豪華な配役によるパニック映画の傑作『タワーリング・インフェルノ』

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初期の大掛かりなパニック映画は、人間ドラマがきちっと描かれているために、時代を経ても古びて見えない。『ポセイドン・アドベンチャー』しかり、『大空港』しかり、そしてこの『タワーリング・インフェルノ』も、そうである。
先ごろ亡くなったポール・ニューマンとスティーヴ・マックィーンの初顔合わせ(実際は、ポール・ニューマン主演の『傷だらけの栄光』にマックィーンも出演している)、あるいはウィリアム・ホールデン、フェイ・ダナウェイ、フレッド・アステアなどの豪華キャストばかりが話題になったが、ドラマとしての面白さは見直されていいだろう。

サンフランシスコで、138階建ての世界一高い超高層ビル「グラス・タワー」が落成の日を迎えた。設計者はダグ・ロバーツ(ポール・ニューマン)。
この落成式の最中、ビルの地下室にある発電機が故障、予備の発電機もショートしてしまう。工事は、ロバーツの設計通りには行なわれていなかったのだ。
ロバーツは落成式を中止するよう申し入れるが、断られてしまう。
その間にも、ロバーツたちの知らないところで火災は勢いを増しているのだった……。

役柄的には消防隊のスティーヴ・マックィーンのほうが儲け役だが、受ける側に回ったポール・ニューマンもまたなかなかに良い。けっしてアクの強くない俳優だったが、確実に映画の中に「生きて」いたようである。
  • 監督:ジョン・ギラーミン
  • スティーヴ・マックィーン、ポール・ニューマン、ウィリアム・ホールデン
  • 年月日 ~ 年月日

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