「どうする家康」大坂冬の陣で家康が地獄を背負い、最後の戦へ臨む!第46話ネタバレと第47話予告
NHK大河ドラマ「どうする家康」(総合20時~、BS、BSP4K18時~)12月3日(日)に放送された第46話「大坂の陣」“これが最後の役目”と語る家康(松本潤)が、地獄を背負い最後の戦に臨む12月10日(日)放送第47話では、クライマックス大坂夏の陣へ!NHK公式サイトでは予告動画が公開中だ。
12月3日放送の第46話では、方広寺の鐘に刻まれた家康を呪う言葉が物議をかもし、家康は茶々が徳川に従い江戸に来ることを要求する。これに激怒した豊臣家臣・大野治長(玉山鉄二)が両家の仲介役だった片桐且元(川島潤哉)の暗殺を計画。これにより家康は14年ぶりの大戦、大坂の陣に踏み切ることになった。
豊臣秀頼(作間龍斗)に嫁ぎ、徳川との板挟みで悩む家康の孫娘・千姫(原奈乃華)の苦悩と、戦の責めを全て負い、信長や秀吉と同じ地獄へ向かう気持ちで戦に臨む家康の厳しい表情が印象的だった第46回。真田信繁が築いた鉄壁の真田丸に対し、容赦なく大筒を打ちこむ家康。家康の胸ぐらを掴んで砲撃を止めようとする秀忠(森崎ウィン)に、家康が、戦が「この世で最も愚かで醜い」ことを示す姿が胸を打つ回となった。
そして最終回まで残りわずかとなった12月10日放送の第47話では、大坂夏の陣へ突入する。泰平の世を目指し、自らの手で戦乱の世を終わらそうとする家康。そして打倒家康を目標に生きて来た茶々、その意思を一身に受けた悲運のプリンス・秀頼。それぞれの思いが入り乱れるクライマックスへ!
■覚悟の家康に感動の声が続出
ついに始まった大坂の陣。総大将を務める家康が秀忠に教えたかったのは「人殺しの術」ではなく「戦はこの世で最も愚かで醜い人の所業」であることだった。大坂城に向けて放たれる大砲に、信忠が愕然とするシーン。かつて、長篠の戦で人が人を殺す様子を目の当りにした信康に「これが戦にございますか」と問われ、何も返えられなかった家康だが、大坂の陣で信忠に同じことを問われると、「この世で最も愚かで醜い人の所業だ」と明言した。
戦を嫌いながらも、戦乱の世に身を置いてきた家康が、信忠に伝えたかったことがこの言葉に集約されたこのシーンに視聴者から「あの時答えられなかったのに、時を経て信忠に伝えているのが泣ける」「千姫もいるのに・・・この展開は辛い」「何この展開・・・。」など反応を見せ、醜いものを全て背負ってあの世へ行こうと覚悟する家康の姿が注目を集めた。そして物語はいよいよクライマックスへ。弱気者、優しき者に未来を託した家康が、大坂夏の陣でどんな姿を見せてくれるのか、最後まで見守りたい。
■前回(第46話)ネタバレあらすじ
豊臣家復活を願う方広寺の鐘に刻まれた家康を呪う言葉であると波紋を呼び、家康は茶々が徳川に従い、人質として江戸に来ることを要求する。激怒した大野治長(玉山鉄二)は、両家の仲介役・片桐且元(川島潤哉)の暗殺を計画する。しかし、千姫から頼まれた織田信雄(浜野謙太)が助けに入り、片桐は間一髪で命拾いする。いよいよ戦を避けられなくなった家康は、本多正純に命じ諸国の大名たちを招集、そして大筒の準備を始める。
豊臣には千姫がいることから、初(マイコ)は秀忠に大将を引き受けて欲しいと説得する。正信も初と同様、秀忠に大将を務めてもらうことを提案するが、家康はあくまで自分が指揮をとると主張する。そこには、秀忠に戦の悲惨さを教える必要はないという親心が隠されていた。この戦は徳川が汚名を着る戦となることを覚悟した家康は、「信長や秀吉と同じ地獄を背負いあの世へ行く」それが自分の最後に残された役目だと思っていた。
