テレ東「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」(全30話)第25-26話:バカに戻るタル(ナ・イヌ)、新王誕生

03月27日09時00分ドラマ
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ピョンガン(キム・ソヒョン)と共に桂婁部族の謀反を食い止めたタル(ナ・イヌ)だったが…テレ東にて3月28日から放送の「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」(全30話)第25話と第26話のあらすじと見どころを紹介する。YouTubeにて予告動画が視聴できる。



「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」は、三国時代の高句麗(コグリョ)を舞台に、国を守るために戦う王女と純朴な青年の真実の愛の物語。時代背景やドラマの5つの見どころ、各話のあらすじ(ネタバレあり、なし)と見どころ、豆知識などは【「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」を2倍楽しむ】でまとめている。

※以下、全22話版で紹介したあらすじと見どころをリライトしたものです。あらすじなど前後することもありますが、放送後に調整いたします。この回の完全ネタバレは全22話版の18話後半~19話まで。

■キャスト
【相関図】メインキャスト徹底紹介脇役紹介
ピョンガン/ヨム・ガジン[カジン]:キム・ソヒョン
オン・ダル[タル]:ナ・イヌ
コ・ゴン[コン]:イ・ジフン
へ・モヨン:チェ・ユファ
オン・ヒョプ:カン・ハヌル<特別出演>
 ほか

■第25話
チンが拉致される現場を目撃していたタルが救出に向かい、王襲撃の話を聞く。彼女に消奴部に知らせるよう指示しタルはピョンガンに知らせる。

トゥ・ジュンソ(ハン・ジェヨン)は刺客たちと王宮に潜入し、モヨンは獄中のコンの元へ。モヨンの正体やそれを隠すためにサンチョルが殺害されてことをウォンピョは知っていた。モヨンに剣を突き付けるが、天誅房が侵入していると聞き、王暗殺を優先する。コンを便殿に向かわせたウォンピョは裏切ったチン王妃の元へ。チン王妃は、王女に騙された。自分を殺して王子を助けて欲しいと懇願する王妃を、永遠に許すつもりはないと、言い捨てて立ち去る。

その頃、サ氏夫人を秘密の通路に匿まったタルはピョンガンと共に戦火の王宮に戻る。王の殺害まであと一歩のトゥ・ジュンソだったが、太子の放った矢とピョンガンの剣に倒れる。ウォンピョはピョンガンと剣を交え、ヨン王妃の面影を見るのだった。ついにピョンガンの剣がウォンピョの命を絶った。失意のコンは木蓮堂の抜け道で隠れていたサ氏夫人を偶然見つけ、怒りのままに剣を振り下ろす。正気を失ったコンを見つけたモヨンはコンを鍼で気絶させ新羅へ連れていく。

こうして桂婁部族の謀反は失敗に終わり、王は、コ・ウォンピョ手厚く葬儀するよう指示する。その頃、新羅が阿旦山城(アダンサンソン)に侵攻したという知らせが入る。

養母の死から立ち直れないタルはとうとう剣を捨て、「バカに戻る」と幽霊谷に戻る準備をする。ピョンガンは、行かないでと縋り、一緒に山に戻るというピョンガンの本心を知るタルは「お前の生きたいように生きろ。それが王の姉としてでも、王としてでも…」と告げ、夫婦の証の守護石を置いて幽霊谷に戻る。

4年の月日が流れ、ウォン太子は即位し嬰陽(ヨンヤン)王(※)に。ピョンガンは戦いに明け暮れていた。百済との戦いで支援軍を約束したのに送ってくれなかったことを怒るピョンガンは、嬰陽王に「半分の兵を失った」と訴え事情説明を迫る。

