日本初放送「高麗契丹戦争」第11話・第12話 開京陥落、チェ・スジョン決死の身代わり作戦

09月20日07時00分ドラマ
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韓国専門チャンネル「KNTV/KNTV801」で日本初放送した「高麗契丹戦争」(原題)9月20日(金)の第11話ではカン・ガムチャン(チェ・スジョン)が高麗のために命を捨てようとする顕宗(キム・ドンジュン)を説得し、第12話ではついに開京が陥落する。この回のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介する。予告動画はKNTV番組HPで公開中だ。



「高麗契丹戦争」(原題)って?

本作は、数々の苦難を乗り越えて高麗に平和をもたらした8代王・顕宗と、彼の政治の師でもある姜邯賛(カン・ガムチャン)将軍を中心に、契丹の侵攻にさらされた激動の高麗時代を描く超大型本格時代劇。時代背景や実在人物、各話のあらすじと見どころ、豆知識などは【「高麗契丹戦争」を2倍楽しむ】でまとめている。



■キャスト

 ⇒【キャスト、登場人物、実在人物の紹介】
カン・ガムチャン(姜邯賛)役:チェ・スジョン
顕宗(ヒョンジョン)/大良院君/スン役:キム・ドンジュン(ZE:A)
ヤン・ギュ役:チ・スンヒョン
元貞王后(ウォンジョン)/第一王后役:イ・シア
元成王后(ウォンソン)/第三王后役:ハ・スンリ
契丹の老将ソベアプ(蕭排押)役:キム・ジュンべ
契丹皇帝ヤユルユンソ(耶律隆緒)役:キム・ヒョク
 ほか



■第11話あらすじ

顕宗(キム・ドンジュン)は、西京を守っていた最高司令官が逃亡し、西京城が陥落する恐れがあるという報告を受け、衝撃を受ける。臣下たちは、これ以上の損害を避けるために降伏すべきだと進言するが、カン・ガムチャン(チェ・スジョン)は最後まで戦うことが重要であり、顕宗が契丹に捕らえられることだけは避けなければならないと主張する。そのため、顕宗に開京を離れて避難するよう促すが、顕宗は「余は逃げない」と反論し、開京を守るために軍を集めるよう指示する。

顕宗は、もし自分が南に避難すれば、契丹軍が追いかけて南の民まで害することを懸念し、あくまで開京を守る覚悟を決める。そして、民にも武器を持たせ、戦って武功を挙げた者には褒美を、奴婢には免賤を約束するお触れを出す。一方で、通州城のヤン・ギュ(チ・スンヒョン)は郭州を奪還し、西京と都を守ろうとする。しかし、1700の兵で3000の契丹兵が守る郭州城を奪還するのは不可能だと考える。そこで、ヤン・ギュは降伏を装い、部下のキム・フンスクが捕らわれることで城内に潜入する奇策を考案する。

その頃、元貞王后(イ・シア)は胎児を守るため、王宮を離れることを決意するが、顕宗の考えを変えることはできなかった。顕宗は、臣下の家族や民には避難を指示するが、自らは開京にとどまることを宣言する。猶予は半日しかない状況で、カン・ガムチャンが再度説得するが、顕宗は王宮を離れない。

一方、契丹皇帝ヤユルユンソ(キム・ヒョク)はカン・ガムチャンの策で時間を無駄にしたと激怒し、ソペアプ(キム・ジュンベ)に対して西京を放置し、すぐに開京へ進軍するよう命じる。ソペアプは足場を固めることなく進軍することの危険性を訴えるが、皇帝は顕宗を捕らえて戦を終わらせるよう強硬に命じる。

その後、ヤン・ギュの決死隊は郭州城への突入を図り、契丹の20万の兵は西京を放棄してチョル嶺へ進軍する。顕宗のもとにも、契丹軍が西京を捨て開京に向かい、チョル嶺で合戦が始まったという報告が届く。元貞王后は臣下たちに、顕宗を力づくでも連れ去るよう命じるが、顕宗はヤン・ヒョプ(キム・オボク)に詔書と玉璽を託した後、正殿の扉を閉じ、自らを人質にして高麗を守ろうとする覚悟を決める。

カン・ガムチャンは正殿に駆け付け、扉越しに「王を失った民は戦えない。民に恨まれるのが怖いのか。それに耐えるのが王の務めだ。高麗には民のために死をも厭わない王が必要だ。私にも、命を捧げても惜しくない君主が必要です」と涙ながらに訴える。扉を壊して正殿に入ったガムチャンは「死ねなかった」と涙を流す顕宗を抱きしめ、彼を王宮から脱出させる。正殿に残ったガムチャンは契丹軍を迎え撃つ準備を進めていた。</p>

■感想、見どころなど

東北面の中郎将チ・チェムン(ハン・ジェヨン)に、「あとでやることがあるので、必ず生き残れ」と言ったカン・ガムチャン。チェムンに何をさせようとしているのか?また、第10話でタク・サジョン(チョ・サンギ)の口車に乗って契丹皇帝を討ちに行ったテ・ドス(イ・ジェグ)は、契丹に捕らわれの身となっていた。

