イ・ジェウク、「呑金/タングム」で“演技×アクション”の極みへ─“ジャンル=イ・ジェウク”を証明

Netflixシリーズ『呑金/タングム(原題:탄금)』が5月16日に全世界で配信されてから1週間。主演イ・ジェウクの演技とアクションが、韓国、日本、そして各国の視聴者から熱い称賛を集めている。
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■記憶を失った男が背負う謎と宿命
「呑金/タングム」は、12年間行方不明だった朝鮮最大の商団の息子ホンランが突然戻ってくるところから物語が始まる。彼は記憶を失っており、唯一その正体に疑念を抱く義妹ジェイとの間に、説明のつかない感情が芽生えていく。配信初日からNetflixランキングの上位にランクインし、重厚なストーリーと美しい映像美で注目を集めている。
■“体で語る俳優”イ・ジェウクの真骨頂
イ・ジェウクは、過去の記憶を持たず、複雑な秘密を抱えたホンランという難役を見事に演じ分けた。とくに彼の冷酷な戦士としての一面は、剣を振るう動作、鋭い眼差し、そして無駄のない動きのすべてが緻密に計算されており、これまでの時代劇アクションとは一線を画すクオリティを見せている。
なかでも、チョ・ボア演じるジェイ、キム・ミンギ演じるイネの身に異変が起きる場面で見せた、怒りと悲しみの入り混じった“沈黙の演技”は圧巻。抑えた動きのなかにこそ緊迫感を宿し、視聴者を一気に物語の渦へと引き込んだ。

■「還魂」とは異なるアクション美学
これまでにも「還魂」シリーズ、「もうすぐ死にます」などでアクション俳優としての地位を築いてきたイ・ジェウクだが、今回の「呑金/タングム」では、スピードよりも“重み”を重視したアクションに挑戦。ほとんど代役なしで演じた高難度の殺陣は、彼の身体表現の深みを物語っている。
■韓国・日本・世界中で高評価
韓国では、これまで培ってきた繊細で内省的な演技力が本作でさらに進化したと評されている。とくに主人公が抱える葛藤や、義姉との微妙な関係性を、言葉ではなく表情と動作で表現する巧みさが絶賛されている。日本でもその存在感は圧倒的だ。冷静な佇まいの中に時折見せる優しさ、沈黙の中に宿る感情。視聴者からは「言葉よりも表情が語る」「殺陣の所作が美しい」といった声が多く寄せられている。
海外では、「自然体で役に入り込んでいる」「静かな緊張感と感情の深みが素晴らしい」といったレビューが目立ち、壮大なスケールの中でも彼の存在が特別な光を放っている。
■“ジャンル=イ・ジェウク”の時代へ

Netflixで全11話配信中の「呑金/タングム」。その中で光るイ・ジェウクの演技を、ぜひその目で確かめてほしい。
なお【「呑金/タングム」を2倍楽しむ】特集では、制作発表会の要点まとめ、ライバル作「鬼宮」との比較、全話あらすじ、キャスト・キャラクター徹底解説、視聴者レビューなどを掲載中。あわせてチェックをおすすめする。
◇YouTube|『呑金/タングム』予告編 - Netflix
