チソンの“宿敵”として立ちはだかる重圧―「二度目の裁判」で覚醒する悪役パク・ヒスン

10時15分ドラマ
画像:mbc「판사 이한영」HPより

2026年スタートした韓国ミニシリーズで唯一、二桁視聴率を記録しているMBC金土ドラマ「二度目の裁判(原題:판사 이한영)」で、チソン演じる主人公イ・ハニョンの前に立ちはだかる“最大の壁”となっているのが、パク・ヒスン扮するソウル中央地裁・刑事首席部長判事カン・シンジだ。➡(【1月24日視聴率TOP10】

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「二度目の裁判」(企画:チャン・ジェフン/脚本:キム・グァンミン/演出:イ・ジェジン、パク・ミヨン)は巨大ローファームの操り人形として不当な判決を積み重ねてきた判事が、ある日突然“10年前”に戻り、全く違う選択を通じて巨悪へ立ち向かうという回帰型リーガルドラマ。

法を守るべき判事でありながら、法そのものを“武器”として操り、権力の頂点を目指す男…冷静沈着な外見の奥に、歪んだ野心と暴力性を隠し持つこのキャラクターを、パク・ヒスンは圧倒的な存在感で体現している。そんな彼の演技を韓国メディが絶賛している。

「法を信じる判事」ではなく、「法を支配する怪物」
韓国メディア・타임즈(TIMES)は、カン・シンジについて「目標のためなら手段を選ばず、法を利用して権力を掌握する人物」と評し、パク・ヒスンがその冷酷さと複雑な内面を“爆発的な演技力”で消化していると伝えている。

MBC画像:mbc「판사 이한영」HPより
表情は常に冷ややか。しかし一瞬の視線、言葉の間、声の低さから、底知れぬ支配欲と歪んだ正義観がにじみ出る。パク・ヒスン自身もインタビューで「自分なりの“正義”を説得力ある形で表現したかった」と語っており、単なる悪役に終わらせない人物造形へのこだわりが感じられる。

「二つの顔に鳥肌」――悪役としての完成度
TV리포트(TVレポート)は、彼の演技を「独歩的な悪役演技」「二つの顔に鳥肌が立つ」と絶賛。
部下を支配する際の静かなカリスマ、回帰前に見せる露骨な暴力性、そして病役ビリ帳簿の盗難事件で感情が爆発する場面など、欲望と不安が同時に噴き出す瞬間の表現力を高く評価している。とりわけ印象的なのは、“怒鳴らない恐怖”だ。声を荒げずとも、視線ひとつで場を支配する。その重みが、物語全体の緊張感を一段引き上げている。

「コンフィデンスマンKR」とは別人級の変貌
前作「コンフィデンスマン KR」では、どこか人懐っこさのあるコミカルな演技に初挑戦して視聴者を魅了したパク・ヒスン。しかし本作では、その面影は完全に封印されている。

笑顔は凍りつき、言葉は刃となり、存在そのものが不安を煽る――。同じ俳優とは思えないほどの振り幅が、「やはりパク・ヒスンは信頼できる役者だ」という評価を改めて裏付けている。

「魅力的な悪役」を自認する理由
MBC公式ショート動画では、「내가 연기하는 악역은 좀 매력 있다?(自分が演じる悪役はちょっと魅力的?)」というタイトルで、パク・ヒスン自身が“悪役論”を語っている。

チソン、ウォン・ジナとのメイキングやインタビュー映像でも、「카리스마(カリスマ)」「악역(悪役)」「무게감(重み)」といったキーワードが繰り返し登場し、今回の役柄が作品の軸であることを強調している。

主人公イ・ハニョンの正義が際立つほど、カン・シンジの闇もまた深くなる。その均衡を成立させている最大の要因こそ、パク・ヒスンの“説得力ある悪”だ。

チソンと拮抗する「物語を動かす存在」
「二度目の裁判」は、回帰という設定だけでなく、善と悪が真正面からぶつかる“演技合戦”でもある。チソンの熱量に真正面から応え、物語を押し上げているのが、パク・ヒスン演じるカン・シンジだ。

「イカゲーム」シーズン2と3でイカゲーム運営側部隊長を演じたパク・ヒスン。「ムービング」では北朝鮮軍の特殊能力者らのリーダー、「マイネーム: 偽りと復讐」では麻薬組織トンチョン派のボスを演じ、アクションでも魅せたが、本作では単なる憎まれ役では終わらない、恐ろしくも魅力的な悪役。本作でのパク・ヒスンは、間違いなくキャリアの中でも屈指の存在感を放っている。

【「二度目の裁判」を2倍楽しむ】では、韓国での評判や視聴率、制作発表会レポートなどまとめている。

MBCでは、25日(日)17時10分からは、第1話~第8話の一挙放送も予定されている。金土ドラマ「二度目の裁判」第8話は、25日21時20分から放送、日本ではDisney+(ディズニープラス)で独占配信中だ。

MBC「판사 이한영」HP

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