「特捜9 Season7」井ノ原快彦、山田裕貴たちで記憶喪失の容疑者を納得させた!第4話ネタバレと第5話あらすじ
夫を殺した記憶が戻らないまま逮捕される妻(足立梨花)!原因は夫の浮気だった!直樹(井ノ原快彦)たちはそれぞれが思う方向から真実を導き出した!5月1日(水)「特捜9 Season7」(テレ朝、21時)第5話放送!予告動画は番組公式サイトに公開されている。
7シーズン目を迎えた「特捜9」は井ノ原快彦演じる特捜班の浅輪直樹と個性的なメンバーで事件に対して群像捜査を行い、真犯人を突き止め、背後に潜むさまざまな人間ドラマとそれらに全力で向き合う刑事たちの姿を1話完結形式で描くドラマだ。
その第4話が4月24日に放送された。第4話は前班長の国木田誠二(中村梅雀)が異動になった後、主任の浅輪直樹(井ノ原快彦)&新藤亮(山田裕貴)、小宮山志保(羽田美智子)&高尾由真(深川麻衣)、青柳靖(吹越満)&矢沢英明(田口浩正)のいつもの3組に分かれて、6人で別方面から事件を探った。扱うのは1年前に発生した絵画修復師夫妻・井吹光一郎(三嶋健太)、華(足立梨花)の殺傷事件だ。夫は亡くなり、妻も窓から突き落とされて意識不明だったが、1年たって意識を取り戻した。意識を取り戻したものの、事件の記憶がない。2024年春ドラマは登場人物に記憶障害がある人物が多いことが話題になっている。フジテレビ月10の「アンメット ある脳外科医の日記」、TBSの火曜22時の「くるり~誰が私と恋をした?~」、TBS金曜22時の「9ボーダー」と3作で主要人物が記憶障害となっている。ただ、「特捜9」は1話完結で事件と取り扱い、5月1日に放送される第5話につながる話ではない。
記憶を亡くしている華にとって厳しい現実は、夫の光一郎が友達の新進画家・千堂小夏(清水葉月)と不倫していたこと、実は小夏は大学時代から光一郎が好きで華が不倫していると光一郎に吹き込み、光一郎を落としたこと、さらにそこから華と光一郎は離婚にむけて突き進んでいたことも知る。そして、小夏に罪を着せる形で光一郎を殺したという現実を突きつけられる。記憶がない華は納得できないものの、小夏に対しての激しい殺意は自分の中にあることがわかったので、殺人の罪も受け入れた。
ドラマ開始が早かった「特捜9」は、次週は早くも折り返しの第5話となる。第5話では直樹の妻・倫子(中越典子)が遺体を発見する。容疑者の二人(和田正人、ソニン)には完璧なアリバイがあるのだが、特捜班はその鉄壁のアリバイを崩すことが出来るのか?
■前回:第4話ネタバレあらすじ
浅輪直樹(井ノ原快彦)ら特捜班は、1年前に絵画修復師夫妻・井吹光一郎(三嶋健太)、華(足立梨花)が殺傷された事件の捜査を引き継ぐこととなった。光一郎は殺され、華がベランダから突き落とされた。当時、光一郎は新進画家・千堂小夏(清水葉月)の代表作『愛の記憶』を修復中で、事件後、その絵画もなくなっていた。当時の捜査本部は窃盗グループの犯行と睨んでいたが、犯人も絵画も見付かっていない。
1年がたち、華が意識を取り戻したため、事件の捜査が再開される。唯一の目撃者である華の証言が得られれば事件はすぐに解決するものと思われたが、直樹と新藤亮(山田裕貴)が医師を訪ねたところ、華は事件の1年前から当日まで一切の記憶を失っていることがわかった。また、1年間も眠っていたため、筋力もなく、しばらくは車椅子を使い、リハビリしないといけない状態になっていた。
工房は現在、事件の第一発見者でもあるスタッフの九條学(堀家一希)が、華の代わりに守っていた。華は夫が殺されたことを聞き、涙する。そして、遺留品を返してもらうと、そこにペンダントと華にあてた光一郎からの手紙があった。手紙には華のいいところが沢山かかれている。ペンダントをつけ、満足げな様子の華だった。しかし、記憶は戻らない。そこで、華は記憶を取り戻すために工房を訪ねたいという。その時、直樹は華の首が荒れていることに気がついた。華は金属アレルギーで、前日、光一郎からのペンダントをつけてしまったために肌があれていたのだ。
