【最終回ネタバレ】NHK「DOC あすへのカルテ」第16話:アンドレアは瀕死のアニェーゼを救えるか?そして研修医たちの恋の行方は?シーズン2は9月スタート!
2月19日(日)「 DOC(ドック)あすへのカルテ 」(NHK総合、夜11時)最終回第16話“居場所”が放送された。NHK番組公式サイトで予告動画と15分のダイジェスト動画を公開中、第16話は2月27日午前0時(日曜深夜)までNHKプラスで配信される。
※2月26日からは、映画化作品も多く魅力的なキャラクターとストーリーに定評があるアメコミのブランド「ダークホースコミックス社」刊行の同名コミックが原作の、SFコメディー「レジデント・エイリアン」を放送する。
「DOC(ドック) あすへのカルテ」は、イタリアの病院で医長を務めていた実在の医師の実話をもとに制作されたオリジナルドラマ。過去12年間の記憶を失った主人公アンドレアが、医者から患者へと立場が変わったことに戸惑いながらも、1人の男として、そして医師としての人々の人生に関わりながら、自らの人生を再建していくヒューマンストーリーだ。
2月19日に放送された最終回第16話「居場所」 で、アニェーゼの病状は急変、なかなか治療法が見つからず重篤となってしまう。アニェーゼの病気がその前日に死亡したダリオから感染したのは明らかなのだが、告発相手に会ったことを秘密にしたいアニェーゼが口を閉じているため、解決策が見いだせないのだ。
しかし、アニェーゼの性格を知っているアンドレアは彼女がダリオに会ったと気がつき、ダリオの検体シャーレからアニェーゼの病気を突き止めることが出来た。このことで、ジュリアはアンドレアとアニェーゼの絆には勝てないと思い知らされ自信を失ってしまうのだが、それでもアンドレアが気づけなかった新種の病原菌に気づき(アンドレアが失った12年の間に発見されたもの)、アニェーゼの命を救うことに尽力した。
最終回終盤では、アニェーゼは一命をとりとめ、研修医たちの恋とそれぞれの未来も丁寧に描かれ、さらに、ロレンツォがサトナルデータ改ざんの内幕を告発し、マルコと妻は逮捕され、大団円を迎えた。マルコが「君のようになりたかった」と悲しげにアンドレアに微笑むシーンはなんとも可哀そうでならなかった。過ちは侵したが、マルコは決して“悪い医者”になりたかったわけではなかったのだ。
アンドレアとアニェーゼの間には入れないと身を引くことを決めたジュリア。「僕はここに残る。君は?」と聞かれたジュリアはいったいどんな答えを出したのだろうか?気になるシーズン2は、2020年2月コロナ禍のミラノからスタートする。なんとジュリアが妊娠…、医学部を卒業したアンドレアとアニェーゼの娘カロリーヌも重要な役どころに、マルコは去ってしまったが主要キャストは残留、そして4人の研修医たちの恋はどんな変化を遂げているのだろうか?
シーズン2の放送は次週から放送が開始されさる『レジデント・エイリアン』と、その後『アストリッドとラファエル』のシーズン2と3の放送後の9月頃に予定されている。
■最終回16話「居場所」ネタバレあらすじ
歯周病からの痛みだと思い込んでいたアグネーゼの病状は急速に悪化し、病状から様々な要因が考えられたが、どれも検査結果から外れていたため、最終的に血液を培養することになった。アニェーゼを見舞いに来た娘は、ダリオに会ったことを話した方がいいというのだが、訴訟が関わっているためアニェーゼは口をつ噤む。
ロレンツォはアンドレアを窮地から救うため、サトナル治験データ改ざんを自分がやったことにしたいと提案するが、マルコはこの件については患者が何十人死のうと利益を優先する人間がいるため、そんなことをしても無駄だとロレンツォに告げる。
リッカルドは来年度から外科を研修することにきめたアルバを応援するため、アルバの母の外科医長に、これ以上娘を苦しめず外科病棟に受け入れるよう説得を試みる。2人の会話を聴いていたエリザは、リッカルドがアルバのためにしたことを話してきかせた。一方、エリザの家に引っ越しを決めたガブリエルは、彼が戻ってくることを期待している故郷の人たちのことを思い、病院との次年度の契約を悩んでいた。
ジュリアとアニェーゼの病状について話し合ったアンドレアは、ダリオが同じ病状だったことに気がつきアグネーゼがダリオに会ったことを気がつく。アニェーゼはダリオに会ったことを認めるがマルコは裁判に不利なことをしたと非難する。アンドレアはダリオの検体サンプルを回収し、そこに髄膜炎菌感染症に加えて、謎の病原体が現れていたことをつきとめる。
そんな中、アンドレアの訴訟が決まり、今後医師会から医師免許の剥奪や、数十万ユーロの返済、加えてサトナルによる患者の死に対する禁固刑が言い渡されるリスクがあるため、マルコはアンドレアに解雇を言い渡す。しかし、アンドレアはアニェーゼの家族として病棟に残ると宣言する。