大坂城では豊臣家臣たちが集まり、家康との戦に向け集っていた。そこには大谷刑部の息子、大谷吉治や真田信繁(日向亘)ら家康に恨みを持つ者たちの姿もあり、秀頼は彼らの忠義に感謝した。茶々は天下をかすめ取った徳川が言いがかりをつけ豊臣を攻撃してきたことは許されることではないと憤慨し、徳川から天下を取り戻そうと意気込んだ。徳川と豊臣の板挟みで苦しむ千姫も、茶々に促され「豊臣のために励んでおくれ」と鼓舞するのだった。
慶長19年冬、徳川家は30万人をもって城塞都市、大坂へ進軍。対する豊臣は10万の兵で対抗し、大坂の陣が幕を開けた。家康は大坂城より少し離れた茶臼山に本陣を構える。この時、豊臣の元を離れた片桐を取り入れ、戦を知らない兵は古参の渡辺守綱(木村昴)により教育されていた。家康は秀忠を横に座らせ「この戦の責めは全てわしが負う」と前置きしながら、陣へ向かうよう指示した。
大坂城の周辺で、徳川勢と豊臣税の局地戦が繰り広げられ、数で勝る徳川が勝利をおさめていく。それでも豊臣が徳川との和睦に応じることはなかった。さらに、真田信繁が大坂城の南に立てた出丸、真田丸が立ちはだかる。徳川勢は大坂城周辺に掘った空堀を伝って攻撃しようとしても、一度頭を外へ出れば真田丸にいる鉄砲隊の攻撃を受けてしまい、苦戦を強いられた。
戦が始まって何枚も紙に「南無阿弥陀仏」と書いていた家康は、手を止め、正信に大筒の準備を命じた。秀頼を狙い、僅かな犠牲で一気に戦を終わらせる。家康の言葉に異を唱える秀忠だったが、そんな息子に「主君たるもの、身内を守るために多くの者を死なせてはならぬ」と戦の術を教える家康だった。三浦按針に作らせたイギリス製の大筒は、見事本丸に命中。おどしに過ぎないと思っていた大筒から弾が飛んできて大坂城内は騒然となる。
茶々は女たちと共に天守閣へ逃げるが、無情にも砲撃は続いた。この攻撃を目の当りにした秀忠は家康の胸ぐらを掴み「やめろ。こんなの戦ではない!」と攻撃を止めさせようとするが、家康は「これが戦じゃ。この世で最も愚かで醜い・・・。人の所業じゃ。」と涙を流した。その頃大坂城では、砲弾により千姫の上から天井が落下し、咄嗟に茶々が千姫を庇い下敷きに。千姫が気づいた時には木材の下敷きになった死体が転がり、茶々も怪我を負い気を失っていた。
■第47話「乱世の亡霊」あらすじ
家康の大筒による攻撃で、難攻不落の大坂城は崩壊する。茶々の妹、初(鈴木杏)と阿茶(松本若菜)が話し合い、秀頼が大坂に留まることと引き換えに、城の堀を埋めることで和議が成立する。しかし、乱世を望む荒武者たちが全国から大坂城に集結。豊臣を滅ぼすまで平穏は訪れないと考えた家康は、再び大坂城に進軍する。そんな中、初と江は、姉の茶々を止められるのは家康だけだと主張するのだが・・・。
NHK大河ドラマ「どうする家康」第46話は12月10日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:古沢良太、出演:松本潤、北川景子、松本若菜、玉山鉄二、松山ケンイチ、作間龍斗(HiHi Jets)和久井映見ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@nhk_ieyasu」。第47話予告動画が番組公式サイトで公開されている。
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