「太宗イ・バンウォン(原題)」第23話・第24話:王vs王妃バトルと趙思義(チョ・サウィ)の乱!あらすじと見どころ

2022年12月26日22時00分ドラマ
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ついに太上王イ・ソンゲ(キム・ヨンチョル)が動いた!KNTVで日本初放送の韓国本格時代劇「太宗イ・バンウォン(原題)」(全32話)12月25日(日)第23話と第24話の詳しいあらすじと見どころをご紹介、日本版予告動画も番組公式サイトで公開している。

詳しいあらすじを知りたくない方は、見どころと※豆知識をご覧になって、あらすじは確認用にどうぞ。また、次の土曜日に再放送するので、見逃した方はチェックをお忘れなく!

「太宗イ・バンウォン(原題)」は朝鮮王朝の礎を築いた第3代王“太宗”となるイ・バンウォンの生涯を新たな視点で描く本格時代劇だ。【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】では、時代背景や登場人物とキャストの紹介などまとめている。



■キャストイ家の家族・俳優紹介
イ・バンウォン(太宗)役:チュ・サンウク
イ・ソンゲ(太祖)役:キム・ヨンチョル
元敬王后ミン氏役:パク・ジニ
神徳王后カン氏:イェ・ジウォン
 ほか

■第23話あらすじ※豆知識
王イ・バンウォン(チュ・サンウク)は、新しい王妃を迎える嘉礼の準備をするよう命じる。これにはさすがにハ・リュン(サム・ソンジン)も驚く。さらに王の寵愛(承恩)を受けた下女を勝手に王妃が罰したことで王は中宮殿の宮女全員を出し、身の回りの全てを王妃ミン氏が自分で行うよう命じる。

その頃、パク・ウン(イ・ヒョンギュン)は王命を受けてミン・ジェ(キム・ギュチョル)の逮捕に向かう。逮捕の理由を聞かされないままミン・ジェは司憲府に連行される。妻ソン氏(イ・ウンギョン)は、このことを王妃ミン氏(パク・ジニ)に知らせるよう息子を中宮殿に行かせる。
※司憲府(サホンブ):風紀の取締や監察を行っていた行政機関。

ミン・ジェの罪は儒生を動かして集団上奏を計画したこと。扇動者がミン・ジェの命令だと自白したのだ。ミン・ジェが罪を認めなければ鞠問を受けることになる。王がそこまでするのかと驚くミン・ジェ。さらに王が新たな王妃を迎えようとしているとも聞かされる。
※鞠問(クンムン):重罪人を王が自ら取り調べる

中宮殿に駆け付けたミン・ムグ(キム・テハン)は、中宮殿に誰もいないことに驚き、嘆く。父の逮捕を聞いても自分が王妃でいる間は大事にはならないと楽観的な姉に、王が新しい王妃を迎えいれる準備をしていること、王妃の地位が危ないことを伝える。

便殿では、王が承恩を受けた宮女を勝手に罰するような嫉妬深い王妃には内命婦※と外命婦※の長を任せられない、廃位の可能性もあると臣下たちに話していた。王妃が王に会いに来たと内官が伝える。臣下たちと政事を論じていると、引き下がらせようとするが、王妃は引き下がらず、押し問答に。臣下たちが配慮して席を外し、王妃が便殿に入って来る。
※内命婦(ネミョンブ):王族以外の宮廷で王に仕える側室や宮女たち。 ※外命婦(ウェミョンブ):王妃の母、王女、庶女(側室の子)など王族の女性や高官たち。詳細は【朝鮮王朝豆知識】「◆宮女の身分(内命婦)」「外命婦」

夜ごと宮女を寝所に連れ込むだけではなく嘉礼まで準備していることを非難する王妃。王宮の礼法に基づいて王妃や側室を迎えることのどこに問題があるのかと言い返す王。その言葉を聞いた王妃は「王になる前に、人になりなされ!」と声を荒げ、あっさり入宮を認めたのもこれが目的だったのかとにらみつける。

