「世子が消えた」第5・6話またもや最高視聴率更新で「世子熱風」の予感!?EXOスホが華麗なアクションシーンを披露(ネタバレ)
EXOスホが時代劇初挑戦のMBN新ドラマ「世子が消えた」が毎週土日に放送中。今回は、4月27日・28日に放送された第5・6話のネタバレあらすじや見どころ、視聴率を紹介する。予告動画はYouTubeで公開中だ。
「世子が消えた」(原題)は、EXOのスホが時代劇初挑戦する話題作!世子が世子嬪にポッサム※された⁉自らの人生を歩むため奮闘する男女2人の愛と成長を描くロマンス時代劇だ。「ポッサム~愛と運命を盗んだ男~」脚本家のキム・ジス&パク・チョルによるスピンオフ作品として注目を集めている。
(※ポッサムとは再婚が法的に禁じられていた朝鮮時代に、寡婦を布で包み(包む=ポッサム)連れ去るよう偽装することで再婚を可能にした当時の風習)
【「世子が消えた」を2倍楽しむ】では“ポッサムについて”など時代背景や各話のネタバレ(あり、なし)あらすじと見どころ、視聴率などまとめている。
■キャスト
世子イ・ゴン役:スホ/EXO(キム・ジュンミョン)
子役:チョン・ヒョンジュン
世子嬪候補チェ・ミョンユン役:ホン・イェジ
異母兄弟トソン大君役:キム・ミンギュ
子役:ヤン・フィウォン
大妃ミン・スリョン役:ミョン・セビン
王医(ミョンユンの父)チェ・サンノク役:キム・ジュホン
ほか
■第5話あらすじ
イ・ゴンはトソン大君(キム・ミンギュ)と共にチェ・サンノク(キム・ジュホン)を捕まえる計画を立てていたものの、軍を率いて恵民署(ヘミンソ)にやってきたトソン大君は、イ・ゴンを捕まえてしまう。驚くイ・ゴンは目をそらすトソン大君に近寄り事情を聞くと、王が倒れたと涙ながらに答える。実はトソン大君は大妃ミン・スリョン(ミョン・セビン)に王と王妃ユン氏(ユン・セレ)の命を脅迫されており、苦渋の選択でイ・ゴンを裏切ってしまったのだった。
イ・ゴンが捕まる前、トソン大君は王が倒れたとの知らせを受け急いで宮に向かった。泣きながら王に寄り添う王妃に事情を聞くと、王はスラサン(王への食膳)を食べて突如倒れたと言い、そのスラサンは大妃ミン・スリョン(ミョン・セビン)が用意したものだという。トソン大君は驚きと怒りのあまり、大妃の元へ押しかけ刀を首に突きつける。しかし大妃は微動だにせず殺しなさいと言い放つ。そして自身を殺せば王はこのまま目を覚まさず、トソン大君の母である王妃は王に対する逆罪を問われ、トソン大君もまた大妃である私を殺せば死を免れないだろうと脅迫。更には「王にも選択の機会を与えたが、王は世子を選び、その結果がこれだ」と言い、トソン大君に対しても母か世子か、選択を迫ったのだった。
サンノクの元を訪ねたトソン大君は「言う通りにしたから王を助けてくれ」「兄を殺そうとでもしたら、自分がお前を殺す」と怒りをぶちまけていた。その時、連行されるイ・ゴンを見て驚いたミョンユンが父サンノクの元へ駆けつける。一体何の罪で連れていかれたのか、娘のためだからと無実の人にこんなことをしていいのかと涙ながらに訴えるも、冷たくあしらわれるのだった。その夜、トソン大君とミョンユンはそれぞれイ・ゴンを助けられずもどかしい気持ちを抱えながら、並んで酒を飲むのだった。
イ・ゴンはカプソクと監獄に入れられ、そこで血まみれで倒れていた世子宮内官のハン・サンス(キム・ソンヒョン)を発見する。「イ・ゴンが用意した毒入りのクルビ(イシモチ)を王妃に渡した」とでっちあげられ拷問を受けたという。その後議政府左議政のユン・イギョム(チャ・グァンス)がイ・ゴンを訪ね「死んでください」と恐ろしいことを口にする。王妃とトソン大君を助けるためサンノクの指示に従っての行動だったが、その会話をこっそり聞いていた王妃。イ・ゴンの「王が生きている限りトソン大君は王になれない」という言葉から、王に何かあってはいけないと自ら直接王を介抱し、誰も入らせないように命令。実父であるユン・イギョムですら拒絶するのだった。
