「交渉の技術」第3話:イ・ジェフン、“Eコマース市場”参入の交渉で予期せぬ危機

12時50分ドラマ
画像:JTBC「협상의 기술」放送画面より

15日放送されたJTBC土日ドラマ「交渉の技術」第3話では、ユン・ジュノ(イ・ジェフン)が、Eコマース進出案を提案する新たなプロジェクトを成功させるために奮闘する姿が描かれた。この回のネタバレあらすじと見どころ、次回予告を案内する。

視聴率調査会社ニールセンコリアの発表によると、第3話の視聴率は全国5.8%、首都圏5.5%を記録した。これは前回記録した全国で6.1%、首都圏で6.3%には届かなかったが、同日のミニシリーズで3位、同日の全番組でも7位にランクイン。⇒【3月15日視聴率TOP10】



「交渉の技術」は、M&A(企業買収・合併)を専門とする伝説の交渉人ユン・ジュノ(イ・ジェフン)と、巨大財閥サンイン・グループを取り巻く権力闘争を描く作品だ。11兆ウォン(約1兆2千億円)もの負債を抱えたサンイン・グループの未来を賭けた交渉戦が、緊迫感あふれる展開を予感させる。【「交渉の技術」を2倍楽しむ】では、各話のあらすじや、制作発表会の様子やドラマの見どころ、関連動画、キャストの紹介などドラマを深掘りしていく。

ドラマ視聴の前に「どこよりも詳しい!キャスト・キャラ徹底紹介」を一読しておくと、より楽しめるはず。

■キャスト【相関図】
ユン・ジュノ役:イ・ジェフン
ソン・ジェシク役:ソン・ドンイル
オ・スニョン役:キム・デミョン
クァク・ミンジョン役:アン・ヒョンホ
チェ・ジンス役:チャ・ガンユン
 ほか

■第3話「ピポッティング」ネタバレあらすじ
ユン・ジュノは、ソン・ジェシク会長(ソン・ドンイル)が認めなかったEコマース(電子商取引)事業案を新プロジェクトとして提案し、役員たちの反発を招く。それでもEコマースがサンインにとって新たなチャンスであり、生存戦略でもあると断言し、これを実現するには流通プラットフォームが不可欠だとして、M&Aを通じてプラットフォーム企業の買収計画を発表。専務ハ・テス(チャン・ヒョンソン)がこれを許可し、交渉が開始された。

ジュノは、宅配事業と類似したゲーム『宅配王』を開発したチャチャゲームズの買収を目指し、代表のチャ・ホジン(チャン・インソプ)に事業方向転換「ピボット交渉案」を提案したが、チャ代表はゲームに対する誇りが強く、提案を拒否。これにより交渉は難航を予感させた

ジュノとチームは、ゲーム専門アナリストのジェニーの説明を通じてチャ代表の事情を知り、人気ゲーム『ハイスクエア』を開発したDCゲームズのト・ハンチョル代表(イ・シフン)と訴訟中であることを知る。チャチャゲームズが交渉を拒否するのではと懸念するチームメンバーにジュノは「チャチャゲームズは必ず受け入れる」と断言。「こういうときは相手のプライドを守ることが大事です。自分で決断できるように」と語った。

一方、DCゲームズのト代表はサンインの力を借りて会社の価値を高めようと先にジュノを訪れ、その後、あたかもサンインとパートナーになったかのような写真をSNSに投稿。すると、チャ代表はDCゲームズより先にサンインと契約しようと、100億ウォンを提示し、チャチャゲームズのブロックチェーン技術を含むプログラムファイル「バックエンド」まで送付してくる。ブロックチェーン技術は物流業界の在庫管理を革新し、流通業界に大きな影響を与える可能性があったため、ジュノとM&Aチームはこの買収を絶対に実現しなければならなかった。

ジュノとチームはチャチャゲームズの価値を再評価し、100億ウォンで買収することを役員たちに報告。ハ専務はすぐに受け入れるが、直接ソン会長に報告しろと言う。

最後の手続きとしてソン会長に報告に向かったジュノに対し、ソン会長はジャンボ製薬の株価操作事件について問いただし、ジュノの実兄が自殺した過去まで持ち出した。それでもチャチャゲームズの買収に関しては、「買え」と許可を出し、同時に「必ず買ってこい」というプレッシャーをかけた。

その直後、チャ代表はジュノに「他社が2倍の金額を提示してきた」と連絡し、契約を破棄すると告げた。その知らせにジュノの表情は険しくなり、エレベーターの前で彼を妨害しようとするハ専務と対峙した。



■第3話見どころ、感想など
イ・ジェフンは今回、新たな買収プロジェクトのために冷静さを求められる場面では理性的な感情演技を、プロジェクトの報告や交渉ではカリスマ性のある発言を自然に表現し、ユン・ジュノというキャラクターに重みを持たせた。特に、交渉の場では冷徹で戦略的な一方、チームとの会議では柔軟かつ信頼を与えるリーダーとしての姿をしっかりと見せ、キャラクターに多面的な魅力を加えた。

また、今回はジュノの人となりや過去も徐々に明らかなった。冒頭で、ジュノは電化製品の店で洗濯機、食器洗い機、電子レンジの家電3点を100万ウォン予算で買いに行く。これがゲーム会社買収とどんな関係があると思いきや、なんとM&Aチームのクァク・ミンジョン(アン・ヒョンホ)の引っ越し祝い。部下思いで気の利く上司だ。

一方、チャチャゲームズ買収の最後の報告に会長室を訪れたジュノに、ソン会長は彼に「お前、株価操作した奴じゃないか?」と疑念を抱き、ハ専務はジュノの兄がジャンボ製薬の名義株取引の疑いで捜査を受け、自殺した事実を明かすシーンも描かれた。ジュノとジャンボ製薬の関係についての謎が深まり、視聴者の興味を引いた。

「交渉の技術」第4話は16日22時30分に放送される。

YouTube|JTBC Drama「협상의 기술 4회 예고편」第4話予告

JTBC「협상의 기술」HP

YouTube「JTBC Drama」チャンネル<협상의 기술>関連動画

kandoratop【作品詳細】【「交渉の技術」を2倍楽しむ】