【最終回ネタバレ】「この川には月が流れる」カン・テオとキム・セジョン、戦いの果てのラブラブエンディングに歓喜【第13話第14話】
キム・セジョンとカン・テオが主演を務めるMBCの金土ドラマ「この川には月が流れる」(이강에는 달이 흐른다)クライマックスとなる第13話と第14話が12月19日と20日に放送された。
第13話と第14話では、宰相ハンチョル(チン・グ)が王家を恨む理由が明かされ、嬉しい再会や悲しい別れが描かれたほか、ダリ(キム・セジョン)とガン(カン・テオ)が体を入れ替えながらもハンチョルとの最終決戦にピリオドを打った。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう(ネタバレあり)
「この川には月が流れる」(脚本:チョ・スンヒ/演出:イ・ドンヒョン/制作:ハイジウムスタジオ)は、笑顔を失った世子イ・ガン(カン・テオ)と、記憶をなくした行商人パク・ダリ(キム・セジョン)の“魂のチェンジ”を描くファンタジー・ロマンス時代劇。
■キャスト⇒【キャスト・登場人物を画像・人物相関図付きで徹底紹介】
イ・ガン役:カン・テオ
パク・ダリ役:キム・セジョン
イ・ウン役:イ・シニョン
キム・ウヒ役:ホン・スジュ
キム・ハンチョル役:チン・グ
ほか
■第13話「칼의 이유(刀の理由)」あらすじ
まだ若い頃、後の宰相となるキム・ハンチョル(チン・グ)はある女性(チャン・ヒジン)を愛していたが、ある日襲われそうになった彼女を助けようとして顔に傷を負う。やがて王宮で役人として採用され、夜遅くまでの熱心な練習を認められ、時の王とも進行を持つようになるが、都で怪我した王を治療するために自宅に招いたせいで、彼女は見初められ王の正妻である中殿に。ハンチョルは彼女の安全のためにそれを容認し、そばで彼女を見守った。やがて中殿となった彼女はウン(イ・シニョン)を産むが、悪い予言を聞いた大妃(ナム・ギエ)の策で私通罪の濡れ衣を着せられ毒殺刑が決まる。逃げるよう説得するハンチョルだが、中殿は残されるウンを考え、宮中に残り毒を飲む道を選んだ。直接毒を運ぶ役割を担ったハンチョルは毒薬に細工をして中殿の死を偽装するが、ハンチョルの屋敷で目を覚ました中殿は錯乱し、ウン以外の記憶を全て失っていた。彼女を守ると誓ったはずの王も実は体裁と地位を守ることだけに固執していたと知り、ハンチョルの王室への恨みは膨らんでいく。
そして現代、王宮を逃げ出したダリ(キム・セジョン)は、世子イ・ガン(カン・テオ)と別れてハンチョルが隠した密約書を見つけるためにカマク山を目指す。ガンからのメッセージを受け取ったウンも書物に隠された暗号を発見し、カマク山を目指す。ハンチョルはより強い権力を手に入れるために2日後に娘ウヒ(ホン・スジュ)とガンの婚礼を決めると、自らもカマク山へ向かう。王(キム・ナムヒ)は軍を派兵し、ガンも向かおうとするが止められる。そして誰もガンとダリが再び秘儀を使って体を入れ替えていることに気づいていなかった。
ウンと合流し、ハンチョルの私兵団のアジトの場所を掴んだガンはダリの体でアジトに潜入するが、そこでウンは死んだはずの母である中殿を見て動揺する。同じ頃、世子になりすまして王宮に戻ったダリは大妃から、過去に王宮で起こった一連の毒殺事件が、愛する女性を王宮に奪われ利用された挙げ句に殺されたハンチョルの復讐だった、そもそもの根源が自身の発言だったことが明らかになり、かつてダリに密約書を渡そうとして失敗したのが死んだはずの中殿だと分かる。
中殿を救出し密約書を見つけるために作戦を立てるガンのもとにセドル(ハン・サンジョ)から居場所を聞いたホンナン(パク・アイン)と養父母が飛び込んでくる。体が入れ替わっていることに気づいたホンナンは、二人の意志を確認すると、作戦への参加を表明した。一方、ガンの姿でウヒのもとに忍び込んだダリは、ハンチョルと中殿の関係を明かし、ハンチョルを打ち負かすために手を結ぶことに。
奇襲作戦を遂行した一行。中殿はウンを前にしても息子に気づかなかったが、ウンの涙の説得で遂に我に返り涙を流した。ガンらも彼女の部屋から密約書を見つけ、共にアジトを脱出し追手に包囲されるも、王が送った援軍により窮地を脱した。
婚礼当日、密約書の到着を願いながらも儀式は着々と進んでいく。しかし、手を怪我していたダリは、婚礼の最中に水の入った器に手を入れた瞬間、遠くにいるガンと体が入れ替わり、意識を失ってしまう。目を覚ましたガンはそっと微笑むとハンチョルの捕縛を命じた…。
■見どころ
