NHK「上陽賦~運命の王妃~」第36話:侍女から貴妃への華麗なる転機!王妃の消息|43話版

2023年05月07日10時20分ドラマ
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忽蘭に嫁いだ王倩が王ケンの布団にサソリを入れたが、賀蘭箴が駆けつけ事なきを得た!一方、江南での治水工事を終えた王夙は、父の王藺と王静を連れて皇都に戻り…NHKBSプレミアム(日曜よる9時から)で5月7日放送の「上陽賦~運命の王妃~」(全43話)第36話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介、本作はDVD-BOも好評発売・レンタル中でDVD公式サイトで予告動画など視聴できる。



「上陽賦~運命の王妃~」は、帝位を巡る陰謀と策略のなかで、気高く生きる王妃の波乱に満ちた人生を描く壮大な歴史大作。【「上陽賦」を2倍楽しむ】では、架空の国・成(王朝)を時代設定や、押さえておくべき人物と俳優の紹介、放送にあわせて各話のあらすじと見どころ、豆知識をまとめて紹介する。

※以下、全68話版を視聴してあらすじ紹介をしているために、あらすじや見どころが前後したり、カットした部分の紹介などあることご理解ください。本作は架空の時代設定、豆知識などは古代、漢、南北朝時代などを参考にしています。

■キャスト
押さえておくべき5人
比べてみた!“宋懐恩”vs“胡光烈”
王儇(以下、王ケン)/阿嫵/豫章王妃役:チャン・ツィイー(章子怡)/声:魏涼子
蕭綦(以下、蕭キ)/豫章王役:ジョウ・イーウェイ(周一囲)/声:阪口周平
馬子澹(したん)役:トニー・ヤン(楊祐寧)/声:庄司然
賀蘭箴(がらんしん)役:ユアン・ホン(袁弘)/声:伊東一人
馬子隆(ばしりゅう)役:グオ・ジアミン(郭家铭)/声:島津耕介
馬子律(なしりつ)役:プ・バージャ(浦巴甲)/声:竹内想
王藺(おうりん)役:ユー・ホーウェイ(于和偉)/声:志村貴博
 ほか

■第36話:
忽蘭(くらん)では、賀蘭箴が見せしめとして従兄の賀蘭拓の元に方術士の生首を持ち込み、俺の女の王ケンに手を出すなと警告。賀蘭拓は王ケンの布団にサソリを入れた妻、王倩(せん)に「勝手な真似をするな」と手を上げた。

江南の王藺(おうりん)は前皇帝の皇子、静(せい)の安全のため今後は自分が預かると王夙(おうしゅく)に告げる。王夙は王ケンが静を権力争いに巻き込みたくなと考えていると話すが、王藺は皇子である以上それもこの子の宿命と言う。

夙は静を預けて危険な目にあわせた顧采薇(こさいび)に詫びる。静が夙と関係がないと確認でき喜びながらも、静の身分については聞こうとしない采薇。そんな彼女に夙は都に一緒に行かないかと誘い、采薇ははにかみながらこれを受け入れる。

そんな中、王ケンの死の知らせを聞いて吐血し、無気力になっている皇帝、馬子澹(ばしたん)。蘇錦児(そきんじ)は子澹に会いに行くが謁見は許されない。薬を飲ませると言う約束でやっと謁見を赦される。錦児は一国の主として国のために生きてほしいと願うが、この期に及んでも子澹は「私の望みはただ一人(王ケン)」と薬を飲もうともしない。大臣たちは子澹が一刻も早く王ケンを忘れるようにと、王ケンにゆかりのある人物として錦児を投獄する。これを知った子澹は天牢に駆け付け、錦児を罪人と呼ぶ温宗慎たちに、錦児を側室として迎えると宣言する。

忽蘭ではサソリの一件で王ケンが倩を責めるが、倩は「忽蘭で贅沢な暮らしをさせてくれた王ケンへのささやかなお礼」と悪びれない。さらに皇都で蕭キを陥れようとしたことを反省するどころか、「夫に先立たれ両親も亡くし、最も信頼していた侍女にも裏切られた」と王ケンを嘲る。一方、忽蘭王は女一人殺せないのかと賀蘭拓を叱責し、拓は婚礼までには必ず実行すると約束する。

