韓国ドラマ「緑豆の花」第7話あらすじと見どころ:壊れていくユン・シユン…ユン・ギュンサンとイ・ジュニョク特別出演
19世紀後半、世界の歴史をも揺るがした朝鮮で起きた農民たちによる反乱の渦中で、運命が変わってしまった異母兄弟(チョ・ジョンソク×ユン・シユン)の過酷な運命を描く本格時代劇「緑豆の花」(全24話)の第7話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識など紹介する。日本版予告動画はYoutubeにて視聴できる。
「緑豆の花」は1894年、東学農民革命(甲午農民戦争)の歴史の中で農民軍と討伐隊に分かれて戦わなければならなかった異母兄弟の波乱万丈なヒューマンストーリー。【「緑豆の花」を2倍楽しむ】では時代背景や各話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識などまとめて紹介していく。
■キャスト⇒抑えておくべき13人
ペク・イガン役:チョ・ジョンソク
ペク・イヒョン役:ユン・シユン
ソン・ジャイン役:ハン・イェリ
チョン・ボンジュン役:チェ・ムソン
ペク・カ(マンドゥク)役:パク・ヒョックォン
ファン進士(ソクジュ):チェ・ウォニョン)
ファン・ミョンシム役:パク・ギュヨン
ボドゥリ役:ノ・ヘンハ
■第7話:捕虜と再会 ※豆知識
黄土峴(ファントヒョン)の監営軍駐屯地。東学軍と監営軍の激戦が繰り広げられる中、偶然出会うジャインとイガン。しかし2人はすぐに引き離されてしまう。作戦は成功したが多くの犠牲を目の当たりにしたイガンは、本当に“人即天”の世の中は実現できるのかと、チョン・ボンジュンに尋ねる。道を開いた以上我々が行かなくてはと答えるボンジュン。
全州の任房には黄土峴で監営軍が大敗した知らせが届き、都接長とチェ行首はジャインを心配する。目を覚ましたジャインは自分を襲おうとした男たちを護身用の小銃で射殺。その後東学軍に捕まりイガンと再会する。チェ・ギョンソン接主はジャインの父が都接長だと知っており、逆らったら射殺するよう仲間に指示する。
生還イヒョンはソクジュに会いに行く。イヒョンを見て喜び抱きつくミョンシムを強く窘めたファン進士が、婚礼の日を延期しようと言うのを聞き、裏切られていたことを確信するイヒョン。
古阜では東学軍勝利に沸く民たちがペク家を襲う。イヒョンが銃で暴走する民たちを追い払う。イヒョンからイガンが東学軍に入ったと知り、ペク・カたちは驚く。
東学軍では、行商人に皆殺しにされた珍山の義兵がジャインの捕縛を聞きつけ押しかけてくるが、うまくごまかして追い返す。力業だけでないイガンの機転に仲間たちも感心したり、あきれたり。ジャインはすっかり義兵らしくなったイガンに惚れ直す。相変わらずイヒョンを気遣うイガンに、ファン進士の裏切りを教える。
古阜。ペク・カは縁談の延期についてイヒョンを話し合う中で、イヒョンが恩師であるファン進士を“あの人”と呼ぶのを聞き、2人の間に何かあったと勘付く。イガンが東匪になったことが気になるペク・カは、その理由をイヒョンから「父上が原因」とそっけなく告げられる。捕えたホンガを前にファン進士への復讐を誓うイヒョン。
一方、京軍が全羅道に進軍してくる。海路を使った想定外の早い進軍に意表を突かれたチョン・ボンジュンは接種たちと戦略会議。京軍の兵力は1千人とさほど多くないが、壮衛営の新式兵士と江華島の新兵で組織され、全員が洋銃を所持し機関銃式の大砲“回旋砲”まで装備しているという。京軍が守る全州城の陥落は難しい。そこで長城 黄龍村への誘引作戦を取ることに。
※京軍(キョングン):朝鮮の中央軍。 ※千歩銃(チョンボジョン):長火縄銃。 ※壮衛営(チャンウィヨン):1888年、朝鮮王朝第26代王・高宗が首都防位のために設置した軍営。
チョン・ボンジュンは、軍商は死と隣接する兵士の金を奪取する特権商人に過ぎず、いずれ行商人に与えられた専売権を廃止し、任房も全て解散させるとジャインに言い渡す。そしてジャインを人質にしてあるものを手に入れるために都接長と取引することに。
