「月夜行路」第9話視聴率5.3% 相続騒動の真相に感動、最終回で全ての謎が明らかに
俳優の波瑠と麻生久美子がダブル主演を務める連続ドラマ「月夜行路-答えは名作の中に-」(日本テレビ系、水曜22時)の第9話が、6月3日に放送され、平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)は初回に並ぶ世帯5.3%、個人3.0%だったことが分かった。この回のネタバレあらすじと見どころ、次回(最終回)予告を紹介、Tverで見逃し配信中だ。
「月夜行路」は、ミステリー作家・秋吉理香子の同名小説『月夜行路』(講談社)が原作。教科書でおなじみの文学の知識で事件を解決、笑って泣けてタメになる痛快文学ロードミステリーだ。
第9話「狙われた遺産!漱石誕生の地・夏目坂の屋敷に現れた怪人と相続バトル」では、野宮ルナ(波瑠)と村瀬涼子(麻生久美子)が、高坂富士子(円城寺あや)の遺産相続をめぐる問題に巻き込まれた。
■第9話見どころ
啓介の“悪役芝居”に隠された愛
今回最大の見どころは、相続を巡るトラブルメーカーと思われていた啓介の真意が明らかになる場面だ。遺言書を隠した事実だけを見れば非難されても仕方ない行動だが、その裏には富士子への愛情と家族への配慮があった。
「僕だって聖人君子じゃない」という啓介の言葉には、人間の弱さと誠実さが同居しており、単純な善悪では割り切れない人物像が描かれていた。
夏目漱石が導く鮮やかな謎解き
ヘクトーという犬の名前、『硝子戸の中』、『虞美人草』、『夢十夜』――。散りばめられた夏目漱石作品のモチーフが、ルナの推理によって一本につながる展開も見応え十分だ。
相続問題という現実的なテーマに文学的な謎解きを織り交ぜる本作らしいエピソードで、ルナの観察力と知性が光った。
波瑠×麻生久美子の名コンビぶり
今回も事件の鍵を見抜くルナと、その発想を後押しする涼子のコンビネーションも健在。何気ない会話やモナカを食べながらのやり取りが、真相解明への重要なヒントとなる流れは本作ならではの魅力だ。
互いを信頼しながら事件に向き合う2人の関係性は、回を重ねるごとに深みを増している。
ついに動き出す父娘の物語
終盤では、これまで作品全体を通して描かれてきたルナと父・英介の確執が大きく動き出した。英介の緊急搬送という衝撃的な知らせによって、ルナは避け続けてきた父と向き合わざるを得なくなる。
■第9話ネタバレあらすじ
そんな折、ルナの店の常連客で、漱石好きが高じて新宿の「夏目坂」に自宅を構えるほどの実直なマニア・富士子(円城寺あや)が急逝した。ルナと涼子は弔問に訪れ、次女の菜名子(北乃きい)から、兄姉との間で泥沼の遺産相続争いが起きていることを聞かされる。そこに、富士子の再婚相手である啓介(板尾創路)が、「富士子が全財産を夫である自分に相続する」と言い、遺書にも記してあると言い出した。家族はパニックになる。啓介は再婚の際、遺産を放棄すると言っていたからだ。
ところが肝心の遺書が見当たらない。協力を求められたルナは同級生で刑事の田村徹矢(栁俊太郎)と元刑事だった小湊弘樹(渋川清彦)を呼び出すと、ともに遺言書探しに乗り出す。すると家中をくまなく捜索するものの遺言書は見つからず、啓介は「法定相続分でいい」と主張。子どもたちは戸惑いを隠せない。
そんな中、ルナは富士子の愛犬の名前が「ヘクトー」だったことを知り、夏目漱石の随筆『硝子戸の中』に着想を得て隠し引き出しを発見する。
そこから見つかった遺言書には、「全財産を3人の子どもに相続させ、夫には相続させない」と記されていた。さらに、遺言書の存在を知っていたのが啓介だけだったことから、彼が隠していた疑いが浮上する。
しかし帰路についたルナは、涼子から聞いた「夏目漱石の本が2冊ずつあったこと」と「裏庭に植えられた花」の話から新たな真実に気付く。再び高坂家を訪れたルナたちは、啓介が遺産目当ての悪人を演じていた本当の理由を知ることになる。
実は啓介は、富士子が愛した家と思い出を守るため、自ら相続資格を失う道を選んでいたのだった。富士子への深い愛情と、残された家族への思いやりが明らかになり、相続騒動は意外な結末を迎える。
一方、物語のラストではルナの父・英介が緊急搬送されたとの知らせが届く。これまで距離を置いてきた父のもとへ駆けつけるルナだったが、そこで待ち受ける展開が次回への大きな波乱を予感させた。
■最終回予告
父・英介から「文学では人を救えない」と言われ、小説家になる夢を否定されたことで、15年以上も絶縁状態が続いていたルナ。そんな中、英介が緊急搬送されたとの知らせを受け、涼子に背中を押されたルナは病院へ向かう。しかし、英介は病室から突然姿を消してしまう。彼はいったいどこへ消えたのか――。
一方、英介のパソコンに隠された“秘密”を巡るパスワード解読もついに大詰めを迎える。手がかりは、デスクトップに表示された夏目漱石『吾輩は猫である』初版本の表紙と、「4ケタ以上の数列」というわずかな情報だけ。難航する中、ルナは決定的なヒントを発見し、ついにパスワードの解読に成功する。
しかし、その先に記されていた内容は、誰も予想しなかった衝撃の真実だった――。
夏目漱石の『吾輩は猫である』に導かれてきたルナと涼子の旅は、どのような結末を迎えるのか。そして、ドラマタイトル「月夜行路」に秘められた意外な意味も明らかになる。
父娘の確執の行方、英介が残した“秘密”、そして「月夜行路」というタイトルに込められた意味――。すべての謎が解き明かされる感動の最終回から目が離せない。
「月夜行路」(毎週水曜日22時放送)は日本テレビ系列で2026年4月8日スタート。原作:秋吉理香子『月夜行路』(講談社)/脚本:清水友佳子/主題歌:緑黄色社会「章」/出演:波瑠、麻生久美、栁俊太郎、作間龍斗(ACEes)、渋川清彦、田中直樹、佐々木希、カズレーザー(メイプル超合金)、久本雅美 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@getsuyakouro」。
◇日本テレビ「月夜行路」番組公式サイト
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