そして、イ・ゴンは縛られたまま、漢城判尹(パンユン)ユン・ジョンデ(ソン・ジョンボム)らから尋問される。イ・ゴンは王が倒れた際に自身は宮外にいたことを主張するも、ユン・イギョムは「王妃からイ・ゴンがクルビ(イシモチ)を送ってきたと聞いた」と嘘の証言をする。更にサンノクはイ・ゴンの側で「王の命は私がお助けします」と囁き、イ・ゴンを自白させるよう追い詰めるのだった。
そんな中、意識を失い眠り続けていた王の指先が動き始め…。
■見どころ
第5話は「スホが四面楚歌絶体絶命エンディング」を迎えて全国平均2.8%、最高視聴率は3.3%を記録。前週に続いて最高視聴率を更新し「世子熱風」が広がりつつあるとニュースで報道された。
王不在の中、大妃は三法司(刑曹、漢城府、司憲府)司憲府にチェ・サンノクを任命するだけでなく、更に敦寧府(ドンニョンブ)領事、都承旨(トスンジ、承政院の最高責任者)までも任命するなど権力を行使し、計画が着々と進んでいく様子が描かれた。このまま二人の思い通りになってしまうのかと誰もがハラハラしながら見ていたことだろう。しかし、大妃がイ・ゴンから「これまで私に対する全ての瞬間は嘘だったのですか?少しでも真情が残っているのならカプソクとハン・サンスは助けて下さい。最後の願いです」と言われた思わず世子を追いかけチェ・サンノクに止められる。大妃は涙ながらに世子を助けるよう訴えるなどの一面も見せ、大妃の悲しい過去も描かれるなど、同情を誘うようなシーンが見られた。
その後イ・ゴンのもとを訪ねてきたトソン大君は、裏切ったことを謝罪。イ・ゴンは「このような状況だからこそ、今一度しっかり考えなければ。自分が死んだらお前が王になる」とトソン大君を心配し、優しく諭す姿を見せた。このような極限の状態でも弟を思いやるイ・ゴン、どれだけ優しくて出来た人間なのかと驚いてしまう。信頼していた人に次々と裏切られても、自身の信念を突き通す彼の姿を見て応援する視聴者が多数、ドラマとは逆にイ・ゴンの味方がどんどん増えてきている状態だ。
MBN DRAMA公式YouTubeよりキャプチャ■第6話あらすじ
イ・ゴンは尋問に対し「王が倒れた際に自身は宮外にいた」と一貫して主張するも、ユン・イギョムの「王妃からイ・ゴンがクルビ(イシモチ)を送ってきたと聞いた」という言葉に対し「王妃が本当にそう仰ったのなら、それも正しいでしょう」と言う。しかしそれを受け「自身の罪を認めるのか」と問われると再び「宮外にいた」と一点張り。収拾がつかないためサンノクは、どんな罪人でもこの国の王位を継ぐ人物だと一度区切りをつける。
王の指先が動き、治癒していく過程で起きる一時的な反応だという説明を聞く王妃とトソン大君。その後トソン大君は漢城判尹(パンユン)ユン・ジョンデ(ソン・ジョンボム)を呼び出す。王座は自分が座ることになるだろうと言うトソン大君は「私側の人間か、祖父側の人間か」と問い、ユン・ジョンデは慌てて大君に命を捧げると言い跪く。そんな彼にトソン大君はとある頼みごとをする。
そうして漢城判尹を見方につけたトソン大君は、 覆面姿でイ・ゴンを助けに現れる。驚くイ・ゴンは、宮に戻ったら敵同士になってしまうが後悔しないかと警告するが、トソン大君は家族を守るために最善を尽くすと答えたため、イ・ゴンは怪我したサンスを先に運び出させ、その後カプソクと共に宮から逃げ出すのだった。
