「さよならマエストロ」西田敏行の演技が圧巻!才能ある西島秀俊は凡人の気持ちがわからない!第6話ネタバレと第7話予告

02月26日10時52分ドラマ
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25日に放送されたTBS日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」第7話はまさに西田敏行アワー!俊平(西島秀俊)の元マネージャーの鏑木(満島真之介)にかける言葉に感動!3月3日(日)第8話が放送される。予告動画は番組公式サイトに公開されている。



西島秀俊と芦田愛菜のW主演の「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」第7話が2月25日に放送された。第7話はドイツの名門楽団から指揮者としての誘いを受けた俊平(西島秀俊)がその依頼をどうするのかや、響(芦田愛菜)にバイオリンを習う天音(當真あみ)がどんな家庭に育ち、どうして父親である市長の白石(淵上泰史)などが描かれた。

そしてなんといっても、第7話の主役はうたカフェの店長である小村(西田敏行)だ。西田敏行の体調面もあり、椅子に腰掛けた状態での演技が続いていたが、その存在感はとても大きかった。誰もを包み込むオーラでこれまでの俊平や響、瑠李(新木優子)たちを救ってきた。そして今回救われたのは、俊平の元マネージャーの鏑木(満島真之介)だ。ドイツの名門交響楽団からの指揮者の依頼を断ろうとする俊平の気持ちが鏑木はわからない。俊平と二人三脚で目指してきたゴールを前にしているのに日本にとどまろうとする気持ちが理解できないのだ。その気持ちを吐き出すシーンも圧巻だったが、その後、志帆(石田ゆり子)が話した「才能に恵まれているのにそれをしかるべきところで発揮しない人」にイライラするという気持ちは俊平以外の登場人物が思っていることだった。

小村のコンサートが病院内で行われ、小村が息をきらしてクラリネットがうまく吹けないところは晴見フィルのメンバーがうまくカバーした。また一つ笑顔になる瞬間だった。

3月3日に放送される第8話では、俊平(西島秀俊)と父・行彦(柄本明)、天音(當真あみ)と市長である父の白石(淵上泰史)という親子関係にフォーカスがあたる。俊平は30年前に音楽を目指したことで勘当され、家出してきている。志帆(石田ゆり子)と結婚した後、響(芦田愛菜)、海(大西利空)が産まれた時に母親・裕子(梅沢昌代)はフランスまで会いに来てくれたが、行彦は30年間会ってもくれていない。30年の時を超えて二人はどうやって和解するのか?

ドラマも残り数話となり、タイトルの「さよならマエストロ」から「誰が誰にさよなら」なのかが推理されている。やはり、マエストロである俊平がドイツへ戻り世界的な活躍を目指すことになるのか?



■前回・第7話ネタバレあらすじ
あおぞらホールが閉鎖され、晴見フィルのメンバーは練習場所を失った。解団まで残り少なくなった団員たちは小村(西田敏行)に相談するが、小村はそれどころではない様子だ。なぜなら、自身の喜寿を記念した人生初のライブを控えていて、楽器の演奏に励んでいたのだ。小村は元々晴見フィルのメンバーだった。楽器を担当する人がいなくなるとその楽器を担当していたのでみなに重宝がられていたが、実際はどの楽器も極めることができなかったという思いがあった。

一方、天音(當真あみ)は響(芦田愛菜)からバイオリンが上達していることを褒められる。しかし、天音はオケを潰し、自分のやりたいことを反対する父親のことで悩んでいた。

そんな中、鏑木(満島真之介)が夏目家にやって来る。なんとドイツの名門交響楽団から俊平(西島秀俊)に常任指揮者のオファーがあると言う。それはかつて俊平が夢にまで見た憧れの舞台だ。二度とないチャンスだった。俊平になにかと反発する響でもその依頼は受けるべきだと思っていた。海(大西利空)はまた家族がバラバラになるんだと思う。

