【最終回ネタバレ】「スキャンダル」チ・チャンウクはどちらを選ぶ?映画版とは異なる結末にも注目【第7・8話】
2003年公開のペ・ヨンジュン主演大ヒット映画をより繊細にリメイクしたソン・イェジン、チ・チャンウク、ナナら主演のNetflix「スキャンダル」(原題:스캔들)が9月18日(金)に全8話の独占配信を開始した。ラストを飾る第7話と第8話のあらすじと見どころ、ドラマを深く知るための豆知識など紹介。
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第7・8話では、その生存自体が問題となってしまったヒヨン(ナナ)を守りたいウォン(チ・チャンウク)が、ユン(ソン・イェジン)への忘れられぬ初恋との間で揺れ動き、映画版とは少し異なる展開で究極の決断を下す。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう(ネタバレあり)
「スキャンダル」は、朝鮮時代、優れた才能を持つ女性“チョ氏夫人”と朝鮮最高のプレイボーイ“チョ・ウォン”が繰り広げる大胆で危険な愛の賭けごと、そしてその賭けごとに絡み合う女性“ヒヨン”の話を描いたロマンス時代劇。※navicon特集➡【「スキャンダル」を2倍楽しむ】
ペ・ヨンジュン主演の大ヒット映画『スキャンダル-朝鮮男女相悦之詞』(2003年)のリメイク作品であり、フランスの古典小説『危険な関係』を朝鮮王朝時代を舞台に置き換えて描いている。映画版と同じく「R-18指定」だが、監督は「過激な描写も期待していい」と自信をのぞかせている。(日本では「16+」=視聴推薦16歳以上)
■キャスト➡キャスト・キャラクター(登場人物)を画像、映画版比較、おすすめ作品と共に徹底解説
チョ氏夫人(チョ・ユン)役:ソン・イェジン
チョ・ウォン役:チ・チャンウク
アン・ヒヨン役:ナナ
プニ役:ハン・ソナ(元Secret)
クォン・インホ役:カン・チャニ(SF9)
ソオク役:シン・ユナ
ほか
■第7話あらすじ
都では娘にも手を出したウォン(チ・チャンウク)に罰を与えようと、絵師(キム・グクヒ)を呼び寄せたプニ(ハン・ソナ)が、ウォンとの淫らな行為を描かせ、彼を陥れようと画策する。その頃、ソオク(シン・ユナ)はインホ(カン・チャニ)と密会。道理と義理の間で揺れ動くも、彼女の口づけで、今後も逢瀬を続けることに。ユン(ソン・イェジン)はウンシル(キム・ジアン)を呼び出すと、ウォンとヒヨンの文通の証拠を回収するよう命じた。彼女を目撃したインホは、ヒヨンの部屋で彼女が天主教を信じていることを知る。
ウォンとヒヨンの関係は、もはや最初に交わされた「恋の賭け」だけでは説明できないものになっていた。過ごす時間を重ねるうちに、自分自身がヒヨンを求めるようになっていく。ヒヨンもまた、ユンに言われた通りに亡き夫への貞節を守ろうとしながら、気持ちを抑えきれなくなっていた。ウォンはヒヨンの前で、素顔を見せるようになる。ヒヨンもまた、ウォンを自分の孤独や悲しみを理解してくれる一人の男性として意識するようになる。
ユンは左議政夫人(カン・ジウン)から頼まれた通り、ヒヨンを烈女(亡き夫を追って名誉の自害を遂げた妻)として称えるよう進言するが、夫人の行動で夫婦は言い争いになり、インホによってヒヨンの異教信奉が明らかになると騒動は拡大。夫人に痛めつけられ、ウンシルが白状したことで、文通や、ユンがそれを隠滅したことが知られてしまう。追い討ちをかけるようにプニが春画と共にヒヨンがウォンと夜逃げしたという噂を流布し、ユンの立場は危ぶまれていく。
帰りを急かすユンからの文を受け取りながらも、ヒヨンとの時間を楽しもうとするウォン。祭りの日にはこっそりと街を散策し、花畑で見つめ合い、遂に肌を重ねる。ヒヨンにとっては初めての男性だった。
畑仕事を手伝うというヒヨンに不安を抱きながらも、王に呼ばれ謁見に向かうウォン。ヒヨンは彼に思いを綴った書を託した。それはユンとの賭けに勝った確固たる証拠だったが、ウォンの中でもはや賭けの重要性は低くなっていた。しかし、王はユンからの進言に応えるべく、ウォンにヒヨンの亡骸を探すことを命じる。その頃、畑で仕事をしていたヒヨンはインホに見つかり、ウォンとの関係を勘づかれ、二人は追い詰められていく…。
■見どころ
第7話の見どころは、ウォンとヒヨンの関係が「誘惑する側とされる側」から、互いに本気で惹かれ合う男女へと変わっていくところだ。二人は世間の目を避けながら静かな時間を過ごし、これまでの危険な駆け引きとは違う穏やかな表情を見せるようになる。そして終盤ではナナは大胆なバストアップヌードを、チ・チャンウクも背後からのフルヌードで大胆な濡れ場を熱演した。2003年映画版では、ペ・ヨンジュン演じるウォンとユン、ヒヨンの禁断の関係が比較的テンポよく展開するのに対し、Netflix版ではウォンがヒヨンに心を奪われていく過程をより丁寧に描いているのが特徴。特に、これまで恋愛を遊びとしてきたウォンが、ヒヨンといるときだけ見せる真剣な表情に注目したい。しかし、二人がようやく心を通わせ始めた矢先、ウォンに王からの命令が下される。二人だけの幸福な時間と、身分や社会によって引き裂かれる現実との対比が、この回の切なさを際立たせている。