イ・ゴンが脱獄したという話は瞬く間に広がり、それを聞いたミョンユンはすぐさま一人でイ・ゴンを探し始める。サンノクは、イ・ゴンを廃世子とし、トソン大君を世子の座へ就かせる準備を急ぐ。嘉礼都監(カレドガム、王族の婚礼を管理する臨時に置かれた官庁)の設置を命じ、世子嬪を迎える準備を始める。
そんな中、玉璽(オクセ=王の判子)が無くなるという事件が発生。王妃が訪れた後に無くなったと知り、ユン・イギョムは王の側でつきっきりで介抱し誰も通さないよう命じた王妃に力ずくで会おうとする。そして玉璽はどこだと怒鳴りつけるも王妃は知らないと主張。実は王は倒れる直前、王妃に玉璽に関して何か話していたのだった。玉璽がないとこの国の全ての業務は止まると説得するも、王の言葉に従い必死に守り、世子らを殺すならいっそのこと自分も殺してくれと言う王妃だった。
サンノクはトソン大君に玉璽の場所を尋ねる。玉璽があれば世子になれると言うも、興味のないトソン大君は立ち去ろうとする。しかしそこでサンノクが、ミョンユンが世子嬪になるということを伝え、「世子になった人が、ミョンユンを手に入れられる、世子になってください。全て玉璽があればできることだと忘れないでください」と言う。
イ・ゴンの傷の治療のため、ミョンユンを探そうと妓房へ行ったカプソクだったが、ムベクが自分らを探している姿を目撃する。そして、万一の事態に備えて人質が必要だとミョンユンをポッサムしてきたため、無謀な行動にイ・ゴンは怒る。しかし実際連れてきたのは、ミョンユンの変装をしていたオウォルだった。 ミョンユンは揀択(カンテク、世子嬪を選ぶ行事)令が出されるのではと家出していた際にカプソクがオウォルをポッサムするのを偶然目撃し、慌てて助けを呼ぶ。こうしてイ・ゴンのもとへ到着したミョンユンだったが、ちょうどイ・ゴンが袋からオウォルを出してあげたところで、オウォルがミョンユンを「アッシ(お嬢様)!」と呼んでしまい、イ・ゴンに気づかれる。イ・ゴンはミョンユンがチェ・サンノクの家の小間使いだったのかと驚き…。
■見どころ
第6話は全国平均2.4%を記録。tvN「涙の女王」がついに最終回を迎えたこともあってか、前日比0.4p下落するも、まずまずの結果だろう。
トソン大君が漢城判尹ユン・ジョンデに「私側の人間か、祖父側の人間か」と問うシーンでは、これまでの純粋な彼とは一転、何とも言えぬブラックな表情を見せる!またイ・ゴンの脱獄を助けたと祖父から問い詰められた時の彼の表情にも注目。祖父にとっては他人だが、自分にとっては兄だと言い、怒る祖父に「それなら世子が戻ってこられないように防いでみてください。国を統治する能力があるなら、見せてください、期待しています」と挑発する。毎回異なる表情を見せてくれるキム・ミンギュの演技は今後も注目だ。
そして今週はスホが華麗なアクションシーンを披露!史劇アクション初挑戦のスホは練習に練習を重ね、撮影準備しながら監督や共演俳優と細部にわたって意見を交わするなど、並々ならぬ努力を見せたという。「スホはイ・ゴンの反転魅力を一気に爆発させ熱い武術シーンを完璧に表現した」「製作陣からも拍手をもらった」などと報道されており、是非しっかりと見ていただきたい。
◇第7話予告
原題:세자가 사라졌다(セジャガサラジョッタ)
韓国放送:2024年4月13日-6月16日(予定)MBN土日21:40-
日本初放送:KNTV 2024年6月、5月30日20:00-21:15 第1話先行放送
【作品詳細】【「世子が消えた」を2倍楽しむ】