「宙わたる教室」第7話:藤竹(窪田正孝)の信念、相澤(中村蒼)の苦悩…長谷川初範が本格登場
19日に放送した窪田正孝主演のNHKドラマ10「宙わたる教室」(火曜22時ほか)第7話のあらすじと見どころを紹介。NHKプラスで1週間見逃し配信する。
「宙わたる教室」は、実話に着想を得た伊与原新の同名小説を実写化。物語の舞台は、東新宿の夜間定時制高校。窪田正孝演じる理科教師・藤竹叶(窪田正孝)の声かけで発足する科学部の「実験」を通じて、生徒のみならず、先生やJAXA職員までもが、自身の抱える古傷、障害、因縁と向き合い、人生の再起に挑む。
⇒生徒たち紹介
⇒【全話あらすじと見どころ】
■第7話「浮遊惑星のランデブー」ネタバレ
藤竹(窪田正孝)は、夜間高校の教員を務めながら無給で大学研究員を続け、自身の論文執筆や研究に没頭していた。同時に、彼が顧問を務める夜間高校の科学部では、予算や設備が不足する中、部員たちが「火星クレーター再現装置」の制作に取り組んでいた。岳人(小林虎之介)と長嶺(イッセー尾形)が発射装置を改良する一方、アンジェラ(ガウ)と佳純(伊東蒼)は火星の土の再現方法を工夫し、互いに助け合いながら進めていた。
そんな中、藤竹の恩師である伊之瀬嘉之(長谷川初範)からメールが入る。藤竹は彼に研究や科学部活動の進捗を報告していた。
一方、JAXAでは「しののめプロジェクト」が始動し、藤竹の大学同期である相澤(中村蒼)がリーダーに就任する。しかし計画は難航し、相澤はプレッシャーに追い詰められていた。過去に藤竹に助けられたことを思い出した相澤は、再び力を借りようと藤竹にプロジェクトへの参加を求めるが、藤竹は「自分の居場所は自分で決める」と拒否する。
相澤は伊之瀬に藤竹説得を依頼し、久々に三人が集まる。酒席では、相澤がプロジェクトの現状を話す。石神教授(高島礼子)の指導教員だった伊之瀬は、政治力に長け「失敗を許さない」彼女の気質を知るだけに、相澤の苦労を知る。
酒席の後、相澤は再度藤竹に協力を求め、せめて現場を見て意見を欲しいと懇願する。一方、科学部では岳人と長嶺が協力して発射装置を改良し、アンジェラと佳純はドライアイスを使った実験で火星クレーターの再現に成功する。部員たちは結束を強め、成果に向け士気を高めていた。
藤竹は後日、相澤の研究室を訪問するが、そこでプロジェクトの進展を監視する石神教授と鉢合わせ。石神は藤竹に「研究から足を洗ったのでは」と挑発的な言葉を投げかけ、相澤にも「高校教師に意見を求めるのは無駄だ」と嫌味を言う。しかし藤竹は「自分の信念を証明するだけです」と毅然とした態度を示す。石神は当てつけのように相澤を将来の右腕と期待していると言いつつも、5カ月という厳しい期限を課す。
科学部では部員たちがさらに熱心に作業を進め、授業の前後も実験の話題で盛り上がる。その様子を、岳人の不良仲間だった三浦孔太(仲野温)が苦々しく睨みつけ、物語は新たな展開を予感させながら続く。
第7話では、科学部の部員たちが協力して「火星クレーター再現装置」の完成に近づき、藤竹と相澤の再会が物語を動かす。藤竹の恩師・伊之瀬が関わる新たな人間ドラマや、JAXAの「しののめプロジェクト」の背景が描かれ、物語は次第に大きな転換を迎えようとしている。
さらに、藤竹が自分の信念を貫く姿勢や、科学部の部員たちの成長が描かれた。ラストの伊之瀬がホテルで会っていた「ラングレー」という人物は何者なのか?石神は何のようで伊之瀬に連絡を取ろうとしたのか?岳人の昔の不良仲間の存在も気になり、見逃せない展開が続く。
■第8話「メテオライトの憂鬱」
惑星探査“しののめプロジェクト”の予算決定に大きな影響力を持つ石神教授。JAXAでは彼女が設定した非情とも言える目標を達成するために、相澤が開発を急いでいた。一方、定時制科学部では学会発表のエントリー締め切りが迫り、部員に焦りが見え始める。顧問の藤竹が見守る中、実験に没頭する岳人(は、徐々に周りが見えなくなっていく。そんな時、事件が発生する。
ドラマ『宙わたる教室』第8話は、NHK総合にて11月26日22時ほかで放送する。
◇NHK「宙わたる教室」番組サイト
ドラマ10「宙わたる教室」
【放送予定】2024年10月8日(火)スタート〈全10回〉
総合テレビ 毎週火曜 夜10:00〜10:45
BSP4K 毎週火曜 午後6:15〜7:00
[再放送] 総合テレビ 毎週金曜 午前0:35〜1:20 ※木曜深夜
【原作】伊与原新 「宙わたる教室」(第70回「青少年読書感想文全国コンクール」課題図書・高等学校の部に選出)
【脚本】澤井香織
【出演】窪田正孝 小林虎之介 伊東蒼 ガウ/田中哲司 木村文乃/中村蒼 イッセー尾形 他
【演出】吉川久岳(ランプ)、一色隆司(NHK エンタープライズ)、山下和徳
【制作統括】橋立聖史(ランプ)、神林伸太郎(NHK エンタープライズ)、渡辺悟(NHK)
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