「三国志 秘密の皇帝」第5話:敵か味方か?楊修(ワン・モン)の裏切り ネタバレあらすじ(全33話)

09月29日21時59分 ドラマ
© Chinese Entertainment Tianjin Ltd.

BSP4Kで10月6日(日)、BSPでは月10日(木、深夜)放送予定の第5話、曹操(そうそう)側に寝返る楊修の裏切りで許都が戦場に!第5話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介する。NHK番組サイトでは予告動画や相関図も公開している。



「三国志 秘密の皇帝」は、亡き皇帝、献帝・劉協と入れ替わった双子の弟・劉平が、愛と民のために闘うもう一つの三国志ロマン。【「三国志 秘密の皇帝」を2倍楽しむ】では、時代背景、人物・キャスト紹介などまとめているので、視聴の前にチェックしておくとド初回から楽しめるはず。
相関図はこちら⇒【第1回~ 人物相関図】


■キャスト

メインキャスト(6人)・役柄・実在人物紹介
押さえておくべき(17人)キャスト・役柄
劉平(りゅうへい)/皇帝 :マー・ティエンユー 马天宇 [声:浪川大輔]
司馬懿(しばい):エルビス・ハン 韩东君 [声:峰晃弘]
伏寿(ふくじゅ)/皇后:レジーナ・ワン 万茜 [声:久保ユリカ]
唐瑛(とうえい):ドン・ジエ 董洁 [声:折井あゆみ]
郭嘉(かくか):サニー・ワン 王阳明 [声:山本兼平]
任紅昌(じんこうしょう):ドン・シュエン 董璇 [声:田所あずさ]
曹操(そうそう):ツェー・クワンホウ 谢君豪 [声:早川毅]
曹丕(そうひ):タン・ジエンツー 檀健次 [声:小笠原仁]
ほか



※あらすじはネタバレになっています。気になる方は「見どころ」と「豆知識」を参考に、「あらすじ」は視聴後の確認用としてご覧ください。またDVD版(全54話)を参考にしているので、あらすじが前後することもあります。放送後に調整します。



■第5話見どころ

敵と味方が入り乱れる第5話。曹操(そうそう)の屋敷に招かれた劉平(りゅうへい)と伏寿(ふくじゅ)が周囲に怪しまれぬよう偽装夫婦に。反乱を画策する董承(とうしょう)だが、“面白い方につく”と寝返る楊修(ようしゅう)が絶妙なタイミングで武将・張繡(ちょうしゅう)の騎馬隊を手引きする。司馬懿(しばい)と劉平の再会、劉平の優しさに胸を打つ伏寿の涙など、怒涛の展開が畳みかける。



■豆知識:知力を武器にする軍師・賈詡(かく)

荀彧(じゅんいく)、周瑜(しゅうゆ)、諸葛孔明など、三国志には押さえておきたい天才参謀たちが登場するが、張繡(ちょうしゅう)が攻めて来た際に登場した賈詡もやり手の参謀。張繡はもともと董卓(とうたく)に仕えた後、張済(ちょうさい)に仕えたが、独立勢力になった武将だが、建安元年(196年)張済が戦死した際、その軍勢を引き取ることになり、同時に賈詡を参謀に迎えた。

賈詡は張繡に「将軍は軍才に優れておられるが、曹操には及ばない」と助言。張繡はこの言葉に従い劉表(りゅうひょう)の軍に合流する(劉表同盟)。その後も曹操と抗争を続ける張繡・劉表軍だったが、建安4年(199年)に曹操が袁紹(えんしょう)と対立するようになると、張繍は袁紹サイドにつくつもりだったが、賈詡のアドバイスで曹操側につくことになる。

理由は、曹操の勢力が弱いこと、そして味方になれば出世しやすいからだった。その後、予想通り「列侯」の位に就いた張繡は、200年官渡の戦いで活躍し「破羌将軍」となった。こうして張繡の出世をサポートした賈詡は、その後、曹操軍の参謀として大活躍、そして曹丕(そうひ)に仕え、戦乱を渡り歩くのである。



三国志© Chinese Entertainment Tianjin Ltd.