※嬰陽(ヨンヤン)王:高句麗第26代王。クォン・ファウンが嬰陽王役で初登場!実在の高句麗第26代王って?で詳しく紹介。

■見どころ
タルとコン、ピョンガンとウォンピョ。今回は2組の死闘が見られるが、特にウォンピョにとどめを刺すピョンガンの剣捌きがお見事。本格アクションに初めて取り組んだピョンガン役のキム・ソヒョンの努力の跡が見て取れる。ウォンピョの人間らしい感情が見られるのが今回。チン王妃の欲深さを許してきた彼が、自分の言葉よりピョンガンの言葉を信じたことに怒ったり、瀕死の状態で「無事か?それならいい」と初めて父としてコンに優しい言葉をかける。これまでどこか互いに腹の探り合いをしていた父子の心がやっと通じ合う瞬間だ。

息絶えた養母を見つけ、抱きしめて号泣するタル。ナ・イヌの涙の演技が爆発する。



■第26話
嬰陽(ヨンヤン)王は勢力を広げていくが、功績を挙げる姉ピョンガンを疎むようになる。援軍を送らなかったことを責めるピョンガンに対し王は聞く耳を持たず、姉の軍職を解いてしまう。

プンゲ(キム・ドンヨン)とチン(キム・ヒジョン)は夫婦になって今もピョンガンを支えていた。養母を亡くし山に帰ったタルは、自分が作り出した母の幻と話しながら無為な日々を送っていた。プンゲが訪ねてきても冷たく追い返す。ピョンガンは自分が行くとタルが逃げてしまうと、プンゲに季節ごとにタルの様子を見に行かせていたのだった。タルもまた、自分とピョンガンが合えばまた血の嵐を呼ぶことになると、会いたい気持ちを押させていたのだった。

先代王からウォン太子のことを支えてほしいと頼まれていたピョンガンは、嬰陽王が聖君になるよう色々忠告するが、王はそれさえも疎ましかった。そして三国統一のために義兄タルを呼び戻せというが、ピョンガンは二度とタルに血の道を歩ませたくなかった。巷には軍職の剥奪は、王女をけん制するためだという噂が流れていた。わずか4年で国を平定できたのはピョンガンのおかげと知るヨン・チョンギ(チェ・チョロ)とサ・ウナム(イ・ヘヨン)は、これに不満を唱える。ピョンガンは「もしそれが真実なら義兄オン・ダル将軍を呼び戻せとは言わない」と、弟である王をかばう。

新羅に逃げたコンは4年間、酒浸りになっていた。モヨンはそんなコンを情けなく思う。しかしそれはコンが好機を待っていたのだった。真興王が高句麗に使節を送ると知ったコンはついに動き出す。

タルへの想いが募るピョンガンは幽霊谷に来た。サ氏夫人の墓前に嫁ととして挨拶する。4年ぶりに再会した夫婦。ピョンガンは帰れというタルに食事をねだり無言で食事をする。そして「やっぱり会いたいからどこにも行かずここにいて」と約束させる。立ち去るピョンガンを見送ることもできずに部屋に戻ったタルは、王宮に置いてきたはずの夫婦の証の守護石見つけ、「カジン(ピョンガン)」と叫んで後を追う。

■見どころ
姉夫婦ピョンガンとタルの大きな犠牲の上に王位に就いたにもかかわらず姉をけん制する嬰陽(ヨンヤン)王。4年前、父とウォルガン和尚の会話をどんな気持ちで聞いたのか?父王に似たくて努力したというが、かつて嫉妬心からヨン王妃を死なせた平原王と同じ過ちを繰り返さないのを、ただただ祈るばかりだ。若き王を演じたのはイ・スンギ主演の「マウス~ある殺人者の系譜~」で救急医学科レジデントのソン・ヨハンを演じたクォン・ファウン。1989年7月28日生まれで、1999年6月4日生まれのピョンガン役のキム・ソヒョンより実年齢では10歳年上だ。

テレ東「王女ピョンガン」番組サイト
 2024年2月23日スタート 月~金8:15~9:11
Youtube予告動画

【作品詳細】【「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」を2倍楽しむ】
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