【韓ドラコラム】「トッケビ」時代背景①:第1話は鎌倉時代と同じ高麗王朝の武臣政権?
日本でのリリースが2018年早春と発表されてますます注目を集めている「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」だが、ドラマ第1話で描かれる高麗王朝はどんな時代だったのか?今回は舞台となった時代背景をご紹介!予告動画は公式サイトで公開予定。待ちきれない方はYoutubeでも公開している。
「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」は、高麗の神の力によって不滅の命を与えられ“トッケビ”になってしまった高麗の英雄が、900年の時を経て、その命を終わらせることができる唯一の存在“トッケビの花嫁”と出会ったことで始まる壮大なファンタジーラブロマンス。
“トッケビ”についての解説や作品、邦題についてなどは【「トッケビ」を2倍楽しむ】で詳しく紹介。
■高麗王朝(918~1392)ってどんな時代?
まず、高麗の歴史を駆け足で紹介しよう。詳しく知りたい方は高麗時代①と高麗時代②を参考にされたい。
<初期>
前王朝の新羅が衰退し、高句麗の流れを汲む高麗に併合され、高麗の始祖・王建(ワンゴン)が936年に朝鮮半島を統一。科挙制度を施行して官僚制度の整備し、官僚国家として発展し、仏教を国教とし多才な仏教文化が花開いた。
※「太祖王建」「光宗大王-帝国の朝-」「輝くか、狂うか」「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」など
<中期>
12世紀ころには高麗青磁や金属活字などの技術が発達し輝かしい時代を築いた。その一方で、外敵の侵略や、官僚たち、とくに文臣たちの腐敗が進み、虐げられた武臣たちの不満が爆発して、武臣たちが政権運営を開始した。
※「武人時代」「武神」など
<後期>
13世紀半ばには、モンゴル(元)に服属して属国となり、元による厳しい内政干渉や収奪を受けて国は次第に疲弊していく。1392年李成桂将軍により、高麗王朝は滅ぼされ、475年間の王朝は幕をとじた。
※「シンイ-信義-」や「六龍が飛ぶ」、舞台を元に移した「奇皇后」など
同じ時代を描いたドラマに他にどんなものがあるのか【「ドラマの年表:南北国~高麗時代」でチェックできる。
■「トッケビ」第1話の舞台は?
ドラマ紹介には“900年の時を経て”とあるのでドラマの舞台は12世紀ごろ。高麗時代中期から後期に入ったあたりと考えればいいだろう。
【韓国歴史年表】でこの時代が日本のいつの時代になるのか見てみると、鎌倉時代(1185年~1333年)。奇しくも日本でも腐敗した貴族政権を打倒して武士による政権を打ち立てた時代だ。
次回は、ここで紹介した時代背景を踏まえて、コン・ユが演じたキム・シンのモデルになった人物を考えてみたい。
【「トッケビ」を2倍楽しむ】では、今後も本作の見どころや、時代背景、インタビュー、各話のあらすじ、キャストの魅力や豆知識をまとめていくのでお楽しみに。
◇「トッケビ」公式サイト
◇Youtube|Mnet「トッケビ」予告動画
【作品詳細】【「トッケビ」を2倍楽しむ】
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