第13話はサブタイトルの通り、本作のヴィランであるハンチョルが王家に刀を向ける理由が若い頃の回想と共に初めて明確に描かれた。その中でハンチョルが愛した女性=後の中殿(先王の妃)=ウンの母親だという事実が明らかになり、ハンチョルが愛する女性を王宮に送った理由や、結局は王宮でも利用されて彼女を殺されそうになった恨みが悲しく描かれた。ハンチョルの計略で彼女が毒殺刑を免れたことが明らかになり、生き別れていたウンとの感動的な再会が描かれる一方、意図的に体を入れ替えて行動していたダリとガンの体が再び入れ替わり、ハンチョルとの決戦がどうなっていくのか好奇心を掻き立てる展開で最終話へと続く。今回の韓国での視聴率は全国6.4%と最高記録を更新した。(ニールセンコリア調べ)(【12月19日視聴率TOP10】
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■第14話(最終回)「半刻의 기억(半刻の記憶)」あらすじ
妃候補から逆賊の娘として囚われてしまったウヒを助けると約束したウンは、ホンナンらによって無事に到着した中殿とともに王と謁見し、事の次第や、かつて嬪宮に密約書を渡そうとしたことを打ち明けた。ウンはウヒのおかげでハンチョルの罪を暴けたことを強調し、彼女の無罪放免を懇願した。
ハンチョルを逃しただけでなく、ダリが山で姿を消したと知ったガンは顔色を変えて捜索を進めるが、彼女がハンチョルらの人質になったと知り危機感を強める。ハンチョルは私兵と人質のダリを引き連れて王宮を急襲。戻ってきたガンの目の前でダリの腹を刺し、中殿を引き渡すよう要求した。ダリの出血が進む中、大雨に打たれながらガンは再び秘儀を使う決断をした。ダリが泣き叫び止める中、ガンは重傷を負ったダリと入れ替わる。ガンは重傷のダリの身代わりになり静かに目を閉じた。
ハンチョルは斬りつけられながらも中殿のもとへ歩みを止めようとしなかったが、最後は矢に打たれ、中殿に贈るつもりだったかんざしを握りしめて絶命した。
死が宣言されても再び秘儀を行って元通りに自分が死のうとするダリだが、入れ替わることが出来ず涙する。そんな彼女の涙が二人の運命の花に奇跡を起こし、再び体が入れ替わっただけでなく、ダリも傷が癒えて命を吹き替えした。ガンは今際の際で神の花園での軌跡を体験していた。
こうして愛に溢れた二人の生活は元通りの戻り、悪人は然るべき罰を受けることに。王宮に戻った中殿に大妃は涙で謝罪。ハンチョルの悪事も次々と暴かれる中、中殿は山に雑に設けられたハンチョルの墓を寂しそうに見つめていた。ウンは王の許しを得てウヒを連れて都を出ようとするが、せっかく再会できた母親とウンを引き離すことをためらい、独りで罪を償うことを決意したウヒ。彼女は流刑に処されるがウンは母を連れて彼女のもとへ向かう決意を固めた。
相変わらずラブラブな二人。ダリはガンとの間に元気な王子を出産。ガンは大臣たちの反対を押し切って身分制度の改革を推し進めた。お陰で罪人のレッテルから脱したウヒを訪ねたウンはかんざしを贈って求婚。ウヒも笑顔でそれを受け入れ、二人は苦難の末にようやく夫婦となった。セドルとシンウォン(クォン・ジュソク)にも恋の季節がやって来る。月日が流れ、王位をガンに譲った父は隠居して孫の相手に明け暮れ、ダリの養父母も本物の夫婦として絆を深めていた。
花吹雪が舞う夜、池の畔を散歩するガンとダリ。かつては悲しい死別を象徴していた水も、入れ替わりを繰り返すうちに再会や奇跡を象徴するものに変わり、水辺を眺めながら二人は末永く幸せに生きていくことを誓い合った…。
■見どころ
ハンチョルを逆賊として追い詰めるも、彼が密かに育てていた私兵団の暗躍で逃してしまい、ダリも人質に囚われた危機的な状況から始まる最終話では、命を狙われる身になってもなお中殿への愛を不器用に貫こうとするハンチョルの悲しい愛情が強調され、私兵団と王宮の熾烈な戦いが描かれた。戦いの最中、ダリは一刻を争う致命傷を負い、ガンが彼女のために自分を犠牲にする場面や、王宮の軍に矢を放たれても、かんざしを片手に中殿へ向かおうとしたハンチョルの壮絶な最期は涙を誘う。体の入れ替わり同様、ファンタジー要素の強い奇跡によってダリを庇ったガンが息を吹き返した場面からは、長いエピローグに突入し、親になったガンとダリ、祖父になった父王、ウンと中殿、側近たちの淡い恋、養父母やホンナンのその後が余すことなく温かくコミカルに描かれ、視聴者の期待に応えた。中でも逆賊の娘として流刑に処されたウヒが、王になったガンの身分制度改革によって身分を取り戻し、長い苦難の末にウンと結ばれ夫婦になる場面は感慨深い。
物語はガンとダリの互いへの愛情と思いやりが溢れるロマンティックなデートシーンで幕を閉じ、韓国での視聴率は全国6.8%とこれまでの最高値を更新し有終の美を飾った。(ニールセンコリア調べ)(【12月20日視聴率TOP10】
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