これまで臣下たちの進言に従っていた顕宗が自分の考えて動き出したのがこの回。カン・ガムチャン相手にもひるまずに意見を言った。結局はガムチャンの指示に従ったが、常に民のことを考える顕宗を、ガムチャンは仕える「最後の君主」と敬愛している。





■第12話あらすじ

高麗豪族パク・ジン(イ・ジェヨン)

カン・ガムチャンは、契丹軍が王宮に押し入ると、王の服を被って身代わり作戦を展開した。躍起になって高麗の国王を探していたソベアプ(キム・ジュンベ)は、カン・ガムチャンを顕宗と間違えて、しばらく彼を追いかけた。しかし、ガムチャンの顔を見たソペアプは「また貴様か!」と叫び、怒りをあらわにした。

ガムチャンは契丹に陥落される開京を見て、悲惨な心境を禁じ得なかった。契丹軍はあっという間に村を襲撃し、殺戮、強奪。女性を拉致した。その中にはガムチャンの妻(ソン・オクスク)もいた。

郭州城の奪還に乗り出したヤン・ギュとチェ・チュン(キム・ソンビン)は、契丹軍の監視を避けるために松明まで消すなど、死力を尽くした。郭州城内に入るために契丹軍の捕虜に捕まったキム・スックン(チュ・ヨヌ)は、ヤン・ギュが飛ばした音の出る矢の音を聞いて高麗軍の攻撃が迫っていることを知る。

高麗軍は闇と森の陰に身を隠して矢を撃つ奇襲攻撃に突入。契丹軍は遅れて城壁を守るために苦戦したが、闇の中で降り注ぐ矢の雨には勝てなかった。契丹軍が慌てている間、スックンと彼の部下たちは西門を守っている敵を容赦なく倒し、城門を開くことに成功。

開かれた城門でヤン・ギュと兵士たちは、城の中へ向かって走り、死闘を展開する。一瞬にして袋のネズミになった契丹の将軍たちは、急いで城の外に逃げ出し、最後まで追いかけたヤン・ギュは契丹軍の背中に矢を命中させた。城門を壊し、家屋を焼き払うなど敵の拠点を潰したヤン・ギュは、「これからは残った力を絞り絞って反撃を準備しなければならない」とし、通州(トンジュ)城に戻ることに。

一方、王宮に到着した契丹皇帝は、顕宗が逃げたということだけでなく、一夜にして郭州城が高麗軍によって陥落したという知らせに激怒する。契丹の役人とソペアプは直ちに回軍して西京を攻略すべきだと主張したが、ヤユルブンノ(イ・サンホン)は高麗を完全に屈服させるまでは絶対に撤軍できないと反発する。契丹皇帝はまずは逃げた顕宗を捕えよと命じる。

高麗を裏切ったイ・ヒョヌン(キム・ジェミン)は高麗の国王が亡くなったというデマを流して高麗軍を屈服させようと提案する。

一方、忠州の豪族パク・ジン(イ・ジェヨン)は、兵士を徴兵するようにという王命に反発する。そして開京が陥落し顕宗が南に異動していると聞き、顕宗を殺せると考える。

ヤン・ギュはチェ・チュン(キム・ソンビン)から契丹軍が開京を陥落させたという知らせを聞き、急いで各城を守る防御使たちをすべて西京に集結させる。

西京城に到着した契丹の使臣たちは、顕宗が亡くなったという嘘の調書を読み上げ、高麗軍と西京の民を混乱に陥れた。しかしそこにカン・ガムチャンがやって来て「陛下は生きておられる」と言い、「兵士たちを率いて護衛し、南に無事に避難された」と言い、危機を免れた。

ヤン・ギュはカン・ガムチャンに感謝を伝え、ガムチャンも郭州城の奪還に感激したと笑顔を見せる。その頃、契丹の追撃隊は顕宗の行列にほぼ追いつき、一行を脇道にそれる。ところが、顕宗一行は覆面を被った刺客たちに襲われる。


■見どころ、豆知識

第12話は、カン・ガムチャンの偽装作戦でひとまず顕宗たちを逃がすことはできた。ヤン・ギュとキム・スックンとのスリリングな郭州城奪還、高麗の忠臣カン・ガムチャンとヤン・ギュの熱い友情も見どころ。

豪族パク・ジンが顕宗を恨むのは、息子が二人とも戦死したため。この人物はドラマオリジナルのキャラクターだが、当時そうした人物がいたことは十分考えられる。ラスト、顕宗の首に刃を向けたのは?



■『高麗契丹戦争』(原題)

放送日時 8月16日(金) 日本初放送スタート
毎週(金)20:00~22:10 (2話連続)
再放送日:毎週(木)11:30~13:40(2話連続)
話数 全32話



KNTV「高麗契丹戦争」(原題)

■視聴方法
KNTVはスカパー!、スカパー!プレミアムサービス、ひかりTV、J:COMほか各ケーブルテレビで視聴可能。

KNTV視聴方法ページ

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