コ・ミンシ“好きになったから…”カン・ハヌルを許す 「隠し味にはロマンス」最終回、自己最高視聴率で有終の美

韓国ENAで放送、日本ではNetflixにて独占配信中のGenieTVオリジナルドラマ「隠し味にはロマンス」(原題:당신의 맛)最終回(第10話)が6月10日に放送され、「ジョンジェ」の仲間が、血縁以上の“ご飯絆”で結ばれた家族のような存在とな団結する様子が描かれた。あらすじと見どころを紹介(ネタバレあり)
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ボム(カン・ハヌル)とヨンジュ(コ・ミンシ)は、夢と愛の間で悩みながらも、互いの存在を支えに前を向く――そんな温かいラストで、視聴率は全国3.8%、首都圏3.3%を記録し、どちらも自己最高の数値で有終の美を飾った(ニールセンコリア調べ)。Netflix非英語圏のTVシリーズ部門でも4週連続TOP3入りを果たしている(6月2日から6月8日までの集計期間)。
一方、同日放送されたtvN「禁酒をお願い」(原題:금주를 부탁해)は全国3.0%、首都圏3.1%だった。
「隠し味にはロマンス」は、全国各地を巡りながら“ディアマン・ガイド”の「スリースター」を獲得しようとする一人の男の美食の旅を描く作品。劇中、カン・ハヌルは国内有数の食品企業「ハンサン」の次男であり、高級ファインダイニング「モト」の理事ボム役を、コ・ミンシは食堂「ジョンジェ」のオーナーシェフのヨンジュを演じる。【「隠し味にはロマンス」を2倍楽しむ】では、全話あらすじと見どころ、ロケ地、キャスト紹介、視聴率、評判などまとめていく。
■キャスト
ボム役:カン・ハヌルモ・ヨンジュ役:コ・ミンシ
チン・ミョンスク役:キム・シンロク
シン・チュンスン役:ユ・スビン
ハン・ソヌ役:ペ・ナラ
チャン・ヨンヘ役:ホン・ファヨン
ほか
■第10話(最終回)「隠し味にはロマンス」あらすじ
ボムは自らの過ちを認めて謝罪し、一度は仲間たちの元を離れるが、「ジョンジェ」を守るため、ヨンジュ(コ・ミンシ)不在のまま、ミョンスク(キム・スジン)、チュンスン(キム・ヒョン)、八百屋の店主(ユン・ビョンヒ)、精肉店の店主(イ・ジュンオク)たちと力を合わせて「モットーvsジョンジェ≪最強ディアマン≫」への参戦を決意する。審査員として現れたのは、ディアマンガイド編集長のマチュー氏。彼はかつて「ジョンジェ」で娘の結納を行った客であり、ボム(カン・ハヌル)たちは驚きを隠せない。勝負の食材は「鶏肉」。ボムたちは「ジョンジェのレシピ本」からフランス料理「コック・オ・ヴァン」を韓国の「鶏肉の甘辛蒸し」風にアレンジを考えるが、ハンサンの妨害により良質な鶏肉が市場から消える。仲間たちはミョンスクの技術を信じて冷凍鶏肉で勝負に挑むことを決意。
その様子を陰から見ていたヨンジュは気まずくて店に入れず、偶然出くわしたボムの兄ソヌ(ペ・ナラ)から、兄弟がレストランを大事にする母の元で育ち、ボムも過去を悔いていると聞かされる。
いよいよ勝負当日。ハン会長はマチューが韓国語を理解できることを知らず「この勝負は新ブランドの話題作りにすぎず、結果はどうでもいい」と番組PDに話していた。
一般客による試食審査の後、マチュー氏とハン会長(オ・ミンエ)が「モットー」と「ジョンジェ」の料理を試食。ジョンジェの料理に対してミョンスクは「年齢に合わせて煮込み時間を変えた」と答え、マチューは満足げな笑みを浮かべる。
勝負は93対89でジョンジェが勝利するも、ハン会長は「引き分け」と発表し再対決を宣言し、マチューは激怒し帰っていき、ボムも激怒。そこへ駆けつけたヨンジュは「私の料理がまずければ負けでいい」と堂々と明日の朝食での再戦を受け入れる。
翌朝、ヨンジュはハン会長、ソヌ、ボムの3人を食卓に招き、家族の思い出が詰まった素朴な家庭料理をふるまう。真心のこもった料理に触れたハン会長は「美味しかった」と言い残すも不機嫌に店を出る。負けを覚悟するボム、「私たちがいる場所がジョンジェですから」というヨンジュの言葉に、ハン会長は「ここで続けなさい」と伝える。ソヌもまた「今度また酒を飲もう」とボムに声をかけて立ち去る。
ヨンジュはボムに怒りをぶつけるが、「それでもあなたを生かしておくのは、好きになったからよ」と告げる。ボムも「俺も。好きだ、いや愛してる」と応え、二人はついに想いを通わせる。ミョンスクとチュンスンの登場でムードは壊されるが、夢と愛に揺れながらも支え合う2人の姿で、温かく物語は幕を閉じた。
■見どころと視聴者の反応
最終回は、裏切りや葛藤を乗り越えた登場人物たちが、それぞれの“味”=人生や個性を認め合い、料理を通じて再びつながる姿が描かれた。ボムとヨンジュは、夢と愛の間で悩みながらも、互いの存在を支えに前を向く――そんな温かいラストとなっていた。最終回ではこれまでボムの兄ソヌ(ペ・ナラ)とボムが母であるハン会長(オ・ミネ)からどのように育てられたのかも回想シーンで丁寧に描かれた。そしてヨンジュがハン会長に出したのは勝負飯ではなく、「ごく普通の家庭料理」だった。これがボムとソヌの兄弟の絆も深めたようだ。
また、放送後SNSを沸かせたのは、劇中ドラマ「ウンジェを抱いて走れ」主人公だった歌手兼俳優のパク・ジフンのサプライズ出演し、チュンスン役のユ・スビンとの対面。二人が共演している「弱いヒーロー Class 2」をほうふつとさせる台詞が視聴者を興奮させた。詳しくはこちらで詳しく紹介している。ここでは、「ウンジェを抱いて走れ」のスペシャル映像も紹介しているので、ファンはチェックをお忘れなく。⇒“どこの高校を出ましたか?”…最終回に“まさかの再会” SNS騒然
ENA月・火ドラマ「隠し味にはロマンス」全10話はNetflixにて独占配信中だ。また6月16日からは、悪者たちが溢れるクァンソン住公アパートを背景に、我慢していた主婦たちが力を合わせて日常に潜む悪党たちを痛快に懲らしめる、生活密着型コミカル捜査劇「サロン・ド・ホームズ」を放送する。こちらは6月11日現在、日本での放送・配信の予定はない。
◇ENA「당신의 맛」HP