一方、小宮山志保(羽田美智子)と高尾由真(深川麻衣)は小夏から事情を聴く。小夏は1年間、毎週のように華の病室を見舞っていたが、彼女が目を覚ました日にかぎって病室に顔を出すことはなかった。小夏は井吹夫妻とは美術大学時代の同期で、『愛の記憶』は光一郎と華をモデルに描いたものだと打ち明けた。二人の愛し合う姿を絵にとどめたいと描いたところ評判となり、今の名声を得ることができた。
そんな時、華が病室で襲われた。華は一命を取り留める。華が記憶を取り戻したことを知っているのは、捜査関係者以外にはいない。そこで、第一発見者で、光一郎と華の工房を今も守り続けている九條学(堀家一希)に話を聞くとあっさりと自供した。九条の部屋からは凶器のペイントナイフも発見された。1年前の罪も認めた。九条は「愛の記憶」の絵画をコレクターに1,000万円で売っていた。1年前の犯行動機を金のためだといい、光一郎を殺して絵を盗んだのだという。
華にもう一度話を聞きに行くと、警察官の目を盗んで華がいなくなった。華の向かった先は小夏の元だ。小夏は前日、華の病室を見舞った際、ペンダントを持ち出していた。それは自分のために光一郎が買ったものだという。二人は不倫していた。小夏が光一郎を好きになったのは大学生のころ。光一郎は華を選んで結婚したが、華が不倫していると吹き込むと、すぐに信じたという。そして、傷心の光一郎を慰めている内に関係を作ったと誇らしげに語る。
九条は光一郎が殺された現場に小夏のピアスが落ちているのに気がついて、小夏の罪をかぶるために自供していた。小夏の才能に惚れていたので、刑務所に入ってしまえば才能を生かす場所がなくなるからだという。
小夏と話していた華は近くにあったカッターナイフで小夏を切りつけようとした。そこを新藤と直樹が止めた。そして、光一郎を殺したのは小夏ではなく、華本人だという。衝撃をうける華だった。華は小夏に罪を着せるためにピアスをわざと置いたのだ。小夏と不倫関係にあった光一郎は華と離婚することにした。離婚にむけてアドバイザーからの助言で違いのいいところを手紙に書くというカウンセリングを受けていた。遺留品の中にあった2通の手紙はそれだった。実は3通目もあり、そこには光一郎はもう一度やり直したいと書いていた。直樹は光一郎がやり直したいという気持ちが本当なのではないかと言う。それで小夏へのペンダントも渡していなかったのではと。記憶は戻らないが、華は自分の罪を受け入れた。
■第5話あらすじ
ある夜、特捜班主任・浅輪直樹(井ノ原快彦)は妻・倫子(中越典子)から連絡を受け、後輩の新藤亮(山田裕貴)、高尾由真(深川麻衣)とともに雑居ビルの一室に駆けつける。なんと倫子が鉄パイプの下敷きになって絶命している男性を発見したのだ。
倫子はプロテイン製造販売会社の社長の江田陽一(和田正人)からコラボスイーツの制作を持ちかけられたサンプルと渡すためにそこにいったのだ。江田の会社では最近、メディアでも引っ張りだこで、若者を中心に絶大な人気を誇るカリスマフィットネストレーナー・高野紗希(ソニン)とコラボするなど、コラボ商品開発に力を入れているようだった。
この雑居ビルは改装工事中で運悪く後頭部に鉄パイプが当たったのではないかと思われたが、直樹は現場の状況に不自然なものを感じ、何者かが男を殺して事故に見せかけようとしたのではとにらむ。
やがて、死んでいたのは空き巣ではなく、フリーの週刊誌記者・柴崎宏隆(伊崎右典)で、紗希と江田とは浅からぬ因縁があることが判明した。
しかし、紗希と江田は完璧なアリバイがあった。特捜班を前に不敵で大胆な振る舞いで犯行を否定する紗希の鉄壁のアリバイを崩し、真相を暴くことができるのか。
テレビ朝日 2024年4月3日スタート。毎週水曜日21時放送、「特捜9 Season7」。出演:井ノ原快彦、羽田美智子、向井康二(Snow Man)、深川麻衣、津田寛治、吹越満、田口浩正、山田裕貴、中越典子、原沙知絵、中村梅雀ほか。番組公式Twitterアカウントは「@5drama9tokusou」。
◇テレビ朝日「特捜9 Season7」番組公式サイト
◇テレビ朝日「特捜9 Season7」番組公式Twitter
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