賀蘭箴(がらんしん)は忽蘭の婚礼衣装を手に、王ケンを守りたいので形だけでもいいからと求婚するが、王ケンは蕭キの死を認めず「豫章王妃以外の身分はいらない」と拒絶する。ほんのわずかでもいい、俺に心ひかれたことはなかったのかと問う箴に、「あなたとの時間は苦痛でしかない。永遠に消え去ってほしい」と告げる。

錦繍宮(きんしゅうぐう)で意識が戻った錦児は、自分が側室、蘇貴妃になっていたことに驚く。侍女から子澹が救ってくれたと聞き、はだしのまま式乾殿に駆けつける。子澹への感謝の言葉を口にし「陛下のためだけに人生を生きている」と言う錦児に、「そなたの気持ちに気づいていた。阿嫵(あぶ)が好いていた者だったから守ってやるのだ」とそっけない子澹の言葉に表情を強張らせる錦児。そん中、王夙一行が皇都に戻り、宋懐恩も身重の妻、玉岫(ぎょくしゅう)が待つ屋敷に帰って来る。夙は母の墓参りをし、慈安寺の近くに父、王藺と静を匿う家を探す。そして青雲に警護を、王安には父たちの食糧や日用品の準備をするよう指示する。

忽蘭、王ケンは死んだと思っていた龐癸(ほうき)が寧朔の人々と捕らわれているのを発見する。龐癸は王妃を救えなかったと詫びる。その中に蕭キが面倒を見ていた小禾(しょうか)と沁之(しんし)兄妹がいるのを気づいた王ケンは、賀蘭箴の計略で蕭キが禁衛軍に追い詰められ殺されたと聞き、蕭キが死んだのだと思い涙を流す。

朝廷。各地で反乱が起きており、各地の駐屯兵だけでは足りないと温宗慎が報告する。子澹が兵を率いる者を募るが誰も名乗り出ない。温宗慎は衛氏の息子の勘を推薦し、子澹は簡単に許可して退廷する。宋懐恩は名乗り出ようとしたのを止めた王夙に、その理由を問う。夙は、推薦された衛勘は机上の空論で実戦では勝てないはず。そうなると朝廷は慌てふためく。懐恩が手を挙げるのはその時だと教える。

子澹が錦繍宮に来ないので、錦児が式乾殿にやって来る。貴妃となっても一度も来てくれないと不平を言う錦児。子澹は錦児の体から香る王ケンと同じ“蘇合香”にひかれて口づけし、一夜を過ごしてしまう。ところが、翌朝、凌春が来て驚きの報告をし…。

■見どころ
夙が身に着けていた玉佩(ぎょくはい)を采薇に手渡す。そこに記されているのは「翡翠の心、絹の心」。采薇はそれを口に出して「2つの心通じたり」と続けて絹を差し出す。中国では古来より、玉は日本では翡翠と呼ばれる高貴な石とされている。「玉に五徳あり」という言葉があり、仁·義·礼·智·信の5つの徳を備えた石として、ここでは誠実さを意味している。一方、絹も繊維の中で最も貴重な物で細くて柔らかいが強いことから、強い気持ちを表す。控えめな2人の何ともつつましい恋の表現だ。

蕭キの死を信じない王ケンに掴みかかろうとして、謝る賀蘭箴。夙の控えめな求愛とは真逆ながら、これもまたまっすぐな愛情表現だ。王ケンからの完全拒絶にあっても諦めない賀蘭箴。だが蕭キの死が箴が仕組んだものだと知った王ケンは一層心を閉ざすはず。さあ、箴はどうするのか?

「心は心でしか直せぬ」皇帝陵からずっと馬子澹に仕える侍女、凌春(演:エバ・チェン)の言葉だが、王ケンの香りにつられて錦児を抱いてしまった子澹に、どんな知らせが入るのか?

■商品仕様
2021年/中国/1~23話収録(全68話)/6枚組/1035分+特典映像/16:9/音声:1.オリジナル中国語 ドルビーデジタル2chステレオ 2.日本語 ドルビーデジタル2chステレオ/字幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕/片面2層/全3BOX
特典映像:メイキングを盛り込んだインタビュー
封入特典:ブックレット
発売元:「上陽賦~運命の王妃~」日本語版製作委員会
販売元:TCエンタテインメント

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予告編

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