キム・スヒョンの少年時代はヨ・ジング…テレ東「太陽を抱く月」第1-5話あらすじ:恋のさざなみ~涙にかすむ月
テレビ東京(月~金8:15-9:11)にて再放送する「太陽を抱く月」はキム・スヒョン×ハン・ガイン主演で、架空の王と巫女との恋を描き、最高視聴率46.1%を叩き出した美しく幻想的な物語。明日5月22日からの第1話~第5話のあらすじを紹介、YouTubeにて予告動画が公開中だ。
「太陽を抱く月」は、朝鮮時代を舞台に初恋を忘れられない若き王と記憶をなくした美しき巫女の哀しく切ない宮中ラブロマンス。2024年「愛の不時着」の視聴率率21.7%を抜いて、24.9%を叩き出し、tvNドラマ史上1位に輝いた「涙の女王」主演のキム・スヒョンが初めて時代劇に挑戦した2012年の作品。各話の詳しいあらすじと見どころや時代背景、来日イベントレポートなどは、【「太陽を抱く月」を2倍楽しむ】にまとめている。ドラマの序盤は子役時代のヨ・ジング、キム・ユジョン、イ・ミノ、キム・ソヒョン、イム・シワン/ZE:Aらが好演する。
■キャスト(子役)⇒相関図
ホ・ヨヌ/ウォル役:ハン・ガイン(キム・ユジョン)
イ・フォン役:キム・スヒョン(ヨ・ジング)
陽明君役:チョン・イル(イ・ミノ)
ポギョン役:キム・ミンソ(キム・ソヒョン)
ホ・ヨム役:ソン・ジェヒ(イム・シワン/ZE:A)
■第1話「恋のさざなみ」⇒1話ネタバレ
舞台は、女人が政事を壟断し、“女人天下”と呼ばれた朝鮮王朝の中期。架空の王、成祖(ソンジョ)治世の時代。権力欲にまみれた成祖の母、大妃(テビ)は、「天に2つの太陽はいらぬ」と、重臣ユン・デヒョンに銘じて成祖の異母弟を逆賊に仕立てて殺害させる。その現場を目撃した宮廷の巫女アリにも魔の手を伸ばす。傷を負ったアリを助けたのは、成祖が信頼する重臣ホ・ヨンジェの妻シン氏。アリはシン氏の身ごもる胎児に不吉な未来を透視するが、それを告げることはできず、ただその子を必ず守ると約束する。しかしアリは捕えられ、巫女ノギョンにその子を守るように言い遺し処刑される。同じころ、シン氏に優秀な息子ヨムに続いて、娘ヨヌが生まれる。
13年後、宮殿では科挙の合格者が国王から褒美を受ける放榜礼の準備に大わらわ。この日は首席合格したヨムも出席。シン氏は、こちらも聡明な少女に育った娘ヨヌとともに、息子の雄姿を見ようと宮殿に来ていた。そんな中、蝶を追って宮殿の奥に迷い込んだヨヌは、塀を乗り越えようとしている少年に出会う。
韓国で46.1%の驚異の視聴率をたたき出した大ヒットドラマだけに、初回からサスペンスタッチで作りこまれたストーリー展開や、ドラマ冒頭のユン氏の淹れる“花の茶”、ヨヌとフォンとの出会いの美しい映像など見ごたえたっぷり。主人公のフォン役を「王になった男」のヨ・ジング、ヨヌ役を「雲が描いた月明り」キム・ユジョンが初々しく演じている。成り行きでヨヌ相手に淋しい心のうちを話してしまうフォン。早くも恋の芽生えを感じさせてくれる初々しくも胸キュンシーンもあるのでお見逃しなく。
■第2話「ふたつの月」⇒2話ネタバレ
王位後継者・世子フォンは偶然出会った聡明な少女ヨヌに再び会いたいと願っていた。一方、宮殿とは距離を置いて暮らすフォンの異母兄、陽明君は親友であるヨヌの兄、ヨムとウンと久々の再会を喜び、久しぶりに杯を交わしながら土産話に花を咲かせる。そして、フォンの手紙の解読に悩むヨヌには、“解憂石”書いた石と「何を悩んでいるんだ?この石に聞いてごらん。いい解決策が得られるから・・」と、旅の土産を残す。宮廷では王、成祖(ソンジョ)が息子フォンの新しい講師(侍講官)を決める。選ばれたのは、文科の首席合格、人格、容貌とすべて兼ね備えたヨヌの兄、ホ・ヨム。王はヨムが “師匠”であり、“友”にもなれる臣下として大いに喜ぶが、フォンはその講師が、まだ17歳の若いヨムと知り憤慨。大妃ユンもまた、ヨムが王の信頼する大提学ホ・ヨンジェの息子だということで気に入らない。ヨヌは、フォンから兄に託けられた菓子のお礼の手紙を書こうと市場に出向くが、そこで雨に降られある人物が雨宿りに最適な場所へと案内してくれるが…。
その頃ノギョンは悩んでいた。亡き友アリが託した娘が誰なのか、その日もアリの墓前で友に問う。そんなノギョンを大妃が呼び寄せる。ヨヌとボギョンの人相を見させようとするが…。
今回の見どころは何と言ってもイム・シワン(ZE:A)。「ミセン-未生-」などで演技派俳優として高い評価を得ている彼が演じたキラキラ輝くヨム様!放送当時韓国では“ホヨムアリ”(ホヨムに夢中!)という流行語まで跳び出した。また、このシーンをパロディにしたドラマも放送された。詳しくは第2話詳細あらすじで紹介している。またキム・ユジョン扮するヨヌのライバルとなるポギョンの少女時代を演じるのは、「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」のキム・ソヒョン。
■第3話「運命のいたずら」⇒3話ネタバレ
宮廷の前で2人の少女とばったり出会ったノギョンは、その2人からただならぬ運命を感じる。ノギョンを宮廷に呼び付けた大妃ユン氏は、ミナ王女の学友として招いた2人の子女のうち、どちらが世子嬪にふさわしいか人相を見るように指示する。ノギョンは、「一人は王妃の相を持つが、王妃にはなれない運命。もう一人は王妃の相ではないが、王妃になる運命」と見立てる。果たしてヨヌとボギョン、二人の運命はどちらなのか?
