「もしもこの世が舞台なら」菅田将暉の本気の芝居は、おもちゃの拳銃でも生田斗真をビビらせた【第8話ネタバレと第9話予告】
リカ(二階堂ふみ)の元情夫で“くず野郎”のトロ(生田斗真)をおもちゃの拳銃でビビらせた久世(菅田将暉)。トロはそんな“芝居”に目覚めてしまう。「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(毎週水曜、22時、フジテレビ)2025年11月26日第9話を放送する。ついに最終章へ突入するが、劇団はどうなってゆくのか?予告動画が番組公式サイトで公開されている。
「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」とは
「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」は、とある劇場を舞台に、若者達の夢、挫折、恋を笑いと涙一杯に描く青春群像劇であり、脚本家の三谷幸喜の半自伝的ストーリーだ。その第8話は11月19日に放送された。
生田斗真演じる“トロ”がダメダメすぎる情夫だった
リカ(二階堂ふみ)につきまとい、自分の借金のためにリカを連れていこうとする。それは120万円の借金のために、歌舞伎町のソープランドにリカを売り飛ばすというものだった。リカもそれをむげにせず、なんとなく受け入れている感じだ。それでも、おばば(菊地凛子)に相談すると、歌舞伎町にいったら、二度と八分坂に戻れないと言われ、自分で金を工面しようとする。自分のファンである神主の論平(坂東彌十郎)に頼むのだ。久部(菅田将暉)におもちゃの拳銃で脅しあげられたトロは、芝居に目覚め、久部が前にいた劇団のオーディションに臨んでいる。第8話には三谷ファミリーの第一人者・小林隆が登場
第8話のゲストとして登場したのは小林隆だ。三谷主宰の劇団・東京サンシャインボーイズで数々の舞台作品を踏み、その後映像作品へと活動を広げている。三谷作品としては、「古畑任三郎」シリーズ(1994年ほか/フジテレビ)、大河ドラマ「新選組!」(2004年/NHK)、「真田丸」(2016年/NHK)、「鎌倉殿の13人」(2022年/NHK)、映画『スオミの話をしよう』(2024年)などへの出演がある。本作では刑事役としての登場だった。ドラマは、26日放送の第9話から最終章へと突入する。
最初の一ヶ月目は支配人が甲冑を売り、二ヶ月目は王子はるお(大水洋介・ラバーガール)がテレビ局のプロデューサーからもらったお金で切り抜け、三ヶ月目はリカ(二階堂ふみ)のために神主が渡した家宝を売ることで延命した。さて、今度上映するハムレットで起死回生なるのか?そして、樹里(浜辺美波)が心配するが、久部(菅田将暉)とリカの仲は深まってゆくようだ。恋模様も気になる最終章となる。■第8話ネタバレあらすじ
WS劇場では、演出家・久部三成(菅田将暉)によるシェイクスピア劇「冬物語」が上演されている。久部に惹かれ始めている樹里(浜辺美波)は久部のためなら何でもやる覚悟だ。芝居を見てはカットできる場所をメモしている。既に台本はかなりブラッシュアップされていた。客席に座るおばば(菊地凛子)ももともとは出演シーンがあったのだが、樹里の助言もあり、出演シーンはカットされていた。
是尾礼三郎(浅野和之)とケントちゃん(松田慎也)が舞台上で芝居していると、突如、客席から「下手くそ!」とヤジが飛んでくる。客席で叫んでいるのはリカ(二階堂ふみ)の元情夫・トロ(生田斗真)だった。
オーナのジェシー才賀(シルビア・グラブ)は芝居の時間が長すぎるといい、現在の半分の45分として上映時間にして6回回せと言い出す。久世は45分ではシェイクスピアは語れないと反論する。ハムレットやロミオとジュリエットをやらない理由を蓬莱(神木隆之介)に尋ねる。
警官の大瀬(戸塚純貴)は初舞台であるにも関わらず、まったくあがることもなく演じてしまう。
トロはリカに新しい店に移るように話をする。その話が進まないと、トロは借金を返せず、殺されるとまでいう。久部は本当は“リカ”に行って欲しくないのだが、劇団のために必要だと説得しようとする。そんな久部をリカは軽くあしらう。久部はトロに話を聞く。トロはリカのことを“いい女”だといい、久部は“リカを愛している”という。トロはリカを歌舞伎町のソープランドで働かせるのだという。しかし、トロはナイフで久部を脅しあげる。
リカは歌舞伎町にいかないために、論平(坂東彌十郎)に金の工面をしてくれるように頼む。リカを救うために、論平は大切な七福神をリカに渡そうとしていた。そんな父の姿をみて、久部に「あなたは何もしないのか」と言う。久部は大瀬の荷物の中から拳銃を持ち出して、リカとトロのもとへ向かう。と、思っていたが、大瀬は常に身体につけたままだった。
実は久部が持って行ったのは、伴(野間口徹)がモネ(秋元才加)の息子のために作ったおもちゃだった。久部はその拳銃をかまえて、トロと対峙する。蓬莱が久部の拳銃がおもちゃだと伝える。トロにおもちゃを向けた久部はその引き金を向ける。久部の渾身の演技にだまされたトロはだまされた。
論平は必要なくなったが、七福神をリカに渡して、今後なにかあればという。リカはその七福神を久部に渡した。そうして、また、一ヶ月、WS劇場は延命するが、本当の終りは近づいていた。
■第9話あらすじ
リカ(二階堂ふみ)の元情夫・トロ(生田斗真)を追い出した久部の勇敢な一面を見て、リカも少しずつ久部に惹かれ始めていた。次回予定のハムレットは久部自身が演じ、その恋人・オフィーリアはリカに演じてほしいと言う。2人は手をつなぐと飲み屋へと向かう。
その頃、八分神社の居間では巫女の江頭樹里(浜辺美波)が物思いにふけっていた。久部とリカの関係が気になってしょうがないのだ。そんな娘の気持ちを悟った父の論平(坂東彌十郎)は、「あの二人に恋愛関係はないような気がするなあ」とつぶやきながらとすごすごと去って行く。しかし、樹里はどうしても不安を打ち消せず…。
フジテレビ 2025年10月1日スタート。毎週水曜日22時放送「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」。脚本:三谷幸喜、出演:菅田将暉、二階堂ふみ、神木隆之介、浜辺美波、戸塚純貴、アンミカ、秋元才加、野間口徹、シルビア・グラブ、菊地凛子、小池栄子、市原隼人、井上順、坂東彌十郎、小林薫 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@moshi_gaku」、ハッシュタグは「#もしがく」。
◇フジテレビ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」番組公式サイト
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