のドクイム。ファビン ユン氏はドクイムを警戒し始め、嫉妬から次第にドクイムへの嫌がらせもエスカレートしていく。

妹も野望も失ったドンロは亡き妹の後を追って命を絶つ。生前最後にサンに遺した手紙を見たサンは、幼い頃に禁書のページを破ってピンチを救ったのが自分ではなく、幼い宮女見習いのセンガクシだったと知り、それがドクイムか確認する為にファビン ユン氏のもとに向かった。ファビン ユン氏はドクイムの居場所を聞かれて嘘をつく。近くから聞こえてくる洗濯の音に近づいてみるとドクイムはそこに居た。彼女のあかぎれだらけの手を見てサンは怒る。

ドクイムを宮廷に呼び戻した母・恵慶宮を問い詰めるサン。彼女は「あの子ならあなたを幸せにできる、幸せになりなさい」と語る。

ドンロの死を知って涙を流していたドクイムに、幼い頃禁書のページを破いたのはお前かと尋ねるサン。過ぎた事だと言うドクイムに自分を見守って何度も助けてくれた事に感謝の気持ちを伝える。もうあの頃には戻れないのか、そう呟いて立ち去ろうとするサンの袖にドクイムが手を置くと、サンは驚きながらもドクイムを強く抱き寄せた。

■見どころ
大きな過ちを犯したドンロだけでなく、ドクイムまでもが宮廷から追い出されるという衝撃の展開が描かれた。出宮した後のドクイムが困らないように、チョンヨン公主に手をまわしたのもサンだった。1年後に宮廷の外で暮らすドクイムの暮らしぶりや、偶然鉢合わせしてしまったサンからの心無い言葉に涙を流すドクイムの様子が切なく描かれた。一方では、会いたくなかった(心の中では会いたくてたまらなかった)ドクイムをすれ違う度に意識してしまうサンの様子が微笑ましく描かれ、後半のファビン ユン氏に酷使されていたドクイムを見て怒り狂う姿からも自分の気持ちを整理する為にあえて冷たい言葉を浴びせていた事が窺える。

全てを失って宮廷から追い出されたドンロは妹を追って自ら命を絶つという悲しい結末を迎えたが、最後にサンに宛てた手紙では自らの欺瞞を暴いてドクイムとの関係を修復させる重要な役割を果たした。また恵慶宮が息子に真実の愛を貫いて幸せになって欲しいと語る姿からは、王としてではなく、一人の人間としての息子の幸せを願う母姿が感じられる。

終盤のシーンではドンロの死を悼んで涙を流すドクイムに「俺の居ないところで泣くな」「お前が’泣いたら胸が痛んで耐えられない」と精一杯真心の詰まった告白と感謝の言葉にドクイムの心が動かされる様子が描かれた。残すところあと2話、次回では二人の関係が急接近するに違いない。



akaisode©2021MBC■第16話あらすじと豆知識
長い年月を経てようやく想いを通わせ、寄り添い合うサンとドクイム。しかし二人の関係に嫉妬したファビン ユン氏は大妃キム氏にドクイムが男に会っていると密告し処罰を願い出る。

翌日、サンを呼び出したキム氏は島流しにされた兄の病状が悪化している事からサンに取引を持ちかけるが、サンはキム氏の提案を受け入れる事が出来ない。返答を聞いてファビン ユン氏と手を組む事にしたキム氏はその夜ファビン ユン氏を訪ねるよう助言する。ドクイムが関係していると悟ったサンはその夜、言われた通りにファビン ユン氏のもとを訪れる。

ファビン ユン氏と大妃キム氏の策略で私通の疑いで処刑の危機に瀕していたドクイム。彼女が会っていたのは武科(武官になる為の試験)に合格し、入宮したばかりの兄だが、事実を明かすと兄が思悼世子(サドセジャ=荘献世子)(罪人とされ英祖の命で米びつに閉じ込められ餓死させられた世子)と共に処刑された翊衛司の息子だと知られ、兄の将来を潰すと思って真実を告げる事が出来ずにいた。助け舟を出したのは恵慶宮だ。二人が兄妹だと明かし、思悼世子が罪人だったと食い下がったファビン ユン氏はサンの怒りを買い、大妃キム氏もこれ以上何も言えなくなってしまう。
※私通(サトン):形式上は全員が王と婚姻関係とされた宮女が他の男性と心を通わせる事。発覚すれば死罪となる重い罪とされた。

