【最終回ネタバレ】ハヌッセンなどは存在せず、櫻井翔は自分の意志で動いていた「笑うマトリョーシカ」

09月07日08時44分ドラマ
©TBS

6日、TBS「笑うマトリョーシカ」(金曜22時)の最終回・第11話が放送された。最後まで黒幕として清家一郎(櫻井翔)を操るハヌッセンは誰なのかと話題を呼んだが、実際は清家一郎は自分の意志で動いていたことを道上(水川あさみ)は聞き出した。最新話はTVerにて、全話はParaviでは配信中だ。



「笑うマトリョーシカ」最終回・第11話放送後の反響などをご紹介
「笑うマトリョーシカ」は、主人公の新聞記者・道上香苗(水川あさみ)が、若き人気政治家・清家一郎(櫻井翔)、と、秘書・鈴木俊哉(玉山鉄二)を取り巻く黒い闇を追う政治サスペンスドラマだ。その最終回・第11話が9月6日に放送された。

最終回は清家一郎がこれまでのすべてを道上に語り、ハヌッセンのような黒幕は存在せず、清家一郎が他人が操ろうとしていることをうまく利用して総理にまでのし上がっていったことがわかった。

ハヌッセンなどいなかった!


道上は清家を操るハヌッセンとして、最初は秘書であり高校からの友人の鈴木(玉山鉄二)を疑い、大学時代の恋人・亜里沙(田辺桃子)、母である浩子(高岡早紀)を疑ったが、3人とも清家に“捨てられていた”ことがわかり、いったい誰が操っているのかと最後まで疑った。しかし、実は、父・和田島(加藤雅也)から「これからも様々な人間がお前を操ろうとするだろう。利用すればいい。でもな、本当の自分を見つけてほしい」という言葉に従い、自分の意志を持っていたのだ。

クランクアップの様子


クランクアップ©TBS2024年夏ドラマの先陣をきって6月28日から放送された「笑うマトリョーシカ」。9月6日という早い時期に最終回を迎えた。主演の水川あさみ、櫻井翔、玉山鉄二のクランクアップの様子が番組公式サイトに掲載されている。

水川あさみは「私にとってチャレンジとなった作品でした。暑さに負けそうになり、セリフに追われ、大変な日々でしたが、現場のスタッフの皆さんの存在が私の心の支えでした」と感謝の言葉をあげた。実は水川のクランクアップシーンには櫻井翔の出番はなかったが、サプライズで花束をもってお祝いに駆けつけたという。

次にクランクアップしたのは玉山鉄二だ。撮影は暑さとの戦いも大きかったといい、“エアコン担当”として活躍したことを告げた後「情熱を持って作品に臨むことができました」と話したという。

最後にクランクアップしたのは、この作品で“別の顔”が見られたと評判になった櫻井翔だ。『笑うマトリョーシカ』という作品と清家一郎という役に出会えたことは、僕にとって本当に大きな財産だと思っています」と万感の思いを語った。3人のコメント全文は番組公式サイトに掲載されている。また、3人以外のクランクアップ映像などは番組公式X(Twitter)に掲載されている。

Blu-ray&DVDの発売が決定&視聴者プレゼント


金曜ドラマ「笑うマトリョーシカ」のBlu-ray&DVD が2025年3月5日(水)に発売されることが決定した。また、発売を記念して20名にプレゼントする企画が行われている。詳細および応募は番組公式サイトにて。

■最終回・第11話ネタバレあらすじ


道上(水川あさみ)をブレーンにした清家(櫻井翔)はことある毎に清家に意見を求め、道上の考えをそのまま吸収して自分の言葉にする。女性の社会での活躍のために官僚の50%を女性にすればと意見すれば、それをうまく取り入れてくれる。そんな清家を目の当たりにし、道上はある種の充実感を抱き始めるのだった。

そんな中、山中(丸山智己)から一刻も早く羽生(大鷹明良)と諸橋(矢島健一)がBG株事件に関与していた証拠を公開し、2人を失脚させるべきだと促された道上だが、政権と敵対すると清家のブレーンを降りることになると考えた道上は、悩み始めた。自分の考えを実現してくれる清家から降りて良いのか、ジャーナリストとして生きるべきか。清家は道上にずっとブレーンで居て欲しいと頼んだ。

そして、道上はジャーナリストの道を選んだ。道上と山中が書いた記事は大評判となってゆく。そして、羽生はBG株事件との関連を認め、諸橋は逮捕された。羽生の話で、すべてのことを清家は知っていたのだと道上は知った。

道上が清家に会いに行く。そこで、清家はこれまでのことを語る。父・和田島は浩子(高岡早紀)に頼まれ、清家嘉和を殺している。道上の父(渡辺いっけい)を殺したのは諸橋。BG株事件の証拠を浩子が持っていることも知っていた。代議士になってから和田島のもとで勉強したこともあり、道上は清家を操っているのが和田島なのかと問う。しかし、清家は和田島は自分の目を覚まさせてくれたに過ぎず、周りの人からコントロールされそうになればうまく使って、自分を見つけるようにしていたという。これまで、操られているように見えたのはすべて清家が演技をしていたに過ぎないと語る。

そして、浩子、亜里沙、鈴木を切り捨てたのは「みくびるな」という感情からだと話した。みくびられていると感じたのは大学生の時だという。自分のことを考えてくれていると思っていた浩子と鈴木に男女の関係があり、亜里沙も武知とそういう関係になった上で清家に結婚を迫った。3人のことを一番効果的なところで切り捨てたという。清家嘉和を殺したのは和田島、武知を殺したのは亜里沙、道上の父を殺したのは棚橋、では、鈴木は?と道上が尋ねると清家は答えない。そして「ヒットラーはリーダーそのもの」と答える。自分はみくびられたくないのだと再度話し、いったんあけたマトリョーシカの人形をものすごい早さで戻した。

「僕をみていてください」と言われた時に道上が感じたのは「助け」だった。

5年後、清家一郎は総理になり、憲法改正をやってのけた。道上が清家について書いた本は爆発的に売れたが、清家の人気にかげりはなかった。鈴木は区議会議員に立候補して選挙活動を始める。

清家は昔を思い出す。中学まで浩子や祖母から「友達は作るな」と言われたが、高校になって鈴木(西山潤)と佐々木(濱尾ノリタカ)という友達ができた。あのころ笑い合った時が一番楽しかった。そして「戻れることなら戻りたい」と思い、自分の本質を理解しようとたちむかってくるのはあなたしかいないと道上を思い出した。

TBS「笑うマトリョーシカ」は2024年6月28日から、毎週金曜日22時放送。出演:水川あさみ、玉山鉄二、櫻井翔、田辺桃子、筒井真理子、渡辺いっけい、和田正人、渡辺大、加藤雅也、高岡早紀、丸山智己、曽田陵介ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@matryoshka_tbs」。TVerとTBSFREEで最新話無料配信、U-NEXTで最新話まで全話配信中。

TBS「笑うマトリョーシカ」番組公式サイト

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