ついに記憶がよみがえる…テレ東「太陽を抱く月」第11-15話あらすじ:許されぬ縁~深まる謎

06月04日09時18分ドラマ
(C)2012MBC

陽明君(チョンイル)に続いてフォン(キム・スヒョン)もウォルがヨヌ(ハン・ガイン)でないかと疑いはじめ、ついにヨヌが記憶を取り戻す!テレビ東京で再放送の「太陽を抱く月」第11話~15話のあらすじを紹介、番組公式サイトで告知動画が公開されている。



「太陽を抱く月」は、朝鮮時代を舞台に初恋を忘れられない若き王と記憶をなくした美しき巫女の哀しく切ない宮中ラブロマンス。2024年「愛の不時着」の視聴率率21.7%を抜いて、24.9%を叩き出し、tvNドラマ史上1位に輝いた「涙の女王」主演のキム・スヒョンが初めて時代劇に挑戦した2012年の作品。各話の詳しいあらすじと見どころや時代背景、来日イベントレポートなどは、【「太陽を抱く月」を2倍楽しむ】にまとめている。ドラマの序盤は子役時代のヨ・ジング、キム・ユジョン、イ・ミノ、キム・ソヒョン、イム・シワン/ZE:Aらが好演する。

■キャスト(子役)⇒相関図
ホ・ヨヌ/ウォル役:ハン・ガイン(キム・ユジョン)
イ・フォン役:キム・スヒョン(ヨ・ジング)
陽明君役:チョン・イル(イ・ミノ)
ポギョン役:キム・ミンソ(キム・ソヒョン)
ホ・ヨム役:ソン・ジェヒ(イム・シワン/ZE:A)

■第11話「許されぬ縁」⇒ネタバレ、見どころ、場面写真
陽明君は王宮殿に向かうウォルを引き止め、「自分のことを覚えているか?」と詰め寄る。しかし、ノギョンが陽明君を制し、ウォルに近づけばあの子が危険にさらされる。近づかないでくれと警告する。ところが王宮殿に到着したウォルは、今度はフォンからも、過去の記憶について矢継ぎ早に質問を浴びせかけられる。フォンもまたウォルがヨヌではないかという思いに駆られたのだ。ウォルはそれまで耐えていた思いが爆発し、「フォンの心にいる見知らぬ誰かと、顔は似ているかもしれないが、自分はその人ではない。質問があるならその人に質問してほしい」と混乱する頭で涙を流しながら答える。 星宿庁に戻ったノギョンは、陽明君に口を滑らせたチャンシルをこっぴどく叱りつけて宮廷から追い出そうとする。その時…。 陽明君は寺で偶然、フォンの安泰を祈っていた母親に会う。実の息子以上にフォンを第一に考える母。ヨヌだけでなく、ウォルもまた自分より先にフォンと出会っていたのか?陽明君はたまらず母に向かってある決意を口にする。 ウォルは、ノギョンにチャンシルやソルと一緒に星宿庁から出ていきたいと申し出る。事情を察したノギョンは、ユン大妃を訪ね、その帰りにポギョンと出会う。

※豆知識(うつくしい螺鈿細工):ヨヌの遺した最後の文、ウォルが寄越した手紙…。フォンがこの2通を広げた机にお気づきだろうか?フォンの部屋の箪笥にも施された貝殻の模様に。これは、"螺鈿”(らでん)といって、漆とともに朝鮮時代の伝統工芸品としてドラマにもたびたび登場する。家具だけでなく、フォンも持っていた文箱や櫛、硯箱などに使われ、両班の優美な生活を表す小道具として使われている。現代でも韓国の土産物屋で螺鈿模様のブローチなどにして売られている。螺鈿自体は、日本でも奈良時代に唐から伝わり、琥珀や鼈甲と組み合わせて楽器などの装飾につかわれた。
そういえば、イ・ビョンフン監督の「商道」で、商才にたける主人公のサンオクが、農作に向かない土地に住む民たちが両班たちの横行に苦しめられているのを目撃し、やせた土地の新たな活用法として、漆の栽培と螺鈿漆器の生産を思いつく場面がある。⇒「商道」第42話