一方、ハ・リュンが罪を認めないミン・ジェを説得に行く。今、王は必死でミン氏を手なずけようとしていると教える。いつかミン氏の家で育った王子が王位を継いだ時、ミン家の家門は誰にも止められなくなる。王はそれを案じている。家門が生きる道は一つ、権力への無欲を証明すべきだと話す。

下野したイ・ジランが太上王イ・ソンゲを訪ねる。息子と戦うことを辞めるよう説得を試みるが、イ・ソンゲは、恨みを晴らすまでは死ぬことができないと息子への憎しみを口にする。東北面ではチョ・サウィが同志を募って反乱の準備を進める。一方、王は流刑地から呼び寄せたチョ・ヨンム(キム・ボブレ)にもう一度チャンスを与えを軍事担当の要職に就ける。

ミン・ジェは、家門と娘である王妃を守るために、自ら罪を認め、今後は弟子を持たず、政界から退くことを決意し、解放される。

胸騒ぎがしたイ・ファサンは父イ・ジランに会いに行く。粗末な暮らしをしてる父を心配し、漢陽に連れ戻すつもりだったが、朝目覚めたときには父の息はなかった。最愛の父を失くして号泣するファサン。

父王から母に会うことを禁じられていた王子たちがこっそり母に会いに行く。孤独な王妃は子供たちとの再会に喜ぶが、宮女が王命だと王子たちを連れ戻してしまう。さすがの王妃も息子たちまで取り上げられて嘆き悲しむ。

上王バングァ(キム・ミョンス)は、父の失敗を繰り返さないと言った弟バンウォンが、新しい王妃を迎えようとしていることを知り、自分たちと同じ苦しみを子供たちにあわせるのかと諫める。その夜、中宮殿で一人涙を流している王妃を見た王は、「強情を張るな。私もやめるから夫人もやめるのだ」と夫婦のいさかいに終止符を打つ。

翌日、嘉礼の中断を指示する王の元に、チョ・ヨンムがイ・ジランの訃報と東北面でチョ・サウィたちが兵士を集結させていると報告する。王はすぐに太上王の様子を調べるよう指示する。

■見どころ
一国の王と王妃が臣下たちの前で声を張り上げての大喧嘩。自分で布団を敷き、自分で米を研ぐ王妃が気の毒でならない。質素な王妃の食事と豪華な王の食事。だが豪華に食事に手を付けない王の姿に、王の苦しみが見て取れる。女丈夫の王妃も、結局我が子会いたさに折れる。ミン・ジェも娘のために全ての権力を手放す。

王としては、世子となる長男がミン家で育てられただけに、ここで徹底的にミン家の権力をそいでおきたいのだろうが、第23話のあまりにも酷い仕打ちには目をそむけたくなる。しかし、次回のミン兄弟の台詞を聞けば、王がここまでしてミン家の権力をそぎたい気持ちもわからないではない。果たしてミン兄弟はどんな言葉を口にするのか?



■第24話あらすじ※豆知識
東北面でチョ・サウィ(チョン・ウィガプ)が兵士を集結させていると報告を受けた王イ・バンウォンが、太上王イ・ソンゲの様子を調べに行かせたときには、イ・ソンゲはすでに滞在していた寺を離れて反乱軍軍営に合流していた。イ・ソンゲは直接指揮を執り、明日、西北面と合流後、そのまま都城・漢陽に進軍する作戦を立てる。

イ・ソンゲが警備の軍を引き連れ東北面に向かったと報告を受けた王は、大臣たちと三軍府の長たちを集める。だが手元にはチョ・サウィが兵を集めたという情報しかない。王は、すぐに官吏を派遣して東北面の状況を調べるよう指示し、各地から兵を集めるよう命じる。老いたとはいえ、不敗の名将イ・ソンゲが反乱を起こしたと知れば、民の動揺は大きい。王は、あくまでも亡きカン氏(イェ・ジウォン)の姻戚関係にあるチョ・サウィ※の私怨による反乱と位置付けることに。
※趙思義(チョ・サウィ):神徳王后康氏の親戚で、太宗に恨みを晴らすと太宗2年(1402年)に蜂起した。そのためにこの乱は「趙思義の乱」と呼ばれた。

