ハ・ジョンウ復帰作はなぜ失速したのか―「韓国でビルオーナーになる方法」視聴率低迷の理由を徹底考察

12時30分ドラマ

期待作がなぜここまで失速したのか――。

ハ・ジョンウの19年ぶりTVドラマ復帰作として注目を集めた「韓国でビルオーナーになる方法」は、俳優陣の高い評価とは裏腹に、視聴率では苦戦を強いられた。

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結論から言えば、最大の要因は“タイトルと内容のズレ”にあったと言っていい。
本作は決して“出来が悪いドラマ”ではない。それでも数字が伸びなかった背景には、いくつかの明確な理由が存在する。

■① 期待を裏切った“ジャンルミスマッチ”
タイトルから多くの視聴者が想像したのは、不動産成功ストーリーやリアルな資産形成ドラマだった。
しかし実際に描かれたのは、殺人・誘拐・裏切りが連鎖する濃厚な犯罪サスペンス。このギャップは想像以上に大きく、ライト層や家族視聴層の離脱を招いたと考えられる。
「思っていたドラマと違う」――その違和感が、視聴継続を阻んだ。

■② “サツマイモ展開”が招いたストレス
物語は主人公キ・スジョンが誤った選択を重ね、破滅へと近づいていく構造。
いわゆる“サツマイモ展開(もどかしさ)”が連続し、視聴者からは
「見ていてストレスが溜まる」
「救いがなさすぎる」
といった声が多く上がった。
週2回放送のドラマにおいて、この“ストレスの持続”は致命的だ。
カタルシスよりもフラストレーションが上回ったことで、離脱者を増やした可能性が高い。

■③ 過激すぎた展開が“間口”を狭めた
特に後半は、殺害・脅迫・転落死といった強烈な展開が続いた。
サスペンスとしての完成度は高まった一方で、一般層にとっては「重すぎる作品」になったのも事実だ。
“面白い”と“見続けたい”は別物。
その境界線を越えてしまったことが、視聴率に影響したと見られる。

■④ 視聴率推移が示す“明確な失速”
第1話:4.1%
第8話:2.8%
第11話:2.4%(自己最低水準)
そして最終回:3.7%
初回は話題性で好スタートを切ったものの、中盤以降は右肩下がり。チュ・ジフンが特別出演した最終回で3%台に戻したものの、物語の加速が新規視聴者の流入ではなく、“既存視聴者の脱落”につながった点は見逃せない。
同枠で20%超を記録した「涙の女王」と比べても、その差は歴然だ。

■⑤ それでも評価された“俳優と演出”
一方で、作品そのものの評価は決して低くない。
ハ・ジョンウの重厚な演技
イム・スジョンの繊細な感情表現
シム・ウンギョンの狂気的な存在感
など、演技力と演出の完成度は高く、“映画のようなドラマ”として評価する声も多い。
実際にIMDbでは高評価を記録しており、刺さる人には深く刺さる作品”だったことは間違いない。

■結論
“ビルを手に入れて、人生を失う物語”――。
その重さとテーマ性は強烈だったが、同時に多くの視聴者を選ぶ作品でもあった。
「韓国でビルオーナーになる方法」の視聴率低迷は、作品の質の問題というよりも、
👉 タイトルと内容のミスマッチ
👉 ストレスの強い構成
👉 過激な展開による視聴ハードル
これらが重なった結果と言える。
万人受けはしなかった。
だがその分、強烈な印象を残した――。
本作は、“ヒット作ではないが記憶に残るドラマ”として語られていく可能性が高い。チュ・ジフンが登場した最終回は、すべてを終わらせるのではなく“続きを想像させる結末”だった。続編を望む声が上がるのも自然な流れだろう。

【「韓国でビルオーナーになる方法」を2倍楽しむ】では、キャスト・キャラクター徹底解説や制作発表会レポート、全話あらすじと見どころ、韓国での評判などもまとめている。

なお、後続ドラマはシン・ヘソン、コンミョン主演の「秘密の監査 -Filing for Love-」が25日から放送される予定だ。日本ではU-NEXTで独占見放題配信する。

tvN「대한민국에서 건물주 되는 법」HP
YouTube|대한민국에서건물주되는법 EP.0[캐스팅 티저]

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