NHK「上陽賦~運命の王妃~」第23話:宋懐恩、封印した心とお姫様抱っこからの求婚!ネタバレあらすじ|全43話

2023年02月05日17時00分ドラマ
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琅邪から皇帝・子隆の側室にするために皇太后(シー・クー)が呼び寄せた王倩(ツォン・イーシュエン)の傍若無人な振る舞いで騒動が起きる!NHKBSプレミアム(日曜よる9時から)で2月5日(日)放送の「上陽賦~運命の王妃~」(全43話)第23話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介、本作はDVD-BOも好評発売・レンタル中でDVD公式サイトで予告動画など視聴できる。



「上陽賦~運命の王妃~」は、帝位を巡る陰謀と策略のなかで、気高く生きる王妃の波乱に満ちた人生を描く壮大な歴史大作。【「上陽賦」を2倍楽しむ】では、架空の国・成(王朝)を時代設定や、押さえておくべき人物と俳優の紹介、放送にあわせて各話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識をまとめて紹介する。

※以下、全68話版を視聴してあらすじ紹介をしているために、あらすじや見どころが前後したり、カットした部分の紹介などあることご理解ください。放送後、調整します。また本作は架空の時代設定、豆知識などは古代、漢、南北朝時代などを参考にしています。

■キャスト押さえておくべき5人
王儇(以下、王ケン)/豫章王妃役:チャン・ツィイー(章子怡)/声:魏涼子
蕭綦(以下、蕭キ)/豫章王役:ジョウ・イーウェイ(周一囲)/声:阪口周平
馬子澹(したん)役:トニー・ヤン(楊祐寧)/声:庄司然
賀蘭箴(がらんしん)役:ユアン・ホン(袁弘)/声:伊東一人
馬子隆(ばしりゅう)役:グオ・ジアミン(郭家铭)/声:島津耕介
馬子律(なしりつ)役:プ・バージャ(浦巴甲)/声:竹内想
王藺(おうりん)役:ユー・ホーウェイ(于和偉)/声:志村貴博
 ほか

■第23話:宋懐恩、封印した心とお姫様抱っこからの求婚
王宮から「賀蘭箴を歓迎する宴に王ケンも出席するようにという」皇帝の言葉が伝えられる。この宴には、都中の士族の女性が招待され、王ケンの従妹・王倩(せん)も出席するという。女性ばかりという言葉に引っかかる王ケンは、賀蘭箴の来訪は単なる和睦目的ではないと察し、敵の狙いを見極める必要があると考える。

一方、太医が王ケンのために調合した薬の匂いを不審に思う徐女官だは、匂いの正体が思い出せない。王ケンに呼ばれた宋懐恩は皇帝陵に送り届けた子澹の報告をする。王ケンは持ち帰った花の礼を告げ、玉秀に対する気持ちを確かめる。懐恩は王ケンへの想いを封印するように、玉秀との婚姻を願い出るが、その表情は暗い。

皇太后が皇帝・馬子隆(ばしりゅう)の側室にしようと都に呼んだ王倩は、都見学の後に豫章王府を訪ねる。屋敷内を勝手に見学し不注意で転倒し、皇后からもらった腕輪を割ってしまう。その罪を偶然近くにいた玉秀になすりつけ、何度も平手打ちし殺せと言い出す。王ケンが駆けつけ、暴言を吐く倩を窘める。これに怒った倩は捨て台詞を残して立ち去る。懐恩は玉秀を抱きかかえて治療室に向かい「妻に迎えたい」と告白する。懐恩との婚姻を喜びながらも王ケンと離れることを寂しく思う玉秀。

やり過ぎたと後悔する王ケンに、蕭キは玉秀の功績を改めて報告し、自分の妹にして今後玉秀がいじめられないように守ってやると、安心させる。

蕭キは兵たちが冬服の件で暴動を起こし、皇后の親族・謝守正が軍費を削除した上、軍用品を扱う業者を牛耳っていると皇帝・馬子隆に報告する。子隆はすぐに守正ら一味を捕らえて一人残らず調べるよう命じる。

皇太后は王ケンの兄・王夙を呼び「江夏王」に封じ、王妃も世話すると話す。父より高い位を辞退し、妻・桓宓のことで心に傷を持つ王夙は婚姻も断るが、皇太后はこれを許さず、父・王藺が辺境で刺客に殺害されたと教える。証拠の品を見せられた王夙は衝撃を受ける。

一方、「王ケンにいじめられた」と泣きながら帰ってきた倩。母・薜夫人は倩を連れて皇太后に直訴する。だが、我が子のようにかわいがり才能を高く評価する王ケンを侮辱する倩たちを皇太后は許せない。しかも倩が手をあげた相手が玉秀だと聞き、玉秀が近く蕭キの妹に冊封されると教え、そんなことより表向きは賀蘭箴を迎える宴だが、実際は皇帝の側室を選ぶ宴のことを考えるべきだと忠告する。

皇太后に冷たくされた倩たちが宮殿を出ようとしたとき、皇后・謝淵に呼ばれる。謝淵は王ケンにいじめられたと告げ口する倩に同情し、割れた腕輪の代わりに別の腕輪を贈る。だが、母娘が立ち去った後、謝淵もまた愚か者の母娘だとため息をつく。

