テレビ大阪「太宗イ・バンウォン~龍の国~」(36話)第11-15話あらすじ:チュ・サンウク、挙兵を決心
テレビ大阪で放送中のチュ・サンウク主演「太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~」はチュ・サンウク主演の本格時代劇。7月10日からの第11話~第15話のあらすじと見どころを紹介する。予告動画はYouTubeにて公開中だ。
「太宗(テジョン)イ・バンウォン」は高麗という旧秩序を崩し、朝鮮という新しい秩序を作り上げていった時期に、誰よりも朝鮮建国の先頭に立ったイ・バンウォンに視点を当てた本格時代劇。【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】では時代背景や見どころ、各話のネタバレあり/なしのあらすじ、豆知識などまとめて紹介している。
■キャスト⇒李家の人々紹介(17名)
イ・バンウォン(太宗)役:チュ・サンウク
イ・ソンゲ(太祖)役:キム・ヨンチョル
元敬王后ミン氏役:パク・ジニ
神徳王后カン氏:イェ・ジウォン
イ・バンウ役:オム・ヒョソプ
ほか
原題:태종 이방원/製作:2021年
■第11話
ソンゲは臣下たちの任命も行われる前に、末っ子のバンソクを世子にすると言い出す。臣下たちは先延ばしにしようと申し出るが、これを聞いていたカン氏が反論する。カン氏は5人の息子たちとソンゲを仲たがいさせ、息子を世子にして朝廷での実権を握ろうとしていた。バンソクを世子にする話を聞いたバンウォンは、カン氏に利用されたことに気づく。
実は、世子候補として王ソンゲが最初に名前を挙げたのはバンボン。しかし高麗の王室の妻を娶っている。チョン・ドジョンの反対にあって、幼いバンソクに白羽の矢が立ったのだ。実は、カン氏は高麗王朝の終わりを察し、バンソクには高麗王氏に関係のない嫁を取らせていたのだ。カン氏は息子バンソクに世子になると伝え、「兄たちを差し置いて」と驚くバンソクに、決して父に逆らわず、書物を読む姿を見せるようにと言う。そして父の怒りに触れて二度と許してもらえないバンウォンの代わりを務めるのだと諭す。この回の詳しいあらすじと見どころ・場面写真などは9-10話/32話版ネタバレで。
■第12話
カン氏は王妃に、バンソクは世子に冊封される。これからは王妃の天下だと噂するのを聞いたバンウォンの義父ミン・ジェは、王妃の機嫌を損ねぬよう一族に注意する。ソンゲはバンウォンたち兄弟にも役職を与え、バンウォンには特別に家別抄 の兵士を下賜するが、これも王妃の策略だった。兄弟たちは父親との溝が埋まらないことに苛立ちを覚える。
朝鮮の名将であり、易姓革命をやり遂げた英雄イ・ソンゲが、妻カン氏の手のひらで転がされている。バンウォンたちもやっとカン氏の策略に気づく。だが、時すでに遅し。カン氏はかつて回軍の時(第1話)、命がけで助けに来てくれたバンウォンに感謝し、「今後はバンウォンも実の息子と思う」と約束したはず。見事な裏切りっぷりだ。全て思い通りになったと安心するカン氏。だが、あちらこちらから不満の声が出ている。それを風流を楽しむハ・リュンが「化家為国」の詩で歌っている。「家門が国に変わると、仲睦まじかった家族が1人ずつ敵に変わっていく」。 この回の詳しいあらすじと見どころ・場面写真などは10話/、11話/32話版ネタバレで。
■第13話
廃人になったバンウに会ったバンウォンが乗り込んでくると予想した王妃だったが、バンウォンはミン氏の協力で難を逃れるのだった。ドジョンは王妃の罠にはまり、世子と王妃側の人間に位置づけられてしまう。明との誤解を解くために王命を受け、王子として明に向かったバンウォン。一方、宮殿では世子嬪の不倫が明るみになり大騒ぎになる。
高麗に忠誠を誓ったバンウだったが、父が王になったと聞き長男の自分が次期王になれると欲が芽生えた。ところが、義母であるカン氏が「民心をなだめるために高麗の忠心として残ってほしい」と手紙をよこした。さらに、バンウの欲心を見抜いたカン氏は「父上はすでにあなたを捨てた。死んだと思っている」と記して、バンウの欲を完全に断ちきった。それ以降バンウは酒におぼれる日々を寂しく送り、廃人のようになったのだった。 この回の詳しいあらすじと見どころ・場面写真などは11-12話/32話版ネタバレで。
■第14話
半年間の使臣生活でバンウォンはむしろ見識を広め一回り大きくなって明から帰ってくる。無事帰国したバンウォンを見てほっと胸をなで下ろすミン氏。そして務めをしっかりと果たし、明との交流を取り決めてきたバンウォンにソンゲは大満足する。一方、王妃はバンウォンの帰国に不満をあらわにする。病を患っている王妃だが、周囲には秘密にしていた。
バンウォンが明の皇帝に謁見する。渡明の船中でナム・ジェから朝鮮と明の関係も使臣団の命も、全てがバンウォンの返事次第。チャンスは一度きりだと教えられたバンウォンは、皇帝から国境問題を持ち出されると、「国家間にも“信頼”が必要」と死を覚悟して堂々と持論を展開する。皇帝に気に入られたバンウォンは無事帰国を果たしたのだった。一方、カン氏は最期に幼い息子の行く末を案じる母の姿を見せる。欲をかかずにバンウを世子にしておけば、カン氏もバンソクももう少し長生きできたかもしれない。 この回の詳しいあらすじと見どころ・場面写真などは12話/32話版ネタバレで。
■第15話
カン氏が亡くなった翌年1397年太祖6年、ミン氏が男児(三男)を出産し、夫婦は無事に生まれた我が子に涙を流して喜ぶ。挙兵するようミン氏に説得されるバンウォンは、三男が生まれたことをきっかけについに挙兵を決心する。ジェの紹介で有志たちと顔を合わせたバンウォンは地方から私兵を呼び寄せる。私兵の訓練を偶然目にしたソンゲは憤慨するが、バンウォンは職務だとはねつける。2人のやり取りを見たソンゲの腹心であるチョ・ヨンムは、2人の仲が悪化した理由を聞く。
ついにバンウォンが王位を狙う決心をする。いつか夫が立ち上がる日のために勢力を集め、じっと待つミン氏が今回も大活躍。コミカル要素の全くない本格史劇ながら、テンポある展開で各回、まったく飽きさせない。ちなみにこの回でミン氏が産んだ息子こそが、後の第4代・世宗大王となる王子だ。
この回の詳しいあらすじと見どころ・場面写真などは13話/32話ネタバレで。
◇テレビ大阪「太宗イ・バンウォン」番組サイト
2024年6月26日スタート 月~金8:00-9:00
◇YouTube|予告動画
【作品詳細】【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】