そんなことにはまったく気づかぬままヨヌとボギョンは、ミナ王女の学友として再び出会い、宮廷での習わしを学びながら王女との友情を深めていく。ところが、ミナ王女は、ヨヌが憧れのヨムの妹だと知ると、あからさまに関心を示し、ひいきしてボギョンの嫉妬を誘う。ヨヌが入宮することを知ったフォンは、明るい表情で特別な指令をヒョンソンに下す。しかしいまだ世子が自分に怒っていると勘違いするヨヌは…。
ヒョンソン役のチョン・ウンピョのコミカルな演技が楽しいが、今回はフォン相手に脳内図まで持ち出し、二人でコミカルな掛け合いをする。本作の演技にイ・ビョンフン監督がほれ込み、「オクニョ 運命の女(ひと)」の出演につながった。
■第4話「愛の行方」⇒>4話ネタバレ
国巫の予言を聞き意気揚々とするユン・デヒョンの一派はボギョンを世子嬪にするために活発に動き始める。世子嬪選びをすることが決定した大みそかの夜。宮廷でヨヌを見つけたフォンはこっそりヨヌを連れ出し、すぐに世子嬪選びが始まることを告げ、必ず世子嬪になれる、待っていると胸の内を伝える。その一方でフォンは、ユン・デヒョンと大妃ユン氏が身内のボギョンを世子嬪の座に就かせようとしていることにいち早く気づくと、正当な手続きを踏んで世子嬪を選んでほしいと成祖に伝える。国中で年頃の女性の婚礼が禁止され世子嬪選びが始まるが、ヨヌの家では法に忠実であろうとする父と、最終選考まで残ってしまうと、王の女とみなされ生涯結婚できなくなることを心配し、何とかそれを避けたい母が対立する。そんな中、ヨヌは父親の名に恥じないよう堂々としていたいと母親を説得し、世子嬪選びの候補者として名を連ねる。フォンの妹ミナ公主は、日増しにヨムへの想いを募らせ、ついに王に結婚させてほしいとだだをこねる。
いよいよ妃選びの当日。大勢の娘の中から候補が3人に絞られる。王からの最後の質問で后候補が決まる…。
子役(少年)でこれほどまでに色っぽい演技ができるのか?と驚くほど、フォンを演じるヨ・ジングの演技は艶っぽい。また、「雲が描いた月明り」で男装内官を演じたキム・ユジョンが清楚ヨヌ役を演じ、二人のラブラインを盛り上げ、視聴者は、少年少女の淡い恋に胸がキュンキュンさせられるはず。また、「トッケビ」(原題)では美しくも儚い高麗の王妃を演じたキム・ソヒョンは意地悪な少女を演じている。
■第5話「涙にかすむ月」⇒5話ネタバレ
世子嬪に選ばれたヨヌは、その日から別宮の隠月(ウノル)閣で、世子嬪としての礼儀作法を学ぶ。気軽に会えないフォンは、慣れぬ作法の習練に苦労するヨヌを手紙などで励ます。
一方、外戚を警戒し、朝廷から一掃しようする成祖に対抗する大妃は、ユン・デヒョンの娘ポギョンが世子嬪に選ばれなかったことで、自分に刃向かう成祖を戒めるためにも、ヨヌを消そうと考える。そこで星宿庁の存続を理由に、ヨヌの殺害を国巫チャン・ノギョンに命じる。ノギョンは葛藤するが、星宿庁の存続のためこれを引き受ける。ノギョンに呪術をかけられたヨヌは、その日から得体の知れない病気にかかってしまい、じわじわとヨヌの体はむしばまれていき、ユン・デヒョン一派の上奏のせいで、王宮から追い出されてしまう。涙で去りゆくヨヌを追いかけようとするフォンだが、ユン大妃がこれを阻む。大妃はひょうきんを装うフォンの中の王材に気づき、警戒していた。
家に帰っても依然として快方に向かわないヨヌの症状。ノギョンが訪れ、ヨヌを苦しみから救う唯一の方法を父のホ・ヨンジェに教えるが…。一方、ヨヌが心配で仕方がないフォンは、ある方法で王宮を抜け出しヨヌの元へ駆けつけるのだった…。
もはや子役の演技とは思えない悲恋に号泣しきり!今回は前半の山場。韓国では、ここで視聴率を伸ばすきっかけとなった回だ。詳しくは第5話詳細あらすじを参照されたい。
◇テレビ東京「太陽を抱く月」番組サイト
2024年5月22日スタート 月-金8:15-9:11 再放送
2015年11月2日-11月27日 月-金8:15-9:11 終了
◇YouTube|vap official「太陽を抱く月」予告動画
【作品詳細】【「太陽を抱く月」を2倍楽しむ】