交渉役に選ばれたのはイガン、ポドゥリ、ボンゲの3人で夫婦と息子に変装。全州旅閣に到着し母ユウォルとすれ違うイガンの寂しそうな顔を見たポドゥリは、挨拶でもすればいいのにとイガンに声をかけ、山中で聞いたチェ行首がイガンに生き残りたければ全州旅閣に来いと言った言葉を思い出す。ポドゥリの父親が両班に殺害されたと聞いたイガンは、イヒョンが両班のファン進士に裏切られたことを思い出し、自分たちは両班を捕まえる猟師になろうと声をかける。
チェ行首が品物を持って東学軍の駐屯地にやってくる。チョン・ボンジュンは相場の値段で買い取りジャインの拳銃まで返してやる。そこにポドゥリたちがイガンが脱営したと駆け込んでくる。イガンがファン進士に復讐しようとしていることを察したジャインが止めに行こうとするが、チェ行首が引き留め全州に連れ帰る。イガンの身勝手な行動にいきり立つ接長たちだが、ポドゥリとボンゲがイガンを迎えに行くことに。
©SBS / ホンガ(チョ・ヒボン)古阜に到着したイガンはイヒョンに会いに行くと、イヒョンはちょうど結納を自ら運ぶところ。イガンが同行する。その頃、ファン家では両班たちが東学軍に対抗するために民保軍について論議し、ファン進士が座長に推薦される。延期を申し入れたにも関わらず、連絡なしに結納を運んできたことに怒るファン進士。イヒョンは延期を受け入れた覚えはないと居直り、“洪昌郁”を見せてホンガとファン進士との間で行われた奸計を伏せておくので結納を受け取るよう迫る。ファン進士はイヒョンに刀を突き付け、卑しい家柄との婚姻を壊すためにイヒョンを徴兵させたことを認め、イヒョンに破談を言い渡す。イヒョンはされたことは必ずやり返すと告げ、居合わせた両班たちに袋叩きにされて放り出される。
※函(ハン):結納。 ※民保軍:両班(儒生)と土豪(地域の土着支配階層)による軍隊。 ※洪昌郁(ポンシャンウク):刑房の号牌。ホンガの持ち物。
その頃イガンの身を案じるジャインを見て、チェ行首はそれが恋だと教えてやる。
一方、イヒョンは門の外で待っていたイガンに抱えられて家に帰る。途中ならず者に狙われるが、ポドゥリとポンゲが助けてくれる。イヒョンはイガンたちを家庭料理でもてなしたいと離れに通す。そして食卓からイガンを呼び出し、父ペク・カも変わりイガンが東匪になったことも知っていると伝えた上で、勝ち目のない京軍相手の戦いは諦めて、2人でペク家を再興しようと持ち掛ける。殺人容疑を晴らし、食事をしている仲間をを戦利品としてささげて転向すれば吏房になれると説得する。これを聞いて離れに駆け付けたイガンは睡眠薬で眠らされているたちを見て驚愕する。その時、東匪を生け捕りをしたと報告を受けた民保軍がペク家に向かっていた。
■見どころ
イガンとジャイン、イヒョンとミョンシム。今回は2組カップルの再会が描かれる。捕虜になったジャインとの会話で指でイガンが「OK」サインを出すのをお見逃しなく。ちなみに親指と人差し指で丸をつくるジェスチャーは、国によって様々な意味を表すらしいので、外国では不用意に使わない方がいいようだ。
捕虜になったジャインを引き渡せと騒ぐ珍山の義兵役で「逆賊-民の英雄ホン・ギルドン」からユン・ギュンサンとイ・ジュニョクが義兵役でカメオ出演する。2人は本作の監督の「六龍が飛ぶ」にもそろって出演しており、その縁でユン・ギュンサンが特別出演した。2人のコミカル演技に注目。
また、親子役に扮装したガインとポドゥリ、ポンゲの関係が一気に近づく。イガンのお鬚にも注目。ここでポドゥリの父親が智異山の漁師だった両班に殺されたことがわかる。ところでチョン・ボンジュンは何を大量に購入するために3人にを全州旅閣に送ったのか?それは次の戦争で明らかになる。
それにしても「この世は食うか食われるか」という父ペク・カの教えに従うというイヒョン。戦争の悲惨さと師匠の裏切りで変わってしまった。
◇SBS「녹두꽃」番組サイト
2019年4月26日~7月13日(全24話(48部作×30分))
◇公式サイト
DVD-BOX1~3 発売中
◇予告編
【作品詳細】【「緑豆の花」を2倍楽しむ】