ダリオがカンジダ菌を患っていたことがわかり、アニェーゼも同じ菌に感染していることが確認され、さっそく抗生剤による治療が開始された。アンドレアは内科のメンバーに、自分がまもなく病院を去ることを告げ、皆に心から感謝していると伝える。
アルバは母に会い、外科の研修医になることはせず、このまま内科医を目指すと告げ、これからは仕事以外でも会ってほしいと頼むが、母は「ややこしいことにならないように会うのはやめましょう」と冷たくアルバを拒絶した。アルバはその足でリッカルドの家を訪れ、内科に留まることと、リッカルドを好きだという気持ちを告げ、2人は一夜をともにすることに…。
アニェーゼの治療は上手くいかずせん妄状態に陥ってしまう。ジュリアは、アニェーゼが痛みを訴えていた時の仕草から、痛みが耳炎から始まっていると気が付き、近年見つかった新種のカンジダ・アウリス菌が原因だとつきとめる。さっそく新しい治療に入るが、アニェーゼの症状は予断を許さす、ダヴィデやアンドレアは見守るしかなかった。
肝臓移植を無事終えたキアラは、ロレンツォに感謝し、医学部に戻りたいことを伝える。ダリオが感染リスクの高い病気にかかっていたことが分かったため、注意喚起を行なうようダリオの足跡を辿る。すると数日前に休暇をとってアメリカ・イリノイ州のシカゴを訪れていたことがわかる。アンドレアは、サトナルを製造している製薬会社の本社がシカゴにあることから不審に思う。
アニェーゼは無事回復し、アンドレアが病院を去る日がやってきた。ロレンツォは突然皆の前で真実を告白する。アンドレアはサトナルデータ改ざんには関与しておらず、ダリオが製薬会社と結託していたこと、そしてそれを告げられなかったのは自分が病院で薬物を使いそれをネタに脅されていたからだと…。
ロレンツォの告発でマルコとアイリーンはすぐさま逮捕された。病院から連行されるマルコに、アンドレアが「君はいい医者なのに。なぜあんな行動をとった?」と尋ねると、マルコは「君のようになりたかった」と答え、弱弱しい微笑を浮かべた。
チャリティ水泳大会当日。ロレンツォはアンドレアにこれまでのことを詫び、休職を願い出たと話す。30才以下のレースにリッカルドが義足のまま登場する。皆はリッカルドが隠していた秘密を知り驚くが、リッカルドもガブリエルの背中に残る拷問の痕をみて驚く。「秘密は誰にでもある」とガブリエル。
リッカルドは最下位に終わったが、彼の勇気に拍手が贈られ、アルバはリッカルドの元に駆けつけキスを交わした。水泳大会の後、ガブリエルはエリザに「君は特別な子だ。君は優秀な医者になる。愛しているよ。でも、僕はここに居られない。出発した場所に帰らないと。僕を待つ必要とする人たちがいる。リッカルドのように自分自身でいたいんだ。すまない」と別れを告げた。ガブリエルの苦悩をうすうすは感じていたエリザは静かに彼の言葉を受け入れた。
ジュリアが転院を願い出ていることを知ったアンドレアは、ジュリアが特別な存在で、自分も彼女を必要としている、そしてここに残るように説得を試みる。しかし、アニェーゼとアンドレアの間に入れないと思い込んでいるジュリアはすぐには答えを出せない。そこに急患が入ったという知らせが入る。アンドレアは「僕はここに残る。君は?」と言い残して別れるのだった。
■キャスト
アンドレア・ファンティ:ルカ・アルジェンテーロ(声:安元洋貴)
ジュリア・ジョルダーノ:マティルデ・ジョリ(声:沢城みゆき)
アニェーゼ:サラ・ラッザーロ(声:日髙のり子)
マルコ・サルドーニ:ラファエレ・エスポジト(声:星野貴紀)
エンリコ・サンドリ:ジョヴァンニ・シフォーニ(声:関俊彦)
ロレンツォ・ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)
マルコ・サルドーニ:ラファエレ・エスポジト(声:星野貴紀)
エンリコ・サンドリ:ジョヴァンニ・シフォーニ(声:関俊彦)
ロレンツォ・ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)
リッカルド・ボンヴェーニャ:ピエルパオロ・スポッロン(声:大河元気)
アルバ・パトリツィ:シルヴィア・マッツィエリ(声:上杉華子)
エリーザ・ルッソ:シモーナ・タバスコ(声:葉山那奈)
ガブリエル・キダーネ:アルベルト・ブバカル・マランキーノ(声:野澤英義)
ほか
原題:DOC - NELLE TUE MANI
制作:2020年 イタリア
【放送予定】 総合 毎週日曜夜11時 2022年10月9日スタート!
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:イタリア語)字幕放送有り]
◇NHK「DOC(ドック)あすへのカルテ」番組情報サイト
◇YouTube「DOC(ドック)あすへのカルテ」吹替版予告編
◇YouTube「DOC(ドック)あすへのカルテ」字幕版2分30秒予告編