その頃王ケンは、賀蘭箴の目的が皇族の娘を残忍でみだらな従兄の賀蘭拓の嫁として迎えるためだと聞き胸を痛める。そんな中、徐女官はどうしても蕭キが用意した薬が気になっていた。皇都で最も著名な太医に薬を見せ、懐妊を妨げる成分が入っており、2年も飲み続けると妊娠できない体になると指摘され、驚く。

胡光烈が王藺死亡の報告を持ってくる。宮殿にも伝わったとい光烈に、すぐに事実確認を命じるとともに、体調のすぐれない王ケンには内緒にしろと命じる。

その頃、賀蘭箴は妓楼・月柳閣に出向き、ソラという妓楼に会う。索拉(ソラ)から蕭キの死を願うものが多いと聞いた賀蘭箴は、都で蕭キ殺害を決意する。索拉は「蕭キは悪知恵が働く男なので、都を出てからの方がいいのでは?」と忠告するが、「奴の死をこの目で見たい」と呟く賀蘭箴。妓楼からの帰り道、賀蘭箴は王ケンににた倩を見かける。

一方、王ケンは賀蘭箴が蕭キの命を狙っているような気がして不安になる。そこに徐女官がやって来て、そろそろ王ケンの薬を辞めたいと告げるが、蕭キはこれを認めてくれない。そんな中、王ケンは劉執事から豫章王府の財政が厳しく借金までしていると報告を受ける。朝廷からの軍費や褒美が途中で中抜きされ、蕭キの俸禄で穴埋めしても足りずに、蕭キが身銭を切って兵士たちの面倒や戦死した寧朔軍の兵士たちを手厚く弔う祭壇まで作っていた。その中には劉執事の息子も慰霊されていた。蕭キが兵士たちから慕われるのは、武勇だけでなくそうした心配りからだと知り、王ケンは祭壇に深く礼をする。それでいて蕭キは王ケンが嫁いだ時の持参金には一切手を付けていなかった。

夜、髪を梳かしに来た蘇錦児に、王ケンは玉秀の結婚の話をして錦児にも良い縁談を用意してやると話す。だが錦児は「私も玉秀と同じようにお慕いする人に嫁ぎたいです」と話す。そして突然、子澹を今も慕っているのかと訊ね、なぜ都に戻るように口利きをしてやらないのかと訊ねる。王ケンは皇帝と皇太后から目の敵にされないように自ら皇帝陵に行ったのだと教える。そして朝廷が安定したら子澹が戻れるよう尽力すると打ち明ける。

その頃、錦児が心を寄せる子澹は、皇帝陵で一人笛を吹いていた。そこに賀蘭箴から半月後に会いたいという文が届く。

一方、深夜、王ケンの護衛兵・龐癸(ほうき)が豫章王府の屋敷にやってくる。その様子から王藺の死に関することだと察した蕭キは、体調のすぐれない王ケンにショックを与えないようにと口止めさせる。

■見どころ
後半に入った23話では、賀蘭箴が不気味に動きだす。賀蘭箴の真の目的は何なのか?一方、宋懐恩が玉秀のことが好きだと勘違いした王ケンが、2人の婚姻をセッティング。懐恩の王ケンへの想いはいつから始まったのか?そんな彼がついに玉秀をお姫様抱っこからの求婚!懐恩は、玉秀と結婚することで王ケンへの想いを封印することはできるのか?そして気になる懐恩と謝守正の関係は?懐恩はお金に目がくらんだのか?

今回は、王ケンと似ているといわれた倩の傍若無人ぶりにもスポットがあった。皇太后からも皇后からもあきれられた倩は、果たして予定通りに子隆の側室になれるのか?市中見学する倩を輿の中から見つめた賀蘭箴の視線が気になるが…。

賀蘭箴の目的が彼の従兄で暴君の賀蘭拓の嫁探しと知って胸を痛めた王ケンが「男は女をいつも政の駒とする」という言葉が悲しい。だが「蕭キに出会えて運がよかった」としみじみ語る王ケン。

この回は、蕭キが貧乏な理由も明らかになった。隠し事をしないと約束した蕭キが財政難の相談をしなかったことに怒って見せる王ケン。なぜ持参金に手をつけなかったのかと文句を言う王ケン。叱られてしょんぼりする蕭キが可愛い。王ケンは今あるお金で店を買って、その収益で兵たちを助けようと、持続性のある提案をする。「やはりお前は才色兼備の素晴らしい女人だ」と持ち上げる蕭キにも注目。

■商品仕様
2021年/中国/1~23話収録(全68話)/6枚組/1035分+特典映像/16:9/音声:1.オリジナル中国語 ドルビーデジタル2chステレオ 2.日本語 ドルビーデジタル2chステレオ/字幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕/片面2層/全3BOX
特典映像:メイキングを盛り込んだインタビュー
封入特典:ブックレット
発売元:「上陽賦~運命の王妃~」日本語版製作委員会
販売元:TCエンタテインメント

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