キム・ヨハン、「TRY～僕たちは奇跡になる～」で挑む新たなキャラクター像と俳優としての飛躍

11時23分ドラマ

俳優キム・ヨハンが、SBSの金土ドラマ「TRY～僕たちは奇跡になる～」で成長型キャラクターを見事に演じている。本作は日本ではNetflixを通じて視聴できる。

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彼は、演技において以前の柔らかいイメージから一転、鋭くてややつんとした一面を持つ高校3年生でラグビー部のキャプテン、ユン・ソンジュン役を務めている。

「TRY ～僕たちは奇跡になる～」は薬物ドーピング疑惑により選手生活を断念した元ラグビー選手チュ・ガラム（ユン・ゲサン）が、長年最下位の漢陽体育高校のラグビー部監督に就任し、全国体育大会での優勝を目指して奮闘する物語だ。初回の視聴率は4.1％から徐々に上昇し、第4回では5.4％を記録している。

キム・ヨハン演じるユン・ソンジュンは、2022年のアジアンカップ決勝で日本を破ったチュ・ガラムにかつて尊敬の念を抱いていたが、ドーピング疑惑で裏切りと憎悪を感じる複雑な心境の持ち主だ。チュが監督就任後はライバルとして反発し、その冷たい態度はこれまでの彼とは異なる新たな表情を描き出している。⇒【選手キャラクター・キャスト紹介】

本作のカタルシスは、キャラクターの成長と目標達成にある。厳しい態度で視聴者の眉をひそめさせたユン・ソンジュンも、全国体育大会の強豪校との試合で予測不能な動きを見せ、最終的にトライを成功させる場面で一気に共感を呼び、青春の象徴として応援される存在となった。キムはその感情表現力が優れている。

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画像：SBS[트라이: 우리는 기적이 된다」より

さらに、彼は表面的な怒りや冷たさだけでなく、内面的な葛藤や複雑な感情まで繊細に演じ分けている。帰宅すると誰もいない空っぽの家や、欧州リーグで活躍する双子の弟に母親の関心が向くことに対する劣等感、さらには弟ソクジュンと間違えられることへの傷を抱えた多面的なキャラクターをリアルに表現している。

ラグビー演技についてキムは、制作発表会で「初めて接する競技で慣れなかったが、実際にラグビー部のように練習場を用意して週1回集まり訓練しながら撮影準備をした」と語り、ユン・ソンジュンの複雑な感情の幅を持つ人物像を見てほしいと伝えている。

彼の成長を象徴する役どころは、2019年にMnetのオーディション番組『PRODUCE X 101』で練習生1週目からわずか2か月で最終1位になり、グループX1のセンターとしてデビューした彼自身の経歴とも重なるものだ。

オーディションで1位を獲得するほどのスター性を持つキム・ヨハン。『学校 2021』で俳優に挑戦し、その後演技活動は控えめだったが、「TRY」を通じて演技力を認められ、大衆性と俳優としての地位を同時に高める絶好の機会になるだろう。

なお、全話あらすじと見どころ、視聴率、キャスト、制作発表会レポートなど【「TRY」を2倍楽しむ】まとめている。

「TRY」第5話は8月8日（金）放送、その後Netflixにて独占配信される。

◇SBSNOW公式X「트라이: 우리는 기적이 된다」EP5予告

◇TRY 〜僕たちは奇跡になる〜 | 予告編 | Netflix
◇SBS「트라이: 우리는 기적이 된다」HP
◇YouTube「SBS Catch」チャンネル