菅田“義経”退場に涙!「鎌倉殿の13人」第21話に市原隼人が登場!第20話ネタバレあらすじと予告動画

2022年05月23日14時48分ドラマ
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13人の中のひとり、八田知家役で市原隼人が登場!NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)5月29日(日)放送の第21話「仏の眼差し」あらすじ、前回第20話「帰ってきた義経」のネタバレあらすじを紹介、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信中。



平泉に帰って来た義経(菅田将暉)に「九郎、よくやった!」と言う御館・藤原秀衡(田中泯)の労いの言葉で始まった5月22日放送の第20話。しかし、義時(小栗旬)の策略で命を狙われることになった義経は、自分の首で平泉が助かるなら本望と自害。奇襲をかけてきた藤原泰衡(山本浩司)率いる軍勢を前にキラキラした目で戦況を見守る姿や、義時に鎌倉攻略を話して聞かせるシーンではかつての義経を思い起こさせ視聴者の感動を与えた。そしてすれ違ったまま無言の再会を果たした頼朝(大泉洋)、義経兄弟。義経の首桶を前に「九郎、九郎~・・・」と泣き崩れる頼朝の孤独が悲しかった。

また、義経の子供を身籠った静御前が頼朝を想って見せた悲哀の舞を披露。有名な「しずやしずのおだまきを繰り返し・・・」という一節、“静よ静よと名前を呼んで下さった、昔のように懐かしい判官様(義経)”の舞を石橋静河が堂々と舞って魅了。そして嫉妬から義経を襲わせた里役の三浦透子の、女の意地を見せた最期の告白も感動を呼んだ。その一方で、小栗旬演じる義時にも変化が。今までは仲間の死を避けるべく奔走していた彼が、頼朝の命を受け義経を亡き者にするために罠にはめた。大事な家族を守るため、兄との約束を守るために次第に覚悟が行動に現れる小四郎義時の今後の動向が気になるところだ。

そして5月29日放送の第21話では、藤原泰衡を討つべく鎌倉軍が平泉を攻める。その勢いのまま、頼朝は上洛準備へ取り掛かるのだが、またしても策略家の後白河法皇(西田敏行)が次の手を打ってくるか。義時の異母弟・北条時連役で瀬戸康史が登場し、鎌倉殿の13人のひとり、八田知家役の市原隼人が参戦!平家滅亡、義経の退場により新たなフェーズに入る第21話を楽しみに待ちたい。

■田中泯が魅せた真骨頂
奥州の覇者と呼ばれ、奥州藤原氏の栄華を築き上げた藤原秀衡が退場した第20話。舞踊家であり、今や俳優業も続ける田中泯の起用は、放送前から話題となっていたが、北条義時が主人公のドラマにおいて、“御館”と義経から尊敬の眼差しで見られていた藤原秀衡は脇役に過ぎない。しかし、最後に来て注目を集めたが田中泯が魅せた“物言わぬ亡霊の舞”だ。生きた者とも死んだ者とも思えぬ舞に、放送終了後にはTwitterで「義経」と共に「田中泯さん」のワードが注目され「鎌倉殿の13人」はトレンド1位を獲得した。

そのシーンというのは、追い詰められた義経が夜に畑を見ていると、秀衡の亡霊があらわれ、手にとった土を戻すと義経へ向けて手を差し伸べ、誘う仕草を見せるという短いもの。しかしゆっくりした動作の中にも躍動を感じる舞は、まさに“静の中のエネルギー”そのものだった。死に際にも鎌倉攻めの野心を覗かせたほどの秀衡。田中泯による亡くなった者の無言の主張は視聴者に感動を与えるものとなった。

■前回(第20話)ネタバレあらすじ
文治3年(1187年)冬、頼朝による義経包囲網を潜り抜け、平泉にやって来た義経を、藤原秀衡は温かく迎えた。しかし義経を迎え入れたことで奥州平泉は鎌倉の最大の脅威となるのだった。それから時が経ち、元気を取り戻したかに見えた大姫を入内させる話が持ち上がる。そして奥州では藤原秀衡が死去、弟の藤原泰衡が跡目を継ぎ、国衡(平山祐介)が秀衡の妻を娶ることになった。