■豆知識
『教要序論』:左議政の末息子インホが、義姉ヒヨンの部屋で見つけた。中国で活動したイエズス会宣教師フェルディナント・フェルビースト(南懐仁)が1670年に北京で刊行した天主教の教理書。※もっと詳しく⇒ヒヨン(ナナ)が縋った天主教とは?韓国カトリックの歴史
■第8話(最終回)あらすじ
インホに知られたと知ったウォンは、王命に対処し、ヒヨンがこの先誰にも怯えず暮らせるようにすることを約束。ソオクとの関係で脅しインホの口封じに成功し、ユンにもヒヨンと決別し、彼女がまもなく自害すると報告。そして願い通り、ヒヨンの亡骸が見つかったという嘘の書簡を王に届けると約束した。
ウォンはヒヨンとチルソン(クォン・ドギュン)、ウンシルを連れて燕京(現在の北京)に密航する計画を立てる一方で、ユンにも共に遠くへ逃げようと仄めかし、ヒヨンのもとへ急ぐが、彼女は姿を消していた。
消えたヒヨンは男装してユンの屋敷に現れ、焦ったユンは彼女を匿うが、ウォンを止めて欲しいと頼まれ、彼がヒヨンとも共に逃亡を約束していたことを知る。ヒヨンに元通り自害しないのは卑怯だと強固な態度で接するユン。そこにウォンも現れ修羅場に。ユンは逃亡を手伝うと言いながらも、ウォンがどちらを選ぶのか試す。
本当に恋慕っているのはユンだと打ち明けられ、ショックを受けたヒヨンは飛び出し、ユンもまた、初めて涙を流しながらウォンの気持ちを繋ぎ止めようと抱きつく。ウォンは彼女の気持ちに応えると約束して出て行ったものの、ヒヨンを探しに行ったのは明白だった。賭けの全容を打ち明けられたヒヨンは、憎しみを胸に生き抜くと誓い、ウォンのもとを去っていく。二人のやりとりを遠くで見ていたユンは激しく取り乱す。
王宮ではヒヨンは死んだものとして烈女とすることが決まる。王には嘘を見抜かれたものの、縁切りで済んだウォンはどちらの女性も選ばず、たった一人で舟に乗り漢陽を離れると、暗く冷たい川に身を投げ、浮かび上がることはなかった。そうとも知らずウォンを待ち焦がれるユン。
月日が経ち、チルソンとウンシルは下人の身分から解放され、ヒヨンも人知れず天主教を信奉し続ける。インホとスオクの関係が明るみになるも、スオクは懐妊し、ユンの希望は違った形で叶うことに。生死不明のウォンを思い続けるユンは、何もかも捨てて彼と駆け落ちしなかったことを後悔し、自らが提案した賭けで永遠にウォンを失った罪悪感に生涯苦しみながら生きていくことに…。
■見どころ
最終話となる第8話の最大の見どころは、ユンが自ら仕掛けた「恋の賭け」と真正面から向き合うことになる点。ウォンとヒヨンの関係が予想以上に深まったことで、当初は自分が二人を操っているつもりだったユンの計画が大きく狂い始める。そしてついに彼女は二人と直接対峙し、これまで胸の内に隠してきた感情が表面化していく。2003年映画版ではイ・ミスクが演じたユンの妖艶さや策略が強烈な印象を残したが、Netflix版ではソン・イェジンが、自由を奪われた女性としての葛藤や、ウォンへの複雑な感情まで繊細に表現しているのが大きな違い。特に注目したいのは、「他人の恋を操る側」だったユン自身が、最も自分の感情を制御できなくなっていく皮肉。
8話という長編の中で積み重ねられてきた三人の欲望と愛情が、ウォンが自ら身を投げるという衝撃的なクライマックスに続く。これまで恋愛をゲームのように楽しんできたウォンが、最後には自分の命そのものを懸けることになるという展開は、物語の前半との対比も鮮烈だ。映画版と異なり、ウォンの生死はあえて曖昧にされているが、ユンにとっても取り返しのつかない別れとして描かれるため、視聴者にも大きな喪失感を与える。
エピローグでは、これまでの出来事を受けた登場人物たちのその後が描かれ、「誰が賭けに勝ったのか」という単純な話ではなく、愛を弄んでいた人物たちが、最後には自分自身の感情から逃れられなくなる物語として描かれた。映画版では賭けを持ちかけたユンが社会的に破滅するという明確な報いを受けるのに対し、今回のドラマ版では社会的地位を維持しながらも喪失感や罪悪感を持つ「生き残った者」として描かれ、深い余韻を残して締めくくられた。
■豆知識
パンソリ:韓国の伝統芸能。チョン・ジウ監督は、制作発表会で、「映像表現だけでなく、物語の語り口にも独自のスタイルを取り入れた」として、「パンソリ」で始まり「パンソリ」で終わる独自の演出をしている。※もっと詳しく⇒「スキャンダル」は”耳"でも観る!パンソリで始まりパンソリで終わる、官能ロマンスを彩る音楽の秘密
Netflixシリーズ「スキャンダル」は、9月18日(金)より世界独占配信。【「スキャンダル」を2倍楽しむ】では、全話あらすじと見どころ、時代背景、キャスト・キャラクターの徹底解説、映画との違いなど、ドラマの魅力を深掘りしていく。
◇本予告