その夜、サンはソ尚宮(チャン・ヘジン)にドクイムを寝室に通すよう準備を命じる。自分が承恩を受けると知って遠い目で支度をするドクイム。「これはいつか話していた罰か?王にとっては一夜限りだが私は全てを失う」というドクイムに、拒むならば一生忘れると寂しい表情を見せるサン。何も言わないドクイムを見て諦めかけるが、ドクイムはサンの手を握り、二人は夜を共にした。

ドクイムにとっては覚悟を決めた夜だったが、それ以来10日も姿を見せないサンに不安を募らせる。サンはドクイムに考える時間を与えようとしていただけだった。平然とした様子で現れたサンは不安そうなドクイムを見つめて強く抱きしめた。

月日が経ち、これまで恐れていた、サンがやって来るのを待つだけの生活を送りながらも幸せを感じていたドクイム。一方、サンの元にはドクイムが懐妊したとの知らせが届き、大喜びしたサンはドクイムのもとに急ぐが、途中で数年間子宝に恵まれずにいた中殿のもとに行き先を変える。

懐妊を知りながらもサンが正妻である中殿を慰めていると知ったドクイムも側室としての生活を受け入れる。翌朝、ドクイムのもとを訪れたサンは彼女の寝顔を見つめていた。

親友たちが休暇で宮の外に出かけるのを見送ったドクイムは王の寵愛を受けて二度と宮の外には出られず。これまで守り抜いてきた自由な自分に別れを告げ、サンから与えられた「宜」の字を冠してウィビン ソン(宜嬪 成)氏として暮らしていく事を覚悟する…。

■見どころ
宮中の政治的な思惑や愛憎に巻き込まれて再び処刑の危機に瀕したドクイム。結局、恵慶宮の登場で潔白が証明されただけでなく、ファビン ユン氏と大妃キム氏を牽制する事にも成功しスカッとするシーンだが、ここでも王以外の男性を想い慕う事を禁じられた宮女の不自由さが描かれた。あまり詳しくは語られなかったが、この時、ファビン ユン氏が証拠として提出したのはドクイムが兄から贈られた「青い袖先」だ。第7話では本作のタイトルでもあり、王の女を意味する「赤い袖先」とは正反対の象徴となる袖飾りを贈られたドクイムに嫉妬していたサン。相手が兄だったと知って安堵する表情が印象的だった。

前回終盤でサンの告白を遂に受け入れたドクイム。今回は上記の事件も相まって、承恩を受けて側室になり、懐妊するまでがかなりスピーディーに描かれた。二人が結ばれてハッピーエンドに向かう、というのはドラマではありがちな展開だが、本作ではドクイムが愛の代わりに自由を失う「諦め」が描かれている。今回のエピソードではこれまで彼女がサンの求愛を拒んできた理由が生々しい現実という形で分かりやすく描かれ、虚ろな眼差しで準備をする彼女とそれを察して気遣うソ尚宮の姿、親友とはしゃぎながら宮の外に出かける自分自身の幻に涙で手を振るシーンはその最たるものだ。

純愛を貫き主君として思いのままに幸せを手に入れたサンと、愛を選んだが為に(ましてや側室なので王の女の一人に過ぎないのに)自分らしい自由な生活を失ったドクイム。そんな彼女にサンが与えた、“よい”を意味する“宜”には「夫婦になって仲睦まじい(宜家宜室)、夫婦間の仲睦まじい楽しさ(宜家之楽)」というサンが理想とする家族の意味が込められている。ドクイムが宜嬪(ウィビン)成(ソン)氏となり、いよいよ迎える最終回、当時の社会不平等さの中で生きる二人は本当の幸せを手に入れる事は出来るのだろうか。

■KNTV「赤い袖先(原題)」
2022年4月16日スタート 土20:00-22:30 ※2話連続、日本初放送
 (再放送)金11:30-14:00 ※2話連続
話数/クレジット:全17話/©2021MBC

KNTV「赤い袖先(原題)」番組公式サイト
2022年4月16日スタート 土20:00-22:30 2話連続
 (再放送)金11:30-14:00 ※2話連続
KNTV



■KNTV
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