そして、俊平のもとに母校から講演依頼とオーケストラへの指導の依頼が舞い込んだ。古谷悟史(玉山鉄二)や大輝(宮沢氷魚)たちは、「どこへでも行って演奏する」と俊平が話していたのだからと薦めるが、実は俊平は30年前に家出同然に飛び出してきて依頼、30年間一度も帰っていなかった。

羽野蓮(佐藤緋美)は仙台のフェスのオーディションを探してきた。しかし、古谷が一度応募して一次で落ちているという。蓮はそれは俊平が来る前の状態のものだから、ワイルドカートへのエントリーをしようといって、海に動画を編集してもらい、応募した。

響は志帆(石田ゆり子)に俊平へ舞い込んだ依頼について相談する。そこへ俊平が帰ってきて、鏑木も来た。舞いあがっている鏑木に俊平は断るように言う。すると鏑木はこれまで思ってきたことをぶちまける。それは俊平の夢を一緒に実現させることが自分の夢だったということだ。その思いも知らずに5年前も今も周りの人と裏切っているといって出て行ってしまう。鏑木を同じ気持ちの志帆が追いかける。

天音はバイオリンの練習をしているのを市長である父の白石(淵上泰史)に見付かってしまう。即刻バイオリンを返して、自分が望む大学進学のために勉強するように天音に言う。天音は自分の気持ちを打ち明けるが、白石は聞く耳を持たない。天音はできの良い姉と比較ばかりされることが辛かった。泣きながら、バイオリンを持って響の元へ向かう。そして小村に返しておいてほしいといって出て行った。そんな天音を海が追いかけるが、天音は「どうせ私には無理だから」といって行ってしまった。

うたカフェで行われる小村のバースデーコンサートを前にして、小村が倒れてしまった。急遽、大輝から俊平に「どうにかしてくれ」と連絡が入る。小村の体調は深刻ではなかったが、いろいろ検査があって入院となったのだ。

小村の病室に鏑木がやってきて、マネージャーを首になったと告げる。自分は俊平の指揮をみてからずっと憧れ、一緒に夢を実現させることに専念してきたという。それでも自分の熱意は伝わらなかったといい、「片思いは辛い」と告げる。その話を聞いていた小村は自分の過去を話し始めた。中学の時、クラリネットを手にして「アマポーラ」を弾いた時が最高点で以降、どの楽器も長続きしない。満足する演奏ができたことはないという。それでも「楽しかった」といい鏑木も同意する。「楽しかった」と。

病室の外から演奏が聞こえた。すぐに事態を理解した鏑木は車椅子に小村をのせて広場へ向かう。そこに晴見フィルのメンバーがいた。そして、小村にクラリネットが渡され、アマポーラの演奏が始まる。ところどころ小村が使えると、トランペットの大輝やフルートの瑠李たちが補ってくれて、見事に演奏が終わった。

演奏が終わると俊平は鏑木にこれまでの礼を言う。鏑木はどこまでもついてゆくと話した。



■第8話あらすじ
天音(當真あみ)は市長である父親の白石(淵上泰史)の反対で音楽を断念しそうになっていた。心配した響(芦田愛菜)は白石の家にゆくもけんもほろろに追い返される。そんな中、天音のことが気になっていた海(大西利空)は、ある行動を起こす。

一方、俊平(西島秀俊)は、招待されていた母校の創立記念イベントへの出席を決めた。四国・高松の実家に帰るのは30年前に家出して以来だ。30年前に俊平は野球を愛する父親・行彦(柄本明)に勘当されていたのだ。30年ぶりの対面で明彦がなにを思って俊平を勘当したのかがわかる!

TBS 2024年1月スタート。毎週日曜日21時放送「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」。出演:西島秀俊、芦田愛菜、宮沢氷魚、新木優子、石田ゆり子、玉山鉄二、津田寛治、西田敏行、満島真之介、當真あみ、大西利空ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@maestro_tbs」。

TBS「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」番組公式サイト

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