テレ東「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」(全30話)第15-16話:順奴部を復権のために将軍になる道を選ぶナ・イヌ

03月13日08時00分ドラマ
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ピョンガン/カジン(キム・ソヒョン)と共に新しい高句麗を作る道を選ぶ決心を固めるタル(ナ・イヌ)だったが…テレ東にて放送の「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」(全30話)3月14日(木)、15日(金)第15話と第16話のネタバレあらすじを紹介する。YouTubeにて予告動画が視聴できる。



「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」は、三国時代の高句麗(コグリョ)を舞台に、国を守るために戦う王女と純朴な青年の真実の愛の物語。時代背景やドラマの5つの見どころ、各話のあらすじ(ネタバレあり、なし)と見どころ、豆知識などは【「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」を2倍楽しむ】でまとめている。

※以下、全22話版で紹介したあらすじと見どころをリライトしたものです。あらすじなど前後することもあります。この回の完全ネタバレは全22話版の11話と12話まで。

■キャスト
【相関図】メインキャスト徹底紹介脇役紹介
ピョンガン/ヨム・ガジン[カジン]:キム・ソヒョン
オン・ダル[タル]:ナ・イヌ
コ・ゴン[コン]:イ・ジフン
へ・モヨン:チェ・ユファ
オン・ヒョプ:カン・ハヌル<特別出演>
 ほか

※カジンをピョンガン、または王女と表記。

■第15話
モヨンと占い師の成りすます天誅房の頭トゥ・ジュンソは手下に調べさせお互いの正体を知る。一方、幽霊谷では村民全員に集合がかかる。ピョンガン/カジンから「隠れて生きるのはやめてもう一度、都に戻ろう!計画も資金もある!」と村人たちに伝える。村民たちが戸惑う中、ピョンガンは、近隣の村から家を失った難民たちや役人たちから虐げられた人々を味方に付けると、計画を話し、村民たちは賛成の声を挙げる。

その頃、一人武芸の修練をするタルの前にウォルグァン和尚(チョ・テグァン)が現れる。和尚の正体を知らないタルは、和尚から一撃をくらい驚愕し村に戻る。ピョンガンが村人たちに順奴(スンノ)部族再起の計画を話しているのを見て、計画が王宮にいるときから考えていたもので、その計画の中にタルも入っていたことに戸惑う。それが亡き父オン将軍の遺志だと思い納得するが、村の人々が危険な目に遭うことを心配し、彼女の心の変化に戸惑う。

王宮では太子の心をつかんだコン親衛隊長に任命される。コンが王の味方に付いたことで焦るチン王妃は、ウォンピョを心配するふりをするが、ウォンピョはコンム王子のためなら王妃は何でもすると見抜いており、「本当にコンム王子は私の子か?」と聞く。

モヨンが新羅の密偵だと疑う天誅房の頭トゥ・ジュンソは、彼女を利用しようとするが、モヨンの方でも占い師然としてるジュンソが天誅房の頭だと見抜いており、協力を断る。モヨンは命を狙われるがコンに助けられる。だがコンはその過程でモヨンが新羅の間者だと知る。

幽霊谷ではピョンガンによるタルへの武芸の修練も仕上げ段階。ところが村民たちからピョンガンが嫁いびりに遭っていると聞いた養父ヨムが、親同士が親しくなればピョンガンを受け入れてもらえるとサ氏夫人に会いに行ったことで、タルが武芸の鍛錬を始めたと気づくのだった。

かつて亡きオン将軍は、その身に沁みついた血の匂いに苦しんでいた。タルには鮮血だらけの道を歩かせたくなくてオン将軍は剣術を教えなかったのだった…。

サ氏夫人はピョンガンを責めるが、タルは「たとえ父が生きていても自分は剣を握ったはず。反対されもやはり隠れて修練したはず。大将軍になるのが夢だった」と、ピョンガンのためでなく自分で選んだ道だと説得する。

コンに助けられたモヨンはトゥ・ジュンソを呼び出す。国王の命を狙う理由を話せば、お互いに協力できるだろうというモヨンに、ジュンソは自分の過去について語り出す。かつてジュンソは有能な神官だったが密かに愛し合う妻がいた。妻に赤ん坊が生まれたが、王により妻子が殺され、復讐を誓ったのだった。

ピョンガンから剣術を習い、めきめき腕を上げるタルをピョンガンはある場所に連れて行く。

■見どころ
ウォルグァン和尚こそが、元高句麗最強のソン・イルオプ将軍で亡きヨン王妃の元恋人、そして10話で太子の薬を味見し体に異変をきたしたピョンガンを助けてくれた人物だ。

少しずつ嫁姑らしくなっているサ氏夫人とピョンガンのコミカルな関係にも注目!ピョンガンの親友タラ・ジンとタルの親友プンゲが、ピョンガンとタルのどちらがもったいないかの親友自慢の喧嘩を始める。友情に篤いこの2人にも注目!