鎌倉では、義時が義経を連れて帰りたいと思っていた。頼朝に平泉行きを志願すると、頼朝は「生かして連れて帰るな」という条件で平泉行を許可する。頼朝は藤原兄弟の不仲を利用し、泰衡をたきつけ義経の首を取らせる。勝手に義経を討ったことを理由に、平泉へ攻め入り滅ぼすというのが頼朝の戦略だった。義時は、梶原景時の使いという善児(梶原善)を連れて平泉を目指した。泰衡と対面した義時は、義経を渡そうとしない藤原氏に対し、鎌倉を敵に回すつもりかと牽制。しかし、泰衡は畑仕事をしている義経にとって、頼朝を攻めることはないと断言した。

実際、義経は畑を耕し、正妻の里とも仲睦まじく暮らしていた。義経は義時に、戦をするつもりはないが、「平泉に手を出したら決して許さない。鎌倉が灰になるまで戦ってみせる。」と頼朝に伝えるよう告げた。

それから義時が平泉に滞在中も畑仕事をしている義経に、義時は突然、静の“その後”を語ってきかせた。静は吉野で時政の手勢に捕まり鎌倉へ連れてこられた。お腹の中には義経の子を身籠っていたので、自分が静であることをひた隠しにしていたが、頼朝は生まれて来た子が男であれば由比ヶ浜に沈めるよう命じた。政子は静のことを案じて鎌倉から逃がそうとしたが、比企能員の妻・道(堀内敬子)に責められた静は自分の正体を明かしてしまう。静は頼朝の前で舞を披露することになり、義時から下手に舞うよう言われるが、「しずやしず・・・」と義経を想う歌を歌い、優雅に舞ってみせるのだった。

政子は静に女の覚悟を見て称賛するが、静は鎌倉から出ることは許されず、数か月後に男子を生んだ。その子は頼朝の言いつけ通り由比ガ浜で沈められ、静は鎌倉を去り、その後は行方知れずになっていた。これを聞いて激昂する義経を見て、義時は泰衡に「義経は鎌倉への恨みが膨れ上がり、国衡と共に挙兵する」と吹き込んだ。そして相手が戦準備をする前に奇襲をかけるよう促すのだった。

ある夜、義経は庭に現れた秀衡の亡霊を見て泰衡の襲撃に対して覚悟を決める。里と娘を殺すと、義時を呼びよせた。外では泰衡の襲撃に弁慶はじめ義経の家人らが防戦していたが、義経は、自分の首で平泉が守れるなら本望だと言って、自害することを告げた。そして自分が描いた鎌倉攻略を記したものを鎌倉に届けて欲しいと渡した。義経の鮮やかな戦略に感服する義時だったが、義経との別れを惜しんで来た道を辿り帰路についた。

鎌倉に戻った義時は、頼朝に平泉のことを報告すると、義経に言われた通り、鎌倉攻略が書かれた紙を景時に見せた。景時は「このとおり攻められたら鎌倉は間違いなく滅びていたことだろう」と感服した。それから数日が過ぎ、義経の首桶が鎌倉に到着した。頼朝は亡き最愛の弟と対面し「九郎、よう頑張ったな。」と労いの言葉をかけ首桶を抱きしめながら「九郎、九郎・・・。」と言って涙を流した。

■第21話「仏の眼差し」あらすじ
源義経(菅田将暉)を失った奥州に攻め込み、藤原泰衡を打ち取る源頼朝。義時・畠山重忠(中川大志)らが生前の義経を偲ぶ中、頼朝は毅然として上洛に向け準備を開始する。一方、京の後白河法皇(西田敏行)は、丹後局(鈴木京香)と今後の動静を憂慮し、今後に向けて備えていた。そんな中、鎌倉では八重が子どもたちの世話に奔走。八重の明るい表情に政子も嬉しく思い笑みを浮かべる。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第21話は5月29日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:三谷幸喜、出演:小栗旬/大泉洋/菅田将暉/小池栄子/新垣結衣/西田敏行ほか。番組公式Twitterアカウントは「@ nhk_kamakura13」。第21話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」番組公式サイト

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