■第5話ネタバレあらすじ

曹操の屋敷にやって来た劉平と伏寿のために宴が開かれた。劉平は皇帝としての振舞いでその場をやり過ごすものの、下(べん)夫人は、侍女たちに「陛下が誰に会い、何を話したか一つ一つをよく見て、逐一報告するように。」と命じる。一方、荀彧(じゅんいく)は司馬懿に、父の司馬防に朝廷へ出仕するようはなしてくれないかと頼むが、司馬懿は、父が董卓(とうたく)に命を狙われてからその気はないと断る。荀彧は司馬懿に、文学掾(ぶんがくえん)として出仕を提案。司馬懿は宮中に潜り込むチャンスだと思い、提案を受ける。

一方、曹操の屋敷では、伏寿のところに劉平が訪ねてきていた。皇帝が皇后の元に通うことは記録されるほど重要なこと。しかし閨事情を知らない劉平に伏寿は教えていなかった自分が悪かったのだと思う。「今大事なことは、曹家のものに悟られぬこと。」と偽装夫婦であることを隠すため、劉平の手を取り寝台へ導く。

荀彧が文学掾を劉平に紹介するべく会いにくる。その中に、司馬懿を発見した劉平は嬉しくなるが、司馬懿は殺された弟の話を持ち出し、自分が怒っていること劉平に伝える。そこへ、孫策(そんさく)が許都を狙っているという知らせが入る。劉平は伏寿に司馬懿を仲間に入れようと提案するが、曹操側の司馬家を引き入れることに抵抗する伏寿。その頃、董承(とうしょう)が給金を配る名目で兵士を集め、王子服(おうしふく)は兵士たちを鼓舞する。

孫策の攻撃に備え、楊修が警備をすることを口実に、董承の反乱に加担することになっていた。王子服らは董承の命を受け攻撃を開始。王子服率いる大軍が尚書台に攻め入ったが、もぬけの殻だったので、次に曹操の屋敷に向かう。しかし曹操の屋敷では、曹丕(そうひ)が反乱軍を待ち構えていた。許都での戦いを見越した司馬懿は、混乱に乗じて劉平を救い出そうと馬車の中で様子を伺っていた。動くべきはずの楊修率いる警護の兵が出てこないので不安がよぎる。

屋敷にいる劉平は、剣を抜き、伏寿を守ろうとする。こうれまで皇帝の命を自分の命より最優先してきた伏寿にとって劉平の言葉が胸を打った。劉平は伏寿の涙を拭い「兄上の意思は私が継ぎます。私が漢王朝とあなたたちを守ります」と約束する。王子服が城門を攻めようとするが、その時城門の向こうから、張繡(ちょうしゅう)の騎馬隊が攻めて来る。「退くぞ」王子服の号令で全員退去するが歩兵隊は馬の下敷きになっていく。王子服は相手の馬を奪って逃げた。

董承は門の前で部下の呉碩が現れるのを待っていたが、城門の上から満寵(まんちょう)が呉碩の首を持って現れる。そこへ王子服がかけつけ、張繡が来た事を知らせる。満寵の横に楊修が姿を見せたので、董承は曹操に寝返った楊氏へ怒りがこみ上げるが、楊修は「私は面白い賭けが好きなだけです」と笑みを浮かべる。董承は王子服に娘の董妃(とうひ)を助けるよう命じ、楊修は部下の徐福(じょふく)に、皇帝の正体を知る司馬懿を殺しに行けと命じる。

王子服は董妃のもとにかけつけ、父・董承が破れたことを告げ、妃を馬に乗せ逃げる。その様子を見ていた司馬懿のもとに、張繡が現れ、董承の謀反が失敗に終わった知らせが入る。曹操の息子を殺した張繡と手を組んだ曹氏の思い切った作戦に驚きながら、撤退を決める。王子服は兵士たちに追いつかれ絶体絶命を迎えるが、司馬懿が助けにやって来る。馬車に董妃と王子服を乗せ、唐瑛に助けを求め弘農王祠(こうのうおうし)に向かう。そこへ楊修の命を受けた徐福が襲ってきて王子服と馬車の上で激しくもみ合う中、妊娠中の董妃が出血し、腹痛に耐えられずあえぎ始める。



[原題]

三国机密之潜龙在渊
三国機密/三国志 Secret of Three Kingdoms
[制作] 2017年 中国



【放送予定】

BSP4K(日)21時00分 9月8日(日)開始
BS(木)24時25分 9月12日(木)開始
((金)午前0時25分9月13日(金)開始)
※BSの放送時間は、11月7日(木) 第9話から「毎週木曜23時45分」に変わる
[話数] 全33回(予定)
[音声] ステレオ2か国語
(主音声:日本語吹き替え/副音声:中国語)/[字幕放送] 有り

NHK「三国志 秘密の皇帝」番組サイト

【華流ドラマ】【作品詳細】【「三国志 最後の皇帝」を2倍楽しむ】