■第12話「切なき恋心」ネタバレあらすじ
市場で人形劇を見ているウォルとフォンを見つけた陽明君は、耐え切れずに踵を返し、ウンは2人の様子からフォンがウォルに特別な感情を抱いていることを知る。人形劇を見たウォルとフォンは話をしながら宮殿へと戻る。別れ際、その夜もまた会えると思っているフォンに、ウォルは厄受け巫女を辞めたことを言えなかった。ウォルが星宿庁の前に着くと、待っていた陽明君が現れ声をかける。その頃ユン・デヒョンはフォンがお忍びで町に出た理由に考えを巡らせる。ウォルは、星宿庁を去ることを心に決めたウォルは、自分の前でほほ笑んでいたフォンの姿を目に浮かべ、どうしても黙って立ち去ることが出来ない。最後に挨拶をするために大殿に行かせてほしいとノギョンに懇願する。ウォルの気持ちが揺れているのを知り、叱りつけるノギョンだが、ウォルの願いを断り切れない。
フォンとポギョンの営みの日が決まる。ポギョンはフォンが拒めぬよう策略を巡らす。一方、フォンは8年前のヨヌの死の調査を秘かに続けていた。

第12話では、前回も楽しく(?)言い合ったフォンとウォルが、人形劇を観終わった後でも楽しく会話する。打てば響くようなウォルとの会話は、フォンの日ごろのうっぷんをきれいに解消してくれる。夜、ウォルが来るのを借りたお金を握りしめて待つフォン!果たしてこの後どんな展開になるのか?まるで愛の告白ともとれるフォンの熱いセリフをお聞き逃しなく。また、陽明君の方でもウォルに切ない心の内を伝えるので、こちらもお聞き逃しなく。また、ヨヌの死の真相についても一歩進展するのでお楽しみに。

■第13話「ただひとつの望み」13話ネタバレあらすじ
夜とぎの日を迎えたフォンはポギョンを抱き寄せるが、急に胸を押さえて苦しみ始める。ポギョンは一瞬仮病を疑うが、フォンはそのまま気を失ってしまい宮廷は緊急事態に陥る。そのころ、陽明君はウォルに熱い思いを伝え、ウォルは自分に心を寄せてくれたことに対して、人として扱ってくれてありがたいと感謝の言葉を伝える。しかし、そこにフォンが原因不明の病で倒れたという知らせが届く。驚いたウォルは康寧殿に行き苦しむフォンを見て涙を流す。すると、ウォルが来たとたんフォンの荒い呼吸は収まり、見る見る症状が好転。その様子を目の辺りにした臣下たちはただただ驚く。
ボギョンは自分に恥をかかせたフォンに恨みを抱き、父ユン・デヒョンと共謀して、フォンの病の原因をウォルの呪のせいにし、フォンの名誉を失墜させようと隠謀を図る。
ホン・ギュテはヨヌの死に関する謎を解くために医院を訪ねていくのだが、ウォルはフォンに呪いをかけた大逆罪の疑いで捕らえられてしまう。

第13話冒頭、フォンの気品あふれる色気の中の冷たい表情から悶絶、気絶…キム・スヒョンのみごとなひとり芝居をじっくり堪能されたい。そして夫の気絶が自分との夜伽を拒んでの心の叫びとあっては、妻のプライドはズタズタ!しかも、別の女が来た途端、症状が全壊するとは…!妻としては決して許せない。これを演じたのが、「トキメキ☆成均館スキャンダル」では朝鮮一の妓生を演じて世の男たちを虜にしたキム・ミンソとは…。まさにキャスティングの妙が光る。メラメラ燃え上がる嫉妬の演技もお見逃しなく。しかし哀れなのはウォル。果たしてウォルは…。

