韓国ドラマ「帝王の娘 スベクヒャン」時代背景(三国時代・百済)をざっと知る!予告動画

2019年01月23日13時43分ドラマ
©2013-4 MBC

「浪漫ドクターキム・サブ」「愛の温度」「三銃士」のソ・ヒョンジンと「タムナ 〜Love the Island〜」「瑠璃<ガラス>の仮面」のソウが姉妹役で、「薯童謠‐ソドンヨ‐」で30代王・武王役を演じたチョ・ヒョンジェが10年ぶりに三国時代の百済の王子に扮したドラマ「帝王の娘 スベクヒャン」の舞台背景をご紹介!オフィシャルチャンネルにて予告動画が公開中だ。

※以下たくさんの図表を開きます。不要になった図表は適時閉じてくださいね。

■三国時代
舞台となった百済を知る前に朝鮮半島の歴史を【韓国の歴史年表】で確認してみよう。
古代朝鮮が滅んだあと、新羅、高句麗、百済、伽耶(小国による連盟国)の4国が興る。6世紀に伽耶が新羅によって滅亡させられた後、7世紀までは新羅、高句麗、百済の3国が互いにしのぎを削った。こちらに【地図】があるので、現在の韓半島と三国時代の地図と見比べてみよう。

■百済の建国((神話ではBC18年)346年頃~660年、半島南西部地方)
3国の中でも百済は、日本や外国とのかかわりが最も多かった国とされており、日本にも多くの文化や影響を与えた。百済の建国については諸説あるが、「三国史記」の建国説話によると、高句麗の始祖・朱蒙(チュモン)の息子・温祚(オンジョ)が現在のソウル付近に百済を建国したとある。近年、漢江地域で百済のものだと思われる土器や遺物が発見されている。
建国エピソードについてはドラマ「朱蒙」でも終盤で描かれている。

スベクヒャン  左、武寧王、ユン(イ・ジェリョン扮)
  右、ミョンノン(後の聖王、チョ・ヒョンジェ扮)
■ドラマの舞台
次にドラマの年表【神話(古朝鮮)~三国時代】を開いてみよう。このドラマの背景となったとなったのは24代・東城王~26代・聖王の治世。
舞台からさかのぼること100年、4世紀の中頃、第13代・近肖古王の頃には半島の中部をほぼ掌握し百済はもっとも大きな力を持った。近肖古王の活躍を描いたドラマが「百済の王 クンチョゴワン」だ。
しかし、4世紀末高句麗の広開土王の南下政策により多くの領土を喪失した。「太王四神記」の舞台となった時代。
これに対抗すべく、倭や新羅と手を結び、高句麗に対抗。だが、高句麗の侵攻は防げず、首都陥落、熊津(ウンジン)に遷都し国力回復に努める。

そして、24代・東城王と25代・武寧王の代にはそうした損失をある程度取り戻し、首都を泗泚(サビ)に移し、王権の強化を図った。
さらに、百済は新羅や伽耶と連携して高句麗に奪われた漢江下流地域を奪回するが、今度は新羅に領土を奪われ激しい対立が起きる。新羅とは隣接し常にお互いの脅威を感じることとなり、660年新羅と唐との連合軍に倒されることに。
新羅ともっとも緊張感があったこのころを舞台にしたドラマに「善徳女王」「薯童謠」「階伯〔ケべク〕」などがある。

「帝王の娘スベクヒャン」は、親子の絆やロマンスに重きを置いた作品なので、こうした時代背景をざっと頭に入れておけば、詳しい時代背景を知らなくても十分楽しめる。
【韓流コーナー】にはドラマ視聴に役立つもっと詳しい豆知識やドラマの紹介があるのであわせてチェックをどうぞ。

【「スベクヒャン」を2倍楽しむ】では、ドラマの時代背景や各話の詳しいあらすじと見どころ、キャストの魅力をまとめて紹介している。

Youtube「帝王の娘 スベクヒャン」予告動画

kandoratop【作品詳細】【「スベクヒャン」を2倍楽しむ】