故郷、東北面でのイ・ソンゲの人気は圧倒的で、兵士の数も増える一方。イ・ファサン(テ・ハンホ)は父イ・ジラン(ソン・ドンヒョク)の喪に服すこともせずに漢陽へ戻り、王に東北面の状況を詳しく伝える。西北面でも志願者が増え、合わせると1万に届く。王が東北面に送った官吏たちも反乱軍により殺害されるだろうと危惧する。私兵廃止をしたために漢陽の兵の数は5千、圧倒的に少ない。共に戦うというファサンには、最後までイ・ソンゲに寄り添って亡くなった父ジランのために、今回の戦争には参加せずに父の冥福を祈れと告げる。

戦略会議。王はイ・チョヌ(パン・サンユン)には上京した兵士を連れて出征するように命じ、チョ・ヨンムを東北面に派遣する。圧倒的不利な中、兵士たちの士気も下がっていると報告を受けた王は、王が直接軍を指揮して兵士たちの士気を高めることにする。イ・スクポンたちには南方の援軍が到着したら駆けつけるよう命じる。後のことはハ・リュンに頼み、都城の守りをミン・ジェに任せる。

そんな中、王妃ミン氏に下されていた処罰は解かれた。中宮殿の宮女たちも戻ってきて、子供たちとも会えることになり、王妃選びも中止。王は、王妃と約束していた息子たちの名前も付けた。そこにミン・ジェが王自ら戦に出ると知らせる。戦況は不利で命の保証はない。王妃がそれを知ったとき、王は出兵した後だった。

王妃の元に弟ミン・グとミン・ムジルがやってくる。「援軍が来れば反乱軍を抑えられる。それまでに王に万が一のことがあっても、ミン家で育った王子が王になるので、むしろ好都合だ」と楽観視する弟たち。あきれた王妃は弟たちを一喝し、王とミン家は今や呉越同舟、援軍と共に出征して王を守れとミン・ムジルに命じる。

一方、反乱軍軍営では敵将イ・チョヌを知り尽くしているイ・ソンゲが戦略を授け、別動隊には敵の本陣にいる王を討つよう命じる。驚く部下に息子である王の命を奪うことを許可する。反乱軍がイ・チョヌ率いる官軍をほぼ全滅させ、別動隊が本陣を狙う。不意を突かれて絶体絶命の王!その時、イ・スクポン率いる援軍が駆けつけ別動隊を制圧。王はそのまま反乱軍軍営に乗り込み…。

■見どころ
戦死も覚悟の王が、息子たちに名前を授けるシーン。息子たちに「父上も立派」と言われた王が、「立派な人間ではない。そうなりたかった」という言葉に、バンウォンの辛い心中が読み取れる。

そんな決意で向かった戦場。不敗の名将イ・ソンゲと文官出身のイ・バンウォンとでは力の差は歴然。王が別動隊に攻め込まれたシーンでは、無様な戦いぶりも見せる。だが、イ・スクポン率いる援軍のお陰で、首の皮一枚の所で王が助かった。

一方、前回の見どころで告知したミン兄弟の台詞が、「援軍が来れば反乱軍を抑えられるので…」だ。

いよいよ、次回は父と息子が対峙する。果たしてイ・ソンゲは息子を倒すことを諦めるのか?

日本初放送 10月9日(日)スタート
毎週日 20:00~22:10 ※2話連続放送
再放送 毎週土 11:30~13:40 ※2話連続放送

※主演チュ・サンウクの独占インタビュー番組「太宗イ・バンウォン」インタビューSPを放送。
 12月26日(月)後1:30~2:00

KNTV「太宗イ・バンウォン(原題)」番組サイト

kandoratop【作品詳細】【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】



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