■第14話「天変の時」14話ネタバレと見どころ
死罪を免れたものの、「淫」の字が刻印された服を着たまま、罪人として監視されながら生きていくことになったウォルは、活人署(ファリンソ)へ送られる。フォンはウォルを守るために、大王大妃一派との対立を避け、言いなりになる。朝廷で主導権を奪われたフォンは便殿で臣下たちに侮辱される。7日後の皆既日食の儀式に臨んで、自らを戒めるようにという進言や、陽明君への自宅謹慎の罰の決定も受け入れる。夜遅く義禁府の牢獄にいるウォルを訪ねたフォンは、自分がウォルを通してヨヌを見ていたことを告げ、自分から遠ざかるよう命じる。ウォルは素直にこれに従うと答える。しかしそれがウォルを守るために自分から遠ざけるしかなかったフォンは、あまりのつらさに涙を流す。 一方、亡くなったヨヌの泣き声が隠月(ウノル)閣から聞こえるというウワサが広がり、ボギョンと大王大妃は夜毎、その泣き声に悩まされる。さらに、ポギョンはフォンがウォルのいる牢獄に1人で行ったことを知り、 さらにショックを受ける。 西活人署に連れて行かれたウォルは正体不明の男たちに拉致される。知らせを受けたヤンミョンは驚いて飛び出していくが、ウンに止められてしまう。

まずは、フォンが牢にいるウォルに会いに行くシーン。表情を隠してウォルに別れを告げるシーン。そしてその後、ウンとのツーショットは号泣必至!お見逃しなく。また、前回、フォンが大王大妃に願い出たおかげでウォルの拷問が取りやめになったことを知らなかった陽明君は、今回、「自宅謹慎の罰」も王命と聞き、とうとう陽明君の心はフォンへの憎しみでいっぱいになってしまう。誤解から生まれた弟への嫉妬と憎しみを演じるチョン・イルの美しい表情に注目!ところで美しい顔への焼印を押されることは免れたウォルが、追いやられた“活人署”は、「宮廷女官チャングムの誓い」「トンイ」「ホ・ジュン~宮廷医官への道」などでもおなじみの場所。病人と流人の世話をする部署。詳しくは【朝鮮王朝豆知識】で紹介。

■第15話「深まる謎」15話ネタバレと見どころ
ヨヌとしてのすべての記憶を取り戻したウォルは、ソルに会い、すべてを思い出したことを明かし、8年も黙っていた理由を問う。すべてがヨヌを守るためだったと、ノギョンから聞いた話をするソル。その話を聞きながら8年前の状況を思い出し、胸を詰まらせるヨヌ。ヨヌはさまざまな疑問へのノギョンの答えを知るが、どうも釈然としない。そこで誰が味方で誰が敵なのかを知るまで当分は慌てて動くまいと心に決める。ヨヌの記憶が戻ったことを喜んだソルはヨヌの指示に従って、世子嬪の時に世話をしてくれたノ尚宮に会いに行く。 陽明君の家の前を立ちふさいでいた兵士に撤退するよう命じたウンは、ウォルを探しに活人署へと向かう陽明君を引き止めようとするが、冷たい表情の陽明君を見たウンはそれ以上引き止めることができない。記憶を取り戻したヨヌは、そのままウォルとして活人署に行き、人々の悲惨な状況に胸を痛める。そして、そこで思いがけない人物と再会する。その人物とは…。一方、フォンはホン・ギュテに世子嬪が発病して倒れた夜、一体何があったのか詳細を調べるように命じる。ヨヌの死に呪術がからんでいると察したフォンは、ノギョンの関与を疑う…。

これまでは、ヨヌの思い出を単なる神技のためとそれを封印し、気弱なイメージのウォル(ヨヌ)だったが、記憶を取り戻したヨヌは、持ち前の聡明さと少女のころのような毅然とした態度を取り戻す。ヨヌが美しい王妃姿になっているシーンや、父の墓で泣き崩れる母の姿を見て涙するヨヌ、そして子供たちと楽しく遊ぶなど、ハン・ガインの熱演に注目。それぞれどの場面で見られるのか?どうぞお見逃しなく。ところで、子供たちと遊ぶシーンで、野球のようなゲーム“チャッチギ”が登場する。しゃがんで細い棒で小枝を打つのだが、実際の撮影で、ハン・ガインはこのゲームがとてもうまく、キム・スヒョンたちも適わなかったらしい。

テレビ東京「太陽を抱く月」番組サイト
 2024年5月22日スタート 月-金8:15-9:11 再放送
 2015年11月2日-11月27日 月-金8:15-9:11 終了
YouTube|vap official「太陽を抱く月」予告動画

kandoratop【作品詳細】【「太陽を抱く月」を2倍楽しむ】