武芸の鍛錬でもピョンガンにデレデレのタル。それでもこの鍛錬でタルの我慢強さやピョンガンへの並々ならない愛と忠誠が見て取れる。愛するピョンガンのために彼女の計画を手伝うことにするタルだが、これが後にタルを苦しめることになるとは、2人はまだ気づいていない。それに早くから気づくのが、オン将軍の言葉を胸にタルを育ててきたサ氏夫人なのだ。



■第16話
ピョンガンがタルノ新たな師匠に選んだのは、かつてタルの父オン・ヒョプ将軍と並ぶ武人だったソン・イロプ将軍、今は僧侶のウォルグァンだった。ウォルグァンはタルに修練ではなく雑用をさせ、洞窟の中で体の中の毒素や悪い気を洗い流したら武芸を教えると告げる。

モヨンの紹介で占い師としてトゥ・ジュンソに会ったヒョン妃は、王の子を懐妊するために努力を始める。モヨンの不審な動きに気づくコン、チン王妃もまたヒョン妃の行動を不審に思う。

幽霊谷の村は復興のために活気づいていた。プンゲとタラ・ジンと共に都に出たピョンガンは、2人に安い軍馬を買い求めるよう指示し、自身は秘密の抜け道から王宮入りする。コンソン夫人からコンが親衛隊長となり、太子ウォンはコンから剣術を学んでいると聞く。父王には、順奴部立て直して王に仕える準備をしていると報告する。ピョンガンは、「桂婁(ケル)部の後継者であるコンを傍に置くのは危険」と忠告するが、利用するだけだと安心させる。「未来の高句麗のためにタルが武芸の修練に励んでいる」というピョンガンに、「夫として尽くしてくれるか?お前は愛されるべきだ」と娘の手を取り、父としての気遣いを見せる。

モヨンは次にモヨンに会って宝飾品を売ってもらった銀を受け取る。会話の中でモヨンの恋心を見抜き、コンは申し分のない人物だと太鼓判を押す。そんな男をなぜ振ったのかと尋ねるモヨンに、「心が他の男を求めたから」と、タルへのゆるぎない愛を口にする。ピョンガンが訪ねてきたと知ったコンは尾行するが、ピョンガンに気づかれる。

順奴部を復権させ部族長会議に参加させる準備をする王は、若い臣下を集め、チン王妃の父で灌奴(クァンノ)部のチン・ピルや消奴(ソノ)部のへ・ジウォルの抱き込みにかかるが、コ・ウォンピョに筒抜けになっていた。王妃も父からこれを聞き決して王に同意してはいけないと釘をさし、ウォンピョにもこれを報告し、許しを得る。

トゥ・ジュンソによるヒョン妃懐妊のためのお祓い儀式の日。それに気づいたチン王妃が乗り込んできてヒョン妃を殴打し、王がこれを厳しく制する。同じ時、順奴部復権のための会合が開かれるが、ウォンピョが兵を送り参会者を捕らえる。コンから引き留められキム・ピョンジンは難を逃れるが、ウォンピョはコンに内証でピョンガンとタルの始末をコ・サンチョルに命じる。ピョンガンの危機を知らないコンはモヨンの元へ出向く。

自らの心と向き合い、ピョンガンと共に新しい高句麗を作る道を選ぶ決心を固めたタルは、一旦ピョンガンに会ってくると和尚に許可をもらう。その頃、自分の役目は終わったと悟ったサ氏夫人は村を立ち去ろうとする。追いかけるピョンガンを「王女様」と呼ぶサ氏夫人を、「私はお母さんの娘です」と涙ながらに抱きしめる。そんなピョンガンを狙う矢が飛んできて、サ氏夫人が盾になってピョンガンを守る。危機にさらされた2人の前にタルが現れる。邪念のなくなったタルは驚くほど強くなっていた。戦いのあと、その手が鮮血に染まったタルは涙を流していた。

■見どころ
和尚に託して帰るピョンガンに「寂しい」と駄々っ子のようにわがまま言うタルをピョンガンがどんな方法で宥めるのか?一方、モヨンの自分への恋心に気づいているコンがそれを利用し始める。「お前は私にとって大切な人だから」というコンの言葉にモヨンの反応は?また軍馬の調達に出たプンゲとタラ・ジンの関係も変化しているのでお見逃しなく。

ピョンガンは元気な荷物を運ぶ馬ではなく、使い物にならないと安値で売られているやせた軍馬を買わせ、馬の飼育になれたタラ・ジンたちに使える軍馬によみがえらせる作戦をたてるが、これもまた原作の昔話と同じ。詳しくはタイトルの意味と題材で。

テレ東「王女ピョンガン」番組サイト
 2024年2月23日スタート 月~金8:15~9:11
Youtube予告動画

【作品詳細】【「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」を2倍楽しむ】
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