BS朝日「太宗イ・バンウォン~龍の国~」第7話第8話のあらすじを解説付きでサクッと紹介(全36話)

BS朝日で放送中の「太宗イ・バンウォン~龍の国~」は、チュ・サンウク主演韓国ドラマの第7話と第8話のあらすじを紹介する。予告動画はYouTubeにて視聴できる。(ネタバレあり)
「太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~」は、朝鮮王朝の第三代王・太宗イ・バンウォンの生涯を描いた歴史ドラマである。【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】では、全話あらすじ(ネタバレありとなし)、時代背景やキャストの魅力なとまとめているので、視聴の参考にされたい。
※なお、時代劇になれていない方は、ドラマ視聴の前に【エピソード0:時代背景と見どころ】と【どこよりも詳しい!登場人物・キャスト紹介】を一読しておくと、迷わずに視聴できる。
また、今回紹介する第7話と第8話の完全ネタバレは【6(後半)~7話詳細・見どころ・豆知識/全31話版】で。
■キャスト
イ・バンウォン(太宗)役:チュ・サンウク
イ・ソンゲ(太祖)役:キム・ヨンチョル
元敬王后ミン氏役:パク・ジニ
神徳王后カン氏:イェ・ジウォン
イ・バンウ役:オム・ヒョソプ
ほか
■第7話あらすじ
朝廷で、チョン・ドジョンを弾劾する上訴文が読み上げられ、コンヤン王を王にした功で極刑は免れ流刑となる。イ・ソンゲはこの事態に対し何の行動も起こさず、周囲から非難の目を向けられる。一方で、チョン・モンジュはイ・ソンゲに対して静かな圧力をかけ、時代の流れに抗わぬよう促す。
流刑となったチョン・ドジョンが連行されるその時、イ・ソンゲは彼に寄り添い、信頼を乞う。心を揺らしながらも、彼は信じるしかないという覚悟を見せる。バンウォンは涙ながらにその姿を見送りながら、何かが変わり始めたことを感じ取る。だが妻ミン氏は、夫の中に芽生える危うさに不安を覚え、冷静さを保つよう諭す。
その頃、第一夫人ハン氏が危篤に陥り、バンウォンたちは急ぎ駆けつけるが間に合わず、深い悲しみに包まれる。イ・ソンゲは息子たちに現実を受け入れるよう命じるが、バンウォンには特別な役割を与え、墓守として三年の喪に服すことを求める。これに反対する声も上がるが、イ・ソンゲの決意は揺るがない。バンウォンはその条件として、父に対しチョン・モンジュへの未練を捨ててほしいと願うが、イ・ソンゲはこれも聞き入れない。
母の死を悼むバンウォンのもとにチョン・モンジュが現れ、涙ながらに彼を抱きしめ慰めるが、その夜、バンウォンはモンジュを殺そうとする。だが、感情の狭間で彼は一線を越えられず、「父イ・ソンゲの行く手を塞がないでほしい」と訴えるしかなかった。
一方、都では再び政治の駆け引きが動き出す。コンヤン王はチョン・モンジュに重職を与え、イ・ソンゲにも重要な任務を与えることで、二人の均衡を保とうとする。だが、チョン・モンジュはイ・ソンゲに対し、もはや譲歩の余地はないと最後の警告を発する。
イ・ソンゲの妻カン氏は、なんとしてもチョン・モンジュを殺害しなければ大業が果たせないとバンウォンの妻ミン氏(パク・ジニ)に話す。カン氏の焦りは、イ・ソンゲが王になれば自分が王妃になれると計算してのこと。すでに高麗に見切りをつけたカン氏を警戒するミン氏。
■第8話あらすじ
黄州で世子出迎えの任務を終えたイ・ソンゲは、しばしの休息を兼ねて義弟たちと狩りに出かける。だがその最中、不慮の事故に見舞われ、意識不明の重体に陥る。突然の知らせは家族たちに動揺を与え、妻カン氏と息子たち、そしてミン氏も急ぎ現地へ駆けつける。家族の絆が試される中、意識の戻らないイ・ソンゲの運命を誰もが見守る。
一方、イ・ソンゲの不在を機に、朝廷では彼を支持する勢力に大きな圧力がかかる。チョン・モンジュらは、これまでの対立関係を利用し、巧妙な策略で政敵を一掃しようと動き出す。チョン・ドジョンに新たな罪が着せられ、彼に近しい者たちも次々と捕らえられていく。事態はますます緊迫し、時代の転換点が近づいていることを予感させる。
カン氏は、この窮地を救えるのはもはやバンウォンだけだと確信し、彼のもとに使いを送る。だが、ミン氏は夫を巻き込む形となった義母の判断に反発を覚え、家族間の緊張も高まる。それでもバンウォンは現状を打開するために立ち上がり、イ・ソンゲの存在を世に知らしめようと決意する。
兄たちの反対を押し切りながらも、バンウォンは父を都に連れ戻す計画を実行に移す。道中、意識を取り戻したイ・ソンゲに励ましの言葉を送り、彼に再び立ち上がる力を与える。輿に乗って都入りするイ・ソンゲの姿は、政局に大きな波紋を投げかけることになる。
イ・ソンゲの生存を知った朝廷には動揺が走り、コンヤン王も決断を下せずに葛藤する。だが、チョン・モンジュは最後の一手を打とうと動き、捕えた者たちへの尋問と処罰を急がせる。追い詰められる中、バンウォンは父の命と家臣たちの命を守るため、さらに深い覚悟を固める。
イ・ソンゲはバンウォンの行動を評価しつつも、再び自らが責任を担うと告げ、息子に墓守へ戻るよう命じる。しかし、バンウォンは父の友だったはずのチョン・モンジュが今や敵に変わったと訴え、心の葛藤をあらわにする。だがイ・ソンゲはそれでも、対立の果てにある破壊を避けようとする姿勢を崩さない。
イ家の家族たちは誰もがチョン・モンジュを殺害すべきと考えるが、実行する者はいない。ミン氏はバンウォンが早まった行動に出ないように忠告するが…。その頃、刑場ではチョン・ドジョンたちが酷い拷問にかけられていた。
◇BS朝日「太宗イ・バンウォン」番組サイト
2025年4月3日スタート 木・12:00~(2話連続放送)
◇YouTube|